旧豊洲橋の撤去工事…1
●豊洲の名を冠した橋というと、今では春海運河に建設中の、豊洲大橋の方が有名になってしまいましたが…。豊洲運河の第一橋、豊洲水門にほど近いところに架かっていた旧豊洲橋は、私にとってなじみ深い橋でした。
併設された新橋の竣工にともない、撤去工事が進んでゆくさまを、ここ数回の航行の折に、カメラを向ける機会がありましたので、例によってまずい写真ではありますが、ご覧に入れたいと思います。
●8月9日、佐藤氏と江東内部河川をめぐった帰りに通ってみると、中央径間がすでに外され、鈑桁の断面があらわになっていました。
「橋の断面が見られるのは、めったにありませんよ!」などと、思わず余計な観光ガイドをしてしまいましたが、普段見られないものを目の当たりにするのは、正直興奮するものです。
●工事は豊洲側から始まっていたようで、桁はそのほとんどが外されており、わずかに一対を残すのみでした。
橋脚の右手に立つ鋼管は、併設されていた水管橋の脚、その右は船がぶつからないようにする、防護工です。
●上の一週間後、境川を走った帰路、8月16日の状態。
日にちもたっていないことだし、あまり変わりはないかな…と思っていたら、ちゃんと進捗していました。

●何ていうんでしょう、仕切りというか、肋材というか、断面にあった部材が一枚おきに外されて、互いが動かないように、ロープが渡されていました。
ゲルバー鋼桁橋の特徴、中央径間を支える突桁部の形状が見られるという、またとない機会とはいえ、橋の終焉―それも決して古過ぎるとは思えない、昭和36年竣工の橋―に立ち会っているのですから、寂寥感がないわけではありません。
17年前ですか、初めて豊洲運河を訪れたときは、まだ運河沿いにクレーンを突き出した上屋が建ち並び、臨海部の艀船運河のムードが、色濃く残っていたことを思い出します。今のように巨大マンション群が林立することなど、想像もできない雰囲気でした。
●9月6日、臨海大橋のクレーン群を見た帰りに立ち寄ると、さすがに桁は、きれいさっぱり撤去済み…。
水管橋の橋脚に設けられていた、足場も取り払われて、工事も一段落した雰囲気ですね。
【撮影地点のMapion地図】
(『旧豊洲橋の撤去工事…2』につづく)

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併設された新橋の竣工にともない、撤去工事が進んでゆくさまを、ここ数回の航行の折に、カメラを向ける機会がありましたので、例によってまずい写真ではありますが、ご覧に入れたいと思います。
●8月9日、佐藤氏と江東内部河川をめぐった帰りに通ってみると、中央径間がすでに外され、鈑桁の断面があらわになっていました。「橋の断面が見られるのは、めったにありませんよ!」などと、思わず余計な観光ガイドをしてしまいましたが、普段見られないものを目の当たりにするのは、正直興奮するものです。
●工事は豊洲側から始まっていたようで、桁はそのほとんどが外されており、わずかに一対を残すのみでした。橋脚の右手に立つ鋼管は、併設されていた水管橋の脚、その右は船がぶつからないようにする、防護工です。
●上の一週間後、境川を走った帰路、8月16日の状態。日にちもたっていないことだし、あまり変わりはないかな…と思っていたら、ちゃんと進捗していました。

●何ていうんでしょう、仕切りというか、肋材というか、断面にあった部材が一枚おきに外されて、互いが動かないように、ロープが渡されていました。
ゲルバー鋼桁橋の特徴、中央径間を支える突桁部の形状が見られるという、またとない機会とはいえ、橋の終焉―それも決して古過ぎるとは思えない、昭和36年竣工の橋―に立ち会っているのですから、寂寥感がないわけではありません。
17年前ですか、初めて豊洲運河を訪れたときは、まだ運河沿いにクレーンを突き出した上屋が建ち並び、臨海部の艀船運河のムードが、色濃く残っていたことを思い出します。今のように巨大マンション群が林立することなど、想像もできない雰囲気でした。
●9月6日、臨海大橋のクレーン群を見た帰りに立ち寄ると、さすがに桁は、きれいさっぱり撤去済み…。水管橋の橋脚に設けられていた、足場も取り払われて、工事も一段落した雰囲気ですね。
【撮影地点のMapion地図】
(『旧豊洲橋の撤去工事…2』につづく)
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なんちゃって閘門・豊水門…2
(『なんちゃって閘門・豊水門…1』のつづき)
●よく見ると、背割堤の上はコンクリートのフタをされていたりと、明らかに違う雰囲気を発してはいるものの、この角度からのたたずまい、実に閘門っぽくて、惜しい感じすらするのですが。
排水機場の建物の向こうには、堤防を貫通した樋門があり、小堀川の余水を利根川に排水するしくみになっていました。「なんちゃって閘門」は、排水機場の呑口であったわけです。
●小堀川は、堤防と田んぼに挟まれたかたちで、利根川とほぼ平行して流れており、人家からは少し離れているため、水門の周りも至ってのどか。
やはり、ここも穴場のひとつなのか、釣り人さんの姿はちらほら見られましたが、例によって私がウロウロしだすと、いつのまにかいなくなってしまいました。ゴメンナサイ。
いや、大声で騒いだり、走り回ったりなどしていませんよ、決して。

●巻上機室を見上げて。堰柱はコンクリートの地肌のまま、トップのみ白く塗り上げられており、その塗装も少々くたびれているあたり、ひなびた田園の水門らしい雰囲気…。
閘門でなかったのは、さすがにがっかりはしたものの、水の匂いをかぎつつ、水門の表情を眺めるのは、やはり楽しいもの。寄り道してよかった!
●…とは言いつつも、まだあきらめ切れていない部分もあり、「なんちゃって閘門」の、閘室になるはず(でもなんでもない)だった部分を、じっと眺めてしまう船頭。
この角度から見ると、フネ通れそうなんだよなあ…イヤ、もういい加減あきらめましょう。
●「なんちゃって閘門」の正式名称は、豊水門導水路ゲート。水門を閉じた後も、その上流と下流いずれからも自在に排水ができるよう、考えられた仕組みのようですね。
この閘門バカをかつぐとは、さすが水郷、あなどれない…と、いつもと同じようなことをつぶやきつつ、何度目かの水郷訪問を終え、帰路につきました。
(21年7月20日撮影)
(この項おわり)

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●よく見ると、背割堤の上はコンクリートのフタをされていたりと、明らかに違う雰囲気を発してはいるものの、この角度からのたたずまい、実に閘門っぽくて、惜しい感じすらするのですが。排水機場の建物の向こうには、堤防を貫通した樋門があり、小堀川の余水を利根川に排水するしくみになっていました。「なんちゃって閘門」は、排水機場の呑口であったわけです。
●小堀川は、堤防と田んぼに挟まれたかたちで、利根川とほぼ平行して流れており、人家からは少し離れているため、水門の周りも至ってのどか。やはり、ここも穴場のひとつなのか、釣り人さんの姿はちらほら見られましたが、例によって私がウロウロしだすと、いつのまにかいなくなってしまいました。ゴメンナサイ。
いや、大声で騒いだり、走り回ったりなどしていませんよ、決して。

●巻上機室を見上げて。堰柱はコンクリートの地肌のまま、トップのみ白く塗り上げられており、その塗装も少々くたびれているあたり、ひなびた田園の水門らしい雰囲気…。
閘門でなかったのは、さすがにがっかりはしたものの、水の匂いをかぎつつ、水門の表情を眺めるのは、やはり楽しいもの。寄り道してよかった!
●…とは言いつつも、まだあきらめ切れていない部分もあり、「なんちゃって閘門」の、閘室になるはず(でもなんでもない)だった部分を、じっと眺めてしまう船頭。この角度から見ると、フネ通れそうなんだよなあ…イヤ、もういい加減あきらめましょう。
●「なんちゃって閘門」の正式名称は、豊水門導水路ゲート。水門を閉じた後も、その上流と下流いずれからも自在に排水ができるよう、考えられた仕組みのようですね。この閘門バカをかつぐとは、さすが水郷、あなどれない…と、いつもと同じようなことをつぶやきつつ、何度目かの水郷訪問を終え、帰路につきました。
(21年7月20日撮影)
(この項おわり)
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なんちゃって閘門・豊水門…1
(『浪逆浦閘門…2』のつづき)
●利根川北岸をいったん下って、小見川大橋を渡り、香取神宮にお参りしてから帰ろうとしていた道々のこと。
水門が視界に入ってきたので、嬉しくなってクルマを降り、まずは高いところから眺めようと、堤防の上へ。
その水門とは…。

●小堀川の豊水門。佐藤淳一氏の「Floodgates」リスト32にも収録されている水門ですが、気になっていたのが、ご覧のように3門のうち、小さい径間のゲートが一つあったこと。
こういう、片寄せて設けてある小径間のゲートは、閘門である公算が高い!
閘門バカ約一名、期待に胸をふくふくと膨らませて、にじり寄ってみると…。
●小径間ゲートの向こうに、もう一組堰柱が見える!
好感度ならぬ、閘門度急上昇!
期待を裏切らない展開に、コーフンして鼻息も荒く、小走りに写真左手の橋へ。

●………あれ?
右径間の水路のカタチが変…。
これでは船が出入りできない…。扉体の前に、何か格子みたいなモノも見えるし…。
脳内をめぐる言葉に、「…」が多くなり、高揚した気分が、ひゅ〜と音を立てて急降下。
これはもしかして…。
●反対側に回ってみて、こちらのゲート前にもゴミよけの格子が。残念…。
「なんちゃって閘門」でした。
どうやら、排水機場のゲートだったようですね。う〜ん、それにしても、まぎらわしいぞ豊水門君!
勘違いを棚に上げて、水門に八つ当たり。気分なおしに、周りを少しお散歩してから帰りましょう。
【撮影地点のMapion地図】
(21年7月20日撮影)
(『なんちゃって閘門・豊水門…2』につづく)

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●利根川北岸をいったん下って、小見川大橋を渡り、香取神宮にお参りしてから帰ろうとしていた道々のこと。水門が視界に入ってきたので、嬉しくなってクルマを降り、まずは高いところから眺めようと、堤防の上へ。
その水門とは…。

●小堀川の豊水門。佐藤淳一氏の「Floodgates」リスト32にも収録されている水門ですが、気になっていたのが、ご覧のように3門のうち、小さい径間のゲートが一つあったこと。
こういう、片寄せて設けてある小径間のゲートは、閘門である公算が高い!
閘門バカ約一名、期待に胸をふくふくと膨らませて、にじり寄ってみると…。
●小径間ゲートの向こうに、もう一組堰柱が見える! 好感度ならぬ、閘門度急上昇!
期待を裏切らない展開に、コーフンして鼻息も荒く、小走りに写真左手の橋へ。

●………あれ?
右径間の水路のカタチが変…。
これでは船が出入りできない…。扉体の前に、何か格子みたいなモノも見えるし…。
脳内をめぐる言葉に、「…」が多くなり、高揚した気分が、ひゅ〜と音を立てて急降下。
これはもしかして…。
●反対側に回ってみて、こちらのゲート前にもゴミよけの格子が。残念…。「なんちゃって閘門」でした。
どうやら、排水機場のゲートだったようですね。う〜ん、それにしても、まぎらわしいぞ豊水門君!
勘違いを棚に上げて、水門に八つ当たり。気分なおしに、周りを少しお散歩してから帰りましょう。
【撮影地点のMapion地図】
(21年7月20日撮影)
(『なんちゃって閘門・豊水門…2』につづく)
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浪逆浦閘門…2
(『浪逆浦閘門…1』のつづき)
●閘室内の側壁には、下利根流域の閘門ではおなじみ、セルフ操作の把手が設けられ、通航船側からの操作によって、随時運転ができるようになっています。繋船用のチェーンが渡されているのも同様です。
風が強いせいか、閘門付近では必ず見られる釣り人さんの姿はなく、こう言っては何ですが、気兼ねのない閘門見物を楽しむことができました…。
●メーカーズプレートが、堰柱に二枚並べて貼ってあるのを発見。読んでみると、左の赤錆びたものは全体の施工、右がゲートとその運転設備のメーカーのようです。
全体の施工は鹿島建設、ゲート周りは日本自動ダム。数字を拾ってみると、扉体の径間6・4m、高さ5.5m。全長25mは、閘室の寸法か、全体の長さかはわかりません。
●もう一枚のプレートは、管理者である水資源開発公団によって、後年貼られたもののようです。
しかし、設置年が下るごとに、プレートの造作が安っぽくなってきているのがなんとも。無駄遣いをつつしむのはもちろん結構なのですが、土木施設の来歴を示すある種の「顔」にあたるだけに、銘板のたぐいはしっかりとしたこしらえにして損はないと思うのですが、皆さんはいかがお考えでしょうか。
●これは外浪逆浦側に設けられている、通航船に向けての注意書きですが、通航時間の項を読んでちょっと驚きました。
「通航時間…午前零時から午後12時まで」
真夜中からお昼まで? 普通、朝×時から夕方×時まで、だと思うのですが…、管理上の理由? それとも、夜中に用がある船がいる、ということ? 午後に通航ができないというのは、このあたりの生活サイクルからすると、困ってしまうような気がするのですが…。いずれにせよ、こんな通航時間の閘門は初めてです!

●閘門から西側、与田浦に通じるエンマを眺めて。外浪逆浦は白波が立っていても、風裏で、しかも水面の狭いこちらは穏やか。内水のありがたさを実感します。
閘門群生地帯、水郷と下利根流域の閘門たちが大好きで、ここ数年ずいぶん見て回ってきましたが、まだいくつか訪ねていない閘門が残っています。またこのあたりに遊びに来がてら、いずれその全てに会ってみたいものですねえ。
(21年7月20日撮影)
(『なんちゃって閘門・豊水門…1』につづく)

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●閘室内の側壁には、下利根流域の閘門ではおなじみ、セルフ操作の把手が設けられ、通航船側からの操作によって、随時運転ができるようになっています。繋船用のチェーンが渡されているのも同様です。風が強いせいか、閘門付近では必ず見られる釣り人さんの姿はなく、こう言っては何ですが、気兼ねのない閘門見物を楽しむことができました…。
●メーカーズプレートが、堰柱に二枚並べて貼ってあるのを発見。読んでみると、左の赤錆びたものは全体の施工、右がゲートとその運転設備のメーカーのようです。全体の施工は鹿島建設、ゲート周りは日本自動ダム。数字を拾ってみると、扉体の径間6・4m、高さ5.5m。全長25mは、閘室の寸法か、全体の長さかはわかりません。
●もう一枚のプレートは、管理者である水資源開発公団によって、後年貼られたもののようです。しかし、設置年が下るごとに、プレートの造作が安っぽくなってきているのがなんとも。無駄遣いをつつしむのはもちろん結構なのですが、土木施設の来歴を示すある種の「顔」にあたるだけに、銘板のたぐいはしっかりとしたこしらえにして損はないと思うのですが、皆さんはいかがお考えでしょうか。
●これは外浪逆浦側に設けられている、通航船に向けての注意書きですが、通航時間の項を読んでちょっと驚きました。「通航時間…午前零時から午後12時まで」
真夜中からお昼まで? 普通、朝×時から夕方×時まで、だと思うのですが…、管理上の理由? それとも、夜中に用がある船がいる、ということ? 午後に通航ができないというのは、このあたりの生活サイクルからすると、困ってしまうような気がするのですが…。いずれにせよ、こんな通航時間の閘門は初めてです!

●閘門から西側、与田浦に通じるエンマを眺めて。外浪逆浦は白波が立っていても、風裏で、しかも水面の狭いこちらは穏やか。内水のありがたさを実感します。
閘門群生地帯、水郷と下利根流域の閘門たちが大好きで、ここ数年ずいぶん見て回ってきましたが、まだいくつか訪ねていない閘門が残っています。またこのあたりに遊びに来がてら、いずれその全てに会ってみたいものですねえ。
(21年7月20日撮影)
(『なんちゃって閘門・豊水門…1』につづく)
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浪逆浦閘門…1
(『扇島閘門みたび…2』のつづき)
●扇島閘門を離れて、水郷風景を楽しみながらドライブし、十六島の東の果て、附洲新田にやってきました。目的地は、十六島の東の玄関である、浪逆浦(なさかうら)閘門。与田浦に通じる閘門のうち、ここのみ未見だったのです。
霞ヶ浦からの常陸利根川に、北浦から流れる鰐川を合流する外浪逆浦は、この日は折からの東風で、その名にたがわない荒れ模様。白波が一面に立つ湖面には、一隻の船影も見えませんでした。

●浪逆浦閘門との初対面。加藤洲や仲江間のような小型閘門の多い十六島では、珍しい大規模(?)のもので、高くそびえる堰柱と巻上機室は、やはり頼もしく見えます。
信号の灯器は、今ではおよそお目にかかれなくなった型の三灯式。変遷の激しい道路の信号のことを思うと、時間が止まったような感じがしますね。
●正面に掲げられた銘板。石造りの立派なもので、昭和四十八年二月完成の文字が。
波のたち方でもわかるように、鹿島灘を渡ってくる風が、内陸まで衰えずに吹きつけ、水際に少しでも近づくと、しぶきが飛んでくるくらいでした。
●閘門に併設された排水機場、新附洲機場の建物。
「水郷の原風景」(千葉県立大利根博物館刊)によると、ここ附洲は、昭和17年に十六島で初めて排水機場が設けられたところで、昭和38年に建設された西端の八筋川排水機場とあわせて、水郷の湛水被害の軽減に貢献しました。
附洲に最初に設けられたポンプは、現在は県立中央博物館・大利根分館(旧大利根博物館)に保存されています。(過去ログ『魅惑の水郷…1』参照)
●与田裏側ゲート。扉体の汚れ具合を見ると、水位差は結構ありそうですね。
観光のサッパや釣りのボートが行きかう、十六島の日常を考えると、この閘室がいっぱいになるような大型船が、与田浦に入る用事はめったにないのでしょうが、浚渫や護岸工事などのために、曳船や台船が入ることを考えて、一つだけ大型の閘門を設けたのかもしれません。
(与田裏側からの写真は、8月7日からのタイトル参照)
【撮影地点のMapion地図】
(21年7月20日撮影)
(『浪逆浦閘門…2』につづく)

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●扇島閘門を離れて、水郷風景を楽しみながらドライブし、十六島の東の果て、附洲新田にやってきました。目的地は、十六島の東の玄関である、浪逆浦(なさかうら)閘門。与田浦に通じる閘門のうち、ここのみ未見だったのです。霞ヶ浦からの常陸利根川に、北浦から流れる鰐川を合流する外浪逆浦は、この日は折からの東風で、その名にたがわない荒れ模様。白波が一面に立つ湖面には、一隻の船影も見えませんでした。

●浪逆浦閘門との初対面。加藤洲や仲江間のような小型閘門の多い十六島では、珍しい大規模(?)のもので、高くそびえる堰柱と巻上機室は、やはり頼もしく見えます。
信号の灯器は、今ではおよそお目にかかれなくなった型の三灯式。変遷の激しい道路の信号のことを思うと、時間が止まったような感じがしますね。
●正面に掲げられた銘板。石造りの立派なもので、昭和四十八年二月完成の文字が。波のたち方でもわかるように、鹿島灘を渡ってくる風が、内陸まで衰えずに吹きつけ、水際に少しでも近づくと、しぶきが飛んでくるくらいでした。
●閘門に併設された排水機場、新附洲機場の建物。「水郷の原風景」(千葉県立大利根博物館刊)によると、ここ附洲は、昭和17年に十六島で初めて排水機場が設けられたところで、昭和38年に建設された西端の八筋川排水機場とあわせて、水郷の湛水被害の軽減に貢献しました。
附洲に最初に設けられたポンプは、現在は県立中央博物館・大利根分館(旧大利根博物館)に保存されています。(過去ログ『魅惑の水郷…1』参照)
●与田裏側ゲート。扉体の汚れ具合を見ると、水位差は結構ありそうですね。観光のサッパや釣りのボートが行きかう、十六島の日常を考えると、この閘室がいっぱいになるような大型船が、与田浦に入る用事はめったにないのでしょうが、浚渫や護岸工事などのために、曳船や台船が入ることを考えて、一つだけ大型の閘門を設けたのかもしれません。
(与田裏側からの写真は、8月7日からのタイトル参照)
【撮影地点のMapion地図】
(21年7月20日撮影)
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扇島閘門みたび…2
(『扇島閘門みたび…1』のつづき)
●…ええ、旧ブログからご覧くださっている方は、すでにご承知かと思いますが、この大割水路側ゲートに登って眺める景色が、また絶景で…。いえいえ、本当はいけないことですので、お勧めはいたしませんが。
まあ、毎回ここへ上がって、エンマ側ゲートを撮っているので、今回も定点撮影をしたいと思ったわけです。では失礼して…。
●上って東側を眺めると、おおお、一面緑のじゅうたん!
やはり米どころ水郷は、夏の盛りが一番美しいかもしれませんね。いつもながら、閘門そっちのけで見惚れる爽快さ。
というわけで、すでに8月1日からのタイトルでもご覧に入れましたが、念願の緑豊かな閘門風景を撮ることができました。せっかくですから、以下に過去訪問時の写真も並べて、一人悦に入りたいと思います…。

●今回、7月20日撮影。
錆びて穴の開いた扉体が少々わびしいですが、ふさふさと風になびく田んぼに囲まれたエンマと閘門、これが見たかったんですよ! お気に入りの一枚となりました。

●前回、今年1月3日の写真。
掘り起こされて、茶色く乾いた田んぼ、蒼く澄み切った空と、上と対照的な冬枯れの風景。扉体が降りきって、ラックも引っ込んでいるせいか、堰柱が妙に長く見えるのが印象的でした。

●初回、19年4月30日の表情。
まだ土の色が見える田んぼながら、水が張られて、田植えから間もない春先の水郷です。このときは、釣り人さんの姿も多く見られました。
(21年7月20日撮影)
【21年11月8日追記】扇島閘門初訪時の記事を、過去ログにアップしました。
・扇島閘門…1
・扇島閘門…2
・扇島閘門…3
・扇島閘門…4
(『浪逆浦閘門…1』につづく)

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●…ええ、旧ブログからご覧くださっている方は、すでにご承知かと思いますが、この大割水路側ゲートに登って眺める景色が、また絶景で…。いえいえ、本当はいけないことですので、お勧めはいたしませんが。まあ、毎回ここへ上がって、エンマ側ゲートを撮っているので、今回も定点撮影をしたいと思ったわけです。では失礼して…。
●上って東側を眺めると、おおお、一面緑のじゅうたん!やはり米どころ水郷は、夏の盛りが一番美しいかもしれませんね。いつもながら、閘門そっちのけで見惚れる爽快さ。
というわけで、すでに8月1日からのタイトルでもご覧に入れましたが、念願の緑豊かな閘門風景を撮ることができました。せっかくですから、以下に過去訪問時の写真も並べて、一人悦に入りたいと思います…。

●今回、7月20日撮影。
錆びて穴の開いた扉体が少々わびしいですが、ふさふさと風になびく田んぼに囲まれたエンマと閘門、これが見たかったんですよ! お気に入りの一枚となりました。

●前回、今年1月3日の写真。
掘り起こされて、茶色く乾いた田んぼ、蒼く澄み切った空と、上と対照的な冬枯れの風景。扉体が降りきって、ラックも引っ込んでいるせいか、堰柱が妙に長く見えるのが印象的でした。

●初回、19年4月30日の表情。
まだ土の色が見える田んぼながら、水が張られて、田植えから間もない春先の水郷です。このときは、釣り人さんの姿も多く見られました。
(21年7月20日撮影)
【21年11月8日追記】扇島閘門初訪時の記事を、過去ログにアップしました。
・扇島閘門…1
・扇島閘門…2
・扇島閘門…3
・扇島閘門…4
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扇島閘門みたび…1
(『仲江間ふたたび』のつづき)
●約3ヶ月ぶりとなり恐縮ですが、7月20日に水郷を訪ねたときのお話を再開させていただきます。
●念願の仲江間閘門通航と、仲江間遊覧を楽しんだあと足を向けたのは、旧ブログでもすでに2回ご紹介した、お気に入りの超小型閘門・扇島閘門。
一面に田んぼの広がる、水郷十六島のど真ん中、大割水路から分岐するエンマ(小水路)を守るミニ閘門の可愛らしさに魅せられて、みたびの訪問となりました。夏の盛りに訪れるのは初めてなので、青々とした盛夏の田んぼに囲まれた表情を、撮っておきたいと思ったのです。

●一直線に伸びるエンマ、緑濃い田んぼ、晴れ渡った空…まさに絶好の閘門日和! いや〜、来て良かったです…。
あ、あれ? 視界の隅に、ちょっと違和感が…。
●扉体に穴が開いている(泣)。
腐食が進んで、とうとう残念な結果になってしまったようで…。
以前から、あまり実用もされていなかった様子でしたし、いきおい塗り替えなどのメンテナンスも、おろそかにならざるを得なかったのでしょうが…ショック。
●裏に回ってみると…う〜ん、予想以上にひどい痛みようです。
構造の水没部分、縦補助桁も錆び崩れて、すでになくなってしまっています。これでは、スキンプレートに穴が開くのも、無理はありません。

●なかば廃閘門となってしまったことを知り、寂しくはあったのですが、周囲360度、さえぎるもののない中にぽつりと屹立する、水郷ならではの閘門風景は、まさにここだけのもの。何度訪ねても、飽きさせない魅力のある閘門です。
せっかく来たからには、憚られることとはいえ、やらずにはおれない閘門バカの性。毎度のことながら、先にお詫びしておきます。申しわけありませんでした。
さて…。
【撮影地点のMapion地図】
(21年7月20日撮影)
(『扇島閘門みたび…2』につづく)

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●約3ヶ月ぶりとなり恐縮ですが、7月20日に水郷を訪ねたときのお話を再開させていただきます。
●念願の仲江間閘門通航と、仲江間遊覧を楽しんだあと足を向けたのは、旧ブログでもすでに2回ご紹介した、お気に入りの超小型閘門・扇島閘門。一面に田んぼの広がる、水郷十六島のど真ん中、大割水路から分岐するエンマ(小水路)を守るミニ閘門の可愛らしさに魅せられて、みたびの訪問となりました。夏の盛りに訪れるのは初めてなので、青々とした盛夏の田んぼに囲まれた表情を、撮っておきたいと思ったのです。

●一直線に伸びるエンマ、緑濃い田んぼ、晴れ渡った空…まさに絶好の閘門日和! いや〜、来て良かったです…。
あ、あれ? 視界の隅に、ちょっと違和感が…。
●扉体に穴が開いている(泣)。腐食が進んで、とうとう残念な結果になってしまったようで…。
以前から、あまり実用もされていなかった様子でしたし、いきおい塗り替えなどのメンテナンスも、おろそかにならざるを得なかったのでしょうが…ショック。
●裏に回ってみると…う〜ん、予想以上にひどい痛みようです。構造の水没部分、縦補助桁も錆び崩れて、すでになくなってしまっています。これでは、スキンプレートに穴が開くのも、無理はありません。

●なかば廃閘門となってしまったことを知り、寂しくはあったのですが、周囲360度、さえぎるもののない中にぽつりと屹立する、水郷ならではの閘門風景は、まさにここだけのもの。何度訪ねても、飽きさせない魅力のある閘門です。
せっかく来たからには、憚られることとはいえ、やらずにはおれない閘門バカの性。毎度のことながら、先にお詫びしておきます。申しわけありませんでした。
さて…。
【撮影地点のMapion地図】
(21年7月20日撮影)
(『扇島閘門みたび…2』につづく)
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