三井倉庫を眺めて

(『大岡川に拾う…3』のつづき)

77116.jpg大岡川を出た後は、横浜港を北上し、瑞穂埠頭に憩う米軍の揚陸艇や港内曳船を眺めながら、次なる名所・千若町の三井倉庫(過去ログ『入江川水系を眺める…1』参照)へ。

恐らく戦前に竣工したものと思われますが、その魅力的な外観はもちろん、艀から荷役のできる、数少ない現役クレーン付き倉庫としても惹かれる存在。久々の訪問とあって嬉しくなり、調子に乗ってぐるりから撮った写真を垂れ流します、お目汚しまで。

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橋をくぐったところで、左手に見える艇が向かってくるのが見えたので、三井倉庫に寄せて避航。

右手に見える平屋建ての倉庫、妻に「丸に井桁に三」の社紋が見えますが、「千若町の三井倉庫~横浜市神奈川区」(kunlun-blog)によると、タイル張りで描かれているのだとか。戦前製らしい手間の掛け方ですね。

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行き会い艇を避けたおかげで、曲面部分を中心にぐっと見上げる角度が堪能できました。

光線の具合がいまいちではあるものの、手前のバージも舵の羽板までしっかり入り、現役の艀荷役をする倉庫(ココ重要)の感じが出て、自分的には楽しい写真となりました。
以下、クレーンの残る南東面を4枚垂れ流し。

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南角は、下層にある張り出しとその下のみ曲面で、あとはきっちりスクエア。屋上の縁にぽつぽつと見える出っ張り、何でしょう? 側面のロゴを照明していた、電球の撮りつけ座の跡でしょうか、それとも単なる装飾?

ありゃ、入り口のシャッター、ネットのようなものが張られて、立ち入りができなそうな雰囲気。「現役の艀荷役をする倉庫」と書いてしまいましたが、もしかしてお役御免になったのかしら。

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南西面は、クレーンの切断された跡が残り、その下にある各階の開口部も、縁の壁材が欠け落ちたりして、ちょっとうらぶれた表情。ロゴも、この面のものは色あせていますね。

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西側角は東側角と同じく曲面で社紋付き、こちらの社紋は赤の塗装だったようですが、やはり色あせています。北西面は人目につくからでしょうか、ロゴも鮮やかで、屋上に「三井倉庫トランクルーム」の看板が掲げられていました。

風化した桟橋のコンクリートや、左側に生い茂る木々のせいもあるのか、こちらの角度は南東面と違い、寂しげな表情に見えました。

77127.jpg小派常磐川との丁字流を過ぎ、廃線跡鉄橋をくぐってから振り返って。光の加減もあるのか、ここから眺めた三井倉庫は、先ほど感じたような廃墟の匂いもなく、クリーム色の壁面が美しく輝いて見えました。

三井倉庫は、ここ数年で拠点を整理したりしていたので、あるいはここも取り壊しかしら…と心配していたのですが、使われているかどうかはともかく、変わらぬ威容を誇っているのが確認できて、ホッとさせられました。
撮影地点のMapion地図

(23年10月10日撮影)

(『入江川第二派川に拾う…1』につづく)

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タグ : 入江川第二派川 三井倉庫 横浜港

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