中村川の船影…2
(『中村川の船影…1』のつづき)

●中村町と三吉町に挟まれたあたり、北岸に残骸のような桟橋が。あっ、ここ、過去ログの「横浜の川をめぐる…8」で見た「船の休憩室」があったところだ! やはりここも撤去されてしまったか…。
かつての港町らしいある一面を感じさせた、貴重な生き証人ともいえるバージ利用の簡易宿泊所だったのですが、時代の流れには勝てなかったようです。
●ううむ、何だか、壊滅状態といっていい船影の乏しさ。写真の石川町駅付近も、港内遊覧船「よこはま丸」の廃船や古典的クレーン船と、見どころてんこ盛りの賑やかさだったんですがねえ。
むう、向こうに白い船体がチラリと見える! あのあたりは確か、いま一つの大物物件(船なのに物件扱いとはいかに)がいたところですね。

●い た !
● 舷側に窓までうがった、異様に加工度の高いバージハウス! すっかり寂しくなった川を下ってきただけに、大物が元気でいてくれた感激はひとしお。
上流側にもやっている遊漁船タイプの2隻が新しいだけに、舷側の錆び具合が強調されて、ちょっと痛々しい感じもしましたが、喫水に変化はなく、浮いているのに差し支えはないようです。(過去ログ『横浜の川をめぐる…10』参照)
●この後は港内に出るまで、ついに船影を見ませんでしたから、バージの存在感は大きいものがありました。巨体に別れを告げて、さらに下流へ。
船影がほとんど絶えた川景色を目の当たりにして、もちろん寂しくはありましたが、船がひしめいていた時代から続いていたその残影と、それらがほぼ一掃されてしまった今回、川にとっての時代の境目に立ち会えたことは、ある意味、幸運だったのかもしれません。
【撮影地点のMapion地図】
(23年10月10日撮影)
(『船溜とタイクーン』につづく)

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●中村町と三吉町に挟まれたあたり、北岸に残骸のような桟橋が。あっ、ここ、過去ログの「横浜の川をめぐる…8」で見た「船の休憩室」があったところだ! やはりここも撤去されてしまったか…。
かつての港町らしいある一面を感じさせた、貴重な生き証人ともいえるバージ利用の簡易宿泊所だったのですが、時代の流れには勝てなかったようです。

むう、向こうに白い船体がチラリと見える! あのあたりは確か、いま一つの大物物件(船なのに物件扱いとはいかに)がいたところですね。

●い た !

上流側にもやっている遊漁船タイプの2隻が新しいだけに、舷側の錆び具合が強調されて、ちょっと痛々しい感じもしましたが、喫水に変化はなく、浮いているのに差し支えはないようです。(過去ログ『横浜の川をめぐる…10』参照)

船影がほとんど絶えた川景色を目の当たりにして、もちろん寂しくはありましたが、船がひしめいていた時代から続いていたその残影と、それらがほぼ一掃されてしまった今回、川にとっての時代の境目に立ち会えたことは、ある意味、幸運だったのかもしれません。
【撮影地点のMapion地図】
(23年10月10日撮影)
(『船溜とタイクーン』につづく)

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