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5月5日の仲江間…1

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年号も令和にあらたまった5月5日、水郷十六島を訪ねました。最初に降り立ったのは与田浦北岸で、ちょうど一艘のサッパが西岸の船着場へ向けて帰るところに出くわし、さっそくスナップ。

暑いくらいの気温でうすうすと靄がかかり、空は白く霞んでいましたが、それだけに風もなく穏やかで、鏡のような水面を切り裂いてゆくサッパは絵になるもの。草いきれと湖水の入り混じった匂いを胸に吸い込むと、水郷に来た実感が湧き上がってきます。

235002.jpgカメラを構えた水辺は桜並木があったのですが、ふと幹に目をやると、大きな毛虫が! それも二匹や三匹でなく、どれも栄養がよいのか、はたまたこの陽気に誘われてか、とても活発で見るからにイキイキしています。

あまりの活きのよさと、丸々太った体格のよさ(?)に感じ入って、思わず一枚。苦手な方、ごめんなさい。


235003.jpg降り立ったここは、十六島唯一のサッパの造修を受け持つ造船所の前でもあります。11年前、過去ログ「与田浦の造船所」で初めて訪ね、ご主人に興味深いお話をうかがったり、仲江間行きへのアドバイスをいただいた思い出があるところです。

一見して「アッ、もしかしてあれは?」と目線が吸い寄せられ、思わず駆け寄ったのでした。何かというと‥‥。

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おお、やはり。ヘリコプターを模したFRPの足漕ぎボート! 以前、佐原の小野川で見かけた「ともき号」じゃないですか! 見間違えようがありません。

こんなところで久しぶりにまみえるとは。だいぶくたびれたようですが、廃船になったのか、単なるメンテナンスで預けられているのか‥‥。

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与田浦の西岸を南下して、中洲船頭組合の乗り場に向かおうとすると、あらら、貫通しているはずの道路に真新しい柵が設けられ、行き止まりになっていました。見たところ、リニューアルされた水郷佐原水生植物園(現在は『水郷佐原あやめパーク』に改称)の一部として、取り込まれてしまったようです。

柵の手前には、新たにテントを受付としたサッパ乗り場ができていて、おばさんがしきりに「おフネどうですか~?」とさそってきます。十六島では中洲の乗り場と決めていたけれど、これもご縁と「仲江間の水門まで行ってくれますか?」と交渉したら、快諾してくれたのでさっそく乗船。改修後の仲江間閘門を、水上から訪ねることとなったのでした。
撮影地点のMapion地図

(元年5月5日撮影)

(『5月5日の仲江間…2』につづく)

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タグ : 水郷 与田浦

4月28日の川景色…2

(『4月28日の川景色…1』のつづき)

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前後しますが、いくつか気になったところを。源森川に向かう道々、足場で覆われた厩橋を見上げて。隅田川の主だった橋たちが、軒並み再塗装にかかり、一様に足場で覆われて「ドット絵」と化している風景‥‥。

水上観光の視点から見るとちょっとマイナスかも知れませんが、考えてみると今しか見られない、貴重な景観なのかも。ともあれ震災復興橋が大切にされているのですから、嬉しいことではあります。

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神田川、後楽橋をくぐったら、三崎町中継所の前にバージも曳船ももやっておらず、珍しいことだと驚かされました。‥‥えっ、まさか廃止? と一瞬勘繰ってしまったほど。

いや、先日「3月15日の川景色…3」でも見たように、大きな土運船が出入りするので、可航幅を確保するためですね。

234023.jpgあまりいい写真が撮れなかったのですが、覚え書きとして。

日本橋川の流頭部、中央線の小石川橋通架道橋ですが、陸橋径間に続いて、このたび河道上の径間も塗り替えられ、3径間、上下線ともきれいなグレーで統一されました。


234024.jpg亀島川の日本橋水門、右2番径間が半ば閉じられ通航不可に。当然1番径間を通航するわけですが、ここは以前も触れた巨大足場があり、結構スリルのある通航になりそう。

工事が始まってこの方、誘導員さんが管理橋の上にぽつりと腰かけていて、ご苦労がしのばれました。お疲れさまです‥‥。

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隅田川派川を下っていたら、先行する艇が日本橋署の消防艇「きよす」でした。しばらく続航して航跡をなぞり、相生橋をくぐったところで「きよす」は晴海方面へそれていったので一枚。

街場の水路の護りを引き受けて、お休みの日も訓練にいそしむ頼もしい姿、頭が下がります。

(31年4月28日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 隅田川 神田川 日本橋川 隅田川派川 日本橋水門 消防艇

4月28日の川景色…1

(『お久しぶりです「源森川」…3』のつづき)

234016.jpg隅田川、総武線橋梁のすぐ上流では、テラス上にご覧のような鯉のぼりの魚群(?)が。このすぐ左には、普通に竿を立てた鯉のぼりもありました。

他地方では川面を横断するような、大規模なものが各所で行われているので、パッと見ちょっと地味な感じがしますが、やはりいいものですね。最近は、個人宅で鯉のぼりを見かけることも少なくなりました。


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神田川の万世橋付近では、堤防に石垣風の化粧板を張って、修景工事中であることをすでに触れましたが、上写真の足場はともかく、興味を惹かれて撮ったのが下の写真。

234018.jpg石板を木枠で梱包したものを、水に浸かった状態で基礎護岸上に置いてあります。手前のものは、衝突防止の灯標が備えてありますね。

もしかして、満潮時に水面下になる部分の石板は、施工前にあらかじめ水に漬けておいた方が、よい結果を生むのでしょうか? 理由をあれこれ妄想してしまいたくなる光景でした。

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ジャッキアップ工事も終わって、足場や仮橋もすっかり取り払われ、久しぶりに静けさを取り戻した、豊海橋の姿を記念に一枚。

いいタイミングで、隅田川を消防艇が通過。桁下高が高まった分、より威容が増したように感じられました。何より、タイプとしても希少な震災復興橋が、手を入れられて今後もここに在り続けてくれることが嬉しいですね。関係者の方々の英断に敬意を表したいです。

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改修された橋台も。改修前と比較写真にしたかったのですが、変わらない風景だと無精していたのがたたって、あまりよい写真がありませんでした。

かさ上げの寸法も、陸路現地を訪ね施工計画の説明看板でも見ておけばわかったのでしょうが、後の祭りであります。ともあれ、これで観光船も高潮位時にさえぎられることなく、日本橋船着場へ出入りしやすくなったわけですから、川面目線なら慶事といってよいですね。

(31年4月28日撮影)

(『4月28日の川景色…2』につづく)

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タグ : 隅田川 神田川 日本橋川

お久しぶりです「源森川」…3

(『お久しぶりです「源森川」…2』のつづき)

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234012.jpgフラットな桁、かつ橋台が肉厚な源森橋の上では、男性が一人熱心にスカイツリーを見上げて撮影中。むっ、橋の向こう、業務船らしい船影が見えて、工事中のようですね。

橋をくぐって近づいてみると、豆曳船のほかにも奥に何隻か続いているようです。あの左側を通って、奥に行けるかな‥‥。しかし、東武線の橋脚も軒並み補強され、繁っていた木々も刈られて、北岸はすっかり雰囲気が変わりました。

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さらに接近‥‥むう、左側すり抜けの夢はもろくも潰えたり。恐らく、北十間川樋門の耐震工事(こちら参照)と思うのですが、間違っていたらごめんなさい。まあ、期待していた閘門化の夢も、これではるかに遠のいたわけで‥‥。

話を戻して、舷側の塗装もきれいな豆曳船、船名がタイヤフェンダーに隠れてわからなかったのが残念。工事がすべて完了するまで、最奥部への探訪はおあずけですね。

234014.jpgというわけで、完走は成らなかったものの、久方ぶりに旧源森川を訪ねられて、満足満足。工事が終わったら、こちらを定繋地にしていた船宿さんは戻ってくるのかしら。

逆光になりましたが、設備更新後に源森川水門の裏側を見るのは初めてで、これも嬉しいものが。しかし‥‥この川がスカイツリー観光の都大路になる夢は、ン十年おあずけになりそうな‥‥(まだいってる)。

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水門を出たところで、東武線隅田川橋梁をいい角度で一枚。トラスのディテールとともに、この橋独特の架線柱の造形が楽しめるアングルで、むしろ列車がいないことで、橋のかたちを堪能できたように思えました。
撮影地点のMapion地図

(31年4月28日撮影)

(『4月28日の川景色…1』につづく)

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タグ : 源森川 北十間川 曳船

お久しぶりです「源森川」…2

(『お久しぶりです「源森川」…1』のつづき)

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234007.jpg枕橋南詰を眺めて。ビヤ樽を模したといわれる親柱の基部、橋台地の橋詰テラスまで及んだ石張り、そして曲線を多用した橋灯と、震災復興橋の貫禄充分。

おりしも高架線を電車が通過、見上げれば高架橋脚も橋に合わせてか、道路をまたぐ部分は石張りの曲面を見せており、景観への気遣いが感じられる一角ともいえます。

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さて、新護岸を眺めながら奥へと進みましょう。護岸はフラットな垂直で、天端のみぐっと突き出させた、シンプルかつ直線的な外観。これから柵やテラスの路面など、上部にも工作物が備えられるのでしょうか。

背後に並ぶ橋脚も補強されたのか、かつての風化した表面がエポキシらしい塗装ですっかりきれいになり、面目を一新。石垣護岸の時代から考えると、雰囲気が一変しましたね。

234009.jpgここで進行方向右、南岸のコレに目を奪われ、同乗者の皆さんともども、さざ波のような笑いが。

「『急』だけ落ちてるとなると、急がずにのんびりといったところかね」「いや、『急落』というべきかな?」などと、それぞれ勝手な感想が口を突いて出て、ひとしきり盛り上がりました!ヤマト運輸さん、申しわけありません。


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護岸に戻ると、しばらく進んだところで階段が切ってある凹部を発見。フェンダーやら高欄を設ければ、略式な船着場として使えるつくりですね。

三段に切られたフラットそれぞれに、川面へ向けて下がる2段の階段が備えてあるあたり、今までとは違った独特な感じがします。これはぜひ、誰でも予約なしで使える乗降施設として開放していただきたいものです。

現在、一般艇でも自由に着けられる「簡易船着場」はすべて隅田川にありますが、輻輳水域である本川筋は引き波が絶えず、小型艇には非常に使いづらいもの。簡易船着場は本来このように、一本入った支派川筋に設けるべきものと愚考するのですけれど、いかがでしょうか。
撮影地点のMapion地図

(31年4月28日撮影)

(『お久しぶりです「源森川」…3』につづく)

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タグ : 源森川 北十間川

お久しぶりです「源森川」…1

234001.jpg4月28日はかねてからのお約束があって、近場をご案内してきたのですが、道々実益(?)も兼ねた水路探訪を果たすことができ、楽しめました。

隅田川を遡上していると、日本橋川河口のすぐ上流に、豊海橋の仮橋が取り外されて、台船の上に置かれていました。昨年5月、工事にかかる前に「豊海橋の仮橋」で紹介したのと、同じ格好になったわけです。ジャッキアップ工事が成った豊海橋については、後ほど。

234002.jpg途中から、お客さんを満載した水辺ラインの水上バス、「こすもす」の航跡をなぞって遡上していたのですが、急に減速したため、こちらも停止して様子見。

惰性でだいぶ近づいてしまったな、後進をかけて距離を取るか‥‥と思っていたら、船尾に若い乗り組みさんが出てきて、「近すぎ!」とご注意が。すみませんでした‥‥。

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源森川水門前に到着、「おお、開いてる開いてる!」と脳内で騒ぐ船頭。水門の更新工事、旧源森川の護岸工事と、長きに渡って進入禁止が続いていましたが、いよいよ水門も解放され、出入りできるようになったのです。

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いやもう、水門が開いていて、向こうに枕橋が見えるというだけで感慨深いものが。

旧源森川を走るのは、過去の記事を見てみたら、平成24年6月の「干潮時の『源森川』…1」以来、何と7年ぶり! 感慨深くもなろうというものです。

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水門を抜けると、旧源森川では鉄板ともいえる川景色が眼前に広がりました。蔦をからめた枕橋の石張り、瀟洒な東武線の架線柱、そしてスカイツリー!

一見変わらぬ3点セットながら、左手の護岸は従来よりぐっと前進し、コンクリートの生地あくまで白く、大規模な改良工事があったことを物語っています。かつての石垣護岸がなくなったのは寂しいですが、更新後の様子を眺めるのも目的の一つ。最微速で奥へとまいりましょう。
撮影地点のMapion地図

(31年4月28日撮影)

(『お久しぶりです「源森川」…2』につづく)

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タグ : 隅田川 源森川 北十間川 水上バス 源森川水門

4月13日の水路風景…2

(『4月13日の水路風景…1』のつづき)

233076.jpg橋脚工事の足場を後に、多摩川を遡上しつつ振り返って。川面は鏡のよう‥‥とまではいかないものの、風も収まって穏やかで、空を映しあくまで青く、航跡で乱すのがもったいなくなるくらいでした。

国際線ターミナルや駐車場を整備しているのでしょう、空港にもクレーンが林立して、このあたりの沿岸も、訪ねるたびに風景が変わってゆきます。


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おなじみ羽田可動橋‥‥東側の桁が陽を浴びてきれいだったので一枚。使われなくなって20年余り、目立った傷みこそ見られないものの、桁側面の褪色も進んで、だいぶ寂しい雰囲気が濃くなってきました。

233078.jpg京浜運河を北上していると、都水道局の京浜運河水道橋のすぐ南、昔からある沈船が目に入りました。大井埠頭、八潮1丁目の西あたりです。

潮が引くと、舷側や甲板がすっかり錆び落ちて、肋材ばかりが目立つ残骸が顔を出します。これも年々崩壊が進んで、わかりにくくなっていますからお気をつけて。写真にも写っていますが、北側にブイがあり目標となっています。

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品川埠頭北端、東京港内ではもはや希少になったこの手の施設、宇部三菱セメントのアンローダー。川崎・横浜のそれらとくらべたら小規模ですが、近づいて仰げばやはり結構な迫力。鉄の息吹が濃厚に匂う一角であります。

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東雲運河まで戻ってくると、東電堀を発した水陸両用バス「スカイダック」と反航。お客さんと手を振りあってのすれ違いです。

少し離れてからカメラを向けたら、あらら、もろ逆光で黒くつぶれてしまいましたね。しかしこうして見てみると、冬とは違った鋭い陽射し、引き波のギラギラとした反射に、もう夏が近いことを感じさせたものでした。

(31年4月13日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 多摩川 海老取運河 京浜運河 東雲運河 羽田可動橋