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平成最後の川走り納め…4

(『平成最後の川走り納め…3』のつづき)

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浦安橋をくぐった直後、頭上からの音に振り返って。逆光を透かして、自転車が次々と橋を渡ってゆく、いかにも生活道路の風情。橋の少ない旧江戸川だけに、こういった光景がかえって貴重なものに思えます。

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229018.jpg青く澄んだ空と河水との間、左右から奥へ伸びる2色の堤防と、現われては消える屋形や釣船の繋留船群。

妙見島の堤防を見ていておや、と思ったのが、曲線は一切廃されていて、すべて直線で構成されているのですね。だから右写真のように、ときおり鈍角の継手が出てくるわけです。施工上の都合か、それとも繋留艇のためか、何か理由はあるのでしょうか。

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229020.jpg右手にアパートのような建物、Googleマップによれば「月島食品寮」を正横に見たあたりで、前方に新川東水門の巻上機室が見えてきました。

最後のゆるい屈曲を過ぎると、本流の広大な水面が眼前に広がり、妙見島西水路のいわば流頭部に到達。光に満ち、かつ穏やかな地場の船溜水路を出て、さらに遡上します。
撮影地点のMapion地図

(30年12月30日撮影)

(『平成最後の川走り納め…5』につづく)

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タグ : 旧江戸川 妙見島西水路 妙見島

平成最後の川走り納め…3

(『平成最後の川走り納め…2』のつづき)

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229012.jpg堤防の改修後、この角度から妙見島を眺めるのは初めてかも。ホテルから手前、南側が高い建物がなくフラットに見えるので、ベトンで固めた要塞感が強調される角度。

南端から見た妙見島西水路。地場の枝水路である境川、新川とも、閉塞または可航区間の大幅な短縮がされて久しい今、落ち着いた船溜として利用できる、貴重な存在の水路といえます。

229013.jpg“艦橋”たるホテルの正横あたりで。以前から、ここに一度泊まってみたくはあるのですが、惜しいのは南側に窓がなさそうなところ。あそこから朝の川景色を眺めてみたかったのですが!

堤防には、柵こそないもののテラス状になっていて、地場の船が横付けしやすい造り。船宿さんが各々、その上に桟橋をあつらえて乗り降りの便をはかっています。

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浦安橋をくぐります。橋脚との関係か、橋の直下のみテラス状構造物はなく、繋留船列も途切れていますね。

浦安橋は剥離と錆が目立つ状態ですが、下り線に足場が架かっているところを見ると、再塗装が始まっているのでしょうか。足場の桁下は十分余裕があるものの、中央には「航路」の看板がかかっていました。

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左手、西側の堤防が経年で黒っぽく色づいているのにくらべ、右手は新しいこともありコンクリートの肌が白く、コントラストがくっきり。パース画を思わせる、どこか現実離れした川景色です。

右手は高いフェンスが設けられていることからもわかるように、砂などを扱う建材屋さんで、休日にもかかわらずユンボがしきりに動いているのが垣間見えました。
撮影地点のMapion地図

(30年12月30日撮影)

(『平成最後の川走り納め…4』につづく)

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タグ : 旧江戸川 妙見島西水路 妙見島

平成最後の川走り納め…2

(『平成最後の川走り納め…1』のつづき)

229006.jpg北西風で少し波立った荒川河口を左に折れ、葛西臨海公園前・三枚洲の水路へ。

陽光のまばゆさに目を細めながら西渚を見ると、低い日差しの逆光を透かして見る木々のシルエットがきれい。吹きちぎられたような雲の形もあいまって、ため息の出るような美しい水路風景でした。


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振り返ると、真っ白に冠雪した富士山が! この冬初めて眺められた富士山だけに、嬉しさもひとしおです。やっぱり冬の水路最高。

雲のかかり方から、高空には強い風が吹いていることが感じられましたが、午後になるとこちらも予報よりだいぶ風が強くなり、湾奥の観天望気は富士山にしくはないことを改めて実感。

229008.jpg旧江戸川に入りました。29年末には扉体の更新工事をしていた境川西水門、工事完了後に見るのは初めてですね。

扉体をよく見てみると、表面がステンレスの生地っぽくなったような。更新されたのは扉体だけで、堰柱や巻上機室は見たかぎり、再塗装や補強をされた様子はないようでした。

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和製フォート・ドラム(笑)、妙見島の南端近くから上流側を見て。今回通ろうと思ったのはこの左側、仮に妙見島西水路と名付けておきましょうか。

平成の初め、旧江戸川を始めて遡上したときからしばらくは、「地元の船以外は通航禁止」という意味の注意書きが掲げられていた記憶があるのですが、いつしか撤去されたようですね。

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注意書きの件もあって、今までブログ上では公開できずにいたのですが、本流である東水路を通るたびに見回しても、それらしいものはなくなったようだし、今回改めてスナップしておこうと考えた次第。というわけで弊ブログ初登場であります。

拒絶の文言は見られなくなっても、旧江戸川の名物ともいえる、徐航を求めるペンキ書きは健在ですね。場所は東西線・江戸川第一橋梁の直下あたり。「立るな」という独特の送り仮名がインパクト大です!
撮影地点のMapion地図

(30年12月30日撮影)

(『平成最後の川走り納め…3』につづく)

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タグ : 旧江戸川 妙見島西水路 境川西水門 妙見島

平成最後の川走り納め…1

229001.jpg12月30日、30年の川走り納めとして近場をうろついてきました。平成は翌31年も続きますが、3月一杯までですから実にこれが、平成最後の川走り納めということになります。

陽射しに輝く「ファスナーの船」の銀色のお尻を眺めながら、勇躍出港。ついに年内は、この艇が走っているところに出くわせず終わったなあ‥‥。

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眼を射る冬の低い陽光。抜けるような青空が、地表近くから上空にかけて描くグラデーションの美しさ。逆光を透かして見る新砂水門のシルエット!

229003.jpg前回が曇りだっただけに、好天のありがたさが武者震いするほど我が身に染み入ってきます。求めて止まなかった冬の晴天、平成最後の川走り納めは、まさに水路日和!

白旗を振って誘導してくれる警戒船に手を振って、新砂水門の工事区間を通過。北西の風5~6mと少し強めですが、気持ちのよいお散歩になりそうです。

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荒川河口の橋梁群をくぐろうとしたら、中央径間を巨大な額縁にして、湾奥を望んだ風景がまるで一幅の絵のようでした。

左に長く伸びる房総の山々、東京湾横断道路の風の塔、そして若洲の風車やゲートブリッジと、澄んだ空気のお陰で一望のもと。写真がまずいので伝えきれないのがもどかしいのですが、舵を戻して中央径間と正対したとき、一瞬スロットルを引いて見入ってしまったほどでした。

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くぐり終わってから振り返り、橋梁群の顔たる、京葉線・荒川橋梁の中央径間を仰いで。

褪色と傷みが目立ってきましたが、ガット船が出入りする、曲がりなりにも本船航路ゆえの桁下高は、河川に架かる橋では珍しい堂々たるもの。その恩恵にあずかって、運河内のマリーナはマストを持つヨットが繋留できるわけであります。
撮影地点のMapion地図

(30年12月30日撮影)

(『平成最後の川走り納め…2』につづく)

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タグ : 砂町運河 荒川 新砂水門

12月9日のフネブネ…4

(『12月9日の川景色…3』のつづき)

228116.jpgフネブネの積み残しがまだありました、すみません。
千鳥運河の南岸、日本乳化剤川崎事業所の前あたりで、往路に写真のような船を見かけてオッ、と惹かれるものがあったわけです。

小型船舶の範疇に入るくらいのサイズなのに、業務船然とした無骨なそのスタイルと塗色、これは吸い寄せられない方がおかしいというもの(真顔)。一見して水船か何かかな、と思ったのですが‥‥。

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帰りに改めて眺めてみると、前甲板にあるのは単なるホールドで、蓋もなく開口しているようです。う~ん、どんな用途なんだろう? わかったのは「かわさき」という船名と、トランサムにある船籍港が川崎(そのまんまですね!)ということのみ。

水線の上がり方から、結構な積載量であることはうかがえるのですが‥‥。素性が気になってしょうがない船ではありました。

228118.jpg同じく千鳥運河、前にも紹介した川崎海上保安署の所属船艇で、も少しましな写真もあったので2枚追加。

巡視艇「たまかぜ」、「すずかぜ」型の一隻で、平成22年の就役。小なりとはいえ電光掲示板を掲げ、白煙たなびくプラント群をバックに憩う姿、工業地帯警備の艇らしい引き締まった表情です。

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その向こうは「しおかぜ」。「たまかぜ」と同型ですが、こちらは平成6年の就役で、塗色も旧来のグレーとあって、ずいぶん印象が違って見えますね。個人的には、小型の巡視艇は白よりグレーの方が好みで、より精悍な感じがすると思うのですが、いかがでしょうか。

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口惜しいことにすっかり晴れたお昼過ぎ、隅田川大橋あたりを下航していたら、おなじみ「エスエスSerenade」に出会いました。減速して追い越しながら、ZEN船長に手を振ってご挨拶の後、短声一発で離脱。

光の加減もあるのでしょうが、この角度から見ると、船首のフレアなどエッジが目立って、シャープな感じが強調され、いつもとは違った魅力を発見した気が。お客さんたちもニコニコと楽しそうでした。

(30年12月9日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 千鳥運河 隅田川 巡視艇

12月9日の川景色…3

(『12月9日の川景色…2』のつづき)

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228112.jpg「リアルドット絵」状態の橋2題。清洲橋は昨年10月14日の項でも触れましたが、角度を変えてご紹介。

こうして少し距離をおいた方が、よりピクセル化した雰囲気が出やすい(?)ようですね。背景となる空の色が、薄曇りでブルー、グレーともに境界が溶け込みやすい、というのも手伝っているかもしれません。SNS上でも、同様の感想を持たれた方がおられ、写真をアップしていました。

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亀島川の河口にも、ちょっとだけ寄り道。以前から気になっていた、亀島川水門排水機場の敷地内にある、クレーンの現状を見ておきたくなったからです。

ご覧のとおり、ジブは曲がったままの固定タイプで、よく見かけるラチスでなく、箱型構造というのがいかにも古風な感じがして、惹かれていたのでした。

228114.jpgもっともリベット組みではなく溶接で、スタイルの割に竣功年次が古くないことを示しています。久しぶりにまじまじ見たけれど、だいぶ錆が進んだなあ。使われなくなってもう長いのでしょうね。

フックのあたりをアップにしてみると、日立のロゴマークと、「2.8TON」という荷重が書かれているのがわかりました。排水機場や水門の機材搬入に使われていたのでしょうね。


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基部もアップで撮ってみました。左の旋回用モーター、右に張り出した巻上機のモーターと、機側操作の座席もなく至ってシンプル。

放置された感が強かった河畔の施設も、最近は積極的に手が入るようになり、気がついたら撤去されていた、なんてことも珍しくなくなりましたから、できるだけ記録しておきたいものです。
撮影地点のMapion地図

(30年12月9日撮影)

(『12月9日のフネブネ…4』につづく)

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タグ : 隅田川 亀島川

12月9日の川景色…2

(『12月9日の川景色…1』のつづき)

228106.jpg雲が切れて、すっかり明るさを取り戻した静かな川面をゆるゆると。しかしなぜ今ごろ晴れるのか(怒)。

自分の日ごろの行いは棚に上げて、天の気まぐれをくさしつつも、陽射しが暖かなのはありがたいもの。更新工事成った両岸、暫定繋留場と真新しい護岸を眺め、昨今の川景色の変化が速いことをしみじみ実感しながら東へ。

228107.jpg大横川との十字流から北を見たところ。両岸は護岸を前進させる準備で鋼矢板が打たれ、河道にはクレーン船と曳船が腰を据えていて、閉塞状態でした。

竪川の護岸改良はほぼ終わったはずだし、堅川水門の更新工事も成ったとなれば、久しぶりに通れるかしらと期待していたのですが‥‥。まだ当分おあずけのようですね!

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そしてお目当ての扇橋閘門前に到着。手前の新扇橋に設けられた予告信号とスピーカーも、すでに新しいものへ取り替えられ、工事が進んだことをうかがわせました。

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おお、当然ではありますが、5月20日に訪ねたときより、ずいぶん工事が進みましたね。

改修を終えた堰柱の覆いが取れ、その上ではついに巻上機室の組み立てが始まっていました。更地だった左手にも足場が立ち、中で新しい操作室棟が造られているのがうかがえます。

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養生を透かして目を凝らすと、屋根らしい鉄骨組み(間違っていたらごめんなさい)が、幅・長さとも大きく広がっているように見えたので、重心の高いシルエットになりそうな予感。

前にも触れましたが、隅田川東岸の更新水門群の例に漏れず、「統一デザイン」になるのかなあ‥‥。ともあれ、足場が外れるときを待つとしましょう。
撮影地点のMapion地図

(30年12月9日撮影)

(『12月9日の川景色…3』につづく)

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タグ : 小名木川 扇橋閘門 閘門 曳船 江東内部河川