横十間川に拾う…2

(『横十間川に拾う…1』のつづき)

81046.jpg首都高小松川線の高架が横切るところとくれば、かつて竪川との十字流だった地点。ここを通るたび、つい西側の高架下に目を向けてしまうのが、震災復興橋であるトラス、松本橋(下写真)の存在です。

下を流れていた竪川は、わずかに排水のための開渠を残して埋め立てられ、頭上低く桁が架かり、前後には橋脚と極めつきの窮屈な環境にある橋ですが、よくぞ生き残っていてくれたものです。ただ屋根(?)がついた分、鋼材の痛みも少なくなるでしょうから、現地保存にはむしろ、悪くない環境かもしれません。

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81048.jpg旅所橋、松代橋を過ぎて、総武線の橋をくぐると、ちょうど頭上を列車が通過。

鉄道橋、それも道床のない橋の裏側は、見上げたとき独特の面白さがある反面、通る列車から何か落ちてきやしないかと、首をすくめたくなる部分も。お手洗いが昔のアレだったら、鉄道橋をくぐるたびにそれこそ、傘をささなければならなかったところです。

81049.jpg降雨量が少なく、下水からの合流も久しくないとくれば、水の透明度はなかなかのもの。浅いところでは水底まで陽が射しこみ、沈んだ石がくっきりと影をつくっているほどです。

航路中央でも底が見えるところがあり、目測では深浅を測りかねて、ちょっと怖くなるような一瞬も。行き足を止めて、ウェーキのない状態で舷側からのぞいたら、艇の影が水底に映っているのが見られたかもしれません。

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この天神橋船着場、すでに何度か紹介しましたが、気になる存在でもあるんですよ。かつて江東水上バスが発着していただけあって、桟橋自体は鋼製・全周柵付きの立派なポンツンであるものの、杭はご覧のとおり5本とも木製。しかも、水位が一定して久しいとあって、水面近くが腐朽して細ってきています。

公設の桟橋で木の杭を使っているのは、都内ではここだけじゃないかしら、というのも気になる理由の一つですが、水位低下が成ってから造ったにもかかわらず、なぜここだけポンツン桟橋を採用したのか、判じかねるものがあるのです。
杭もそうですが、鋼製の桟橋自体も傷んできているでしょうから、存続させるのであれば、そろそろ手をかけてやらないと心配な状態ですね。
撮影地点のMapion地図

(23年12月10日撮影)

(『横十間川に拾う…3』につづく)

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タグ : 横十間川 江東内部河川 水位低下化河川 橋の裏側

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