堀割川ふたたび…4

(『堀割川ふたたび…3』のつづき)

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磯子区と南区の境目近くにある、天神橋の橋脚は水切りに石材を使った風情あるもの。橋台や親柱も同様ですね。桁の様子から見て、竣工は戦後間もなくといったところでしょうか。

『天神橋』・『芦名橋』」(横浜市政レポート)によると、初代橋は五三前橋といい、明治9年に堀割川に創架された4つの橋の一つで、有料橋だったそうです。

77077.jpg桟道や繋船環のほかに、石垣護岸に彫り込まれた階段も、堀割川で楽しめるディテールのひとつ。

もっとも、右側の石垣をよく見てみると、かつてはスロープになっていたようですね。階段そのものもコンクリ-トですから、荷揚場を後に改修したものかもしれません。


77078.jpgご存知のように、荷揚場の多くは埋められて、護岸の表面にスロープや平場の痕跡が見られるのみとなっていますが、ここ南区堀ノ内町1丁目には、ほぼ完全な形で残ったものがあります。

両端のスロープだけなく中央に階段も残り、ほどよく草むして遺跡としてもいい表情。街中での遺跡出現に山口氏も驚かれた様子で、熱心にカメラを向けられていました。

77079.jpgこっこれは! 建築用のサッシや扉を使った、何ともアンバランスで惹かれるものがある甲板室、見間違えっこありません。「横浜の川をめぐる…9」で、中村川にもやっていたあの船じゃないですか!

元気でいてくれたとは嬉しいかぎり。しかし、こちらに引っ越して来たということは、中村川の繋留船撤去が、いよいよ厳しくなってきたということなのでしょうか。

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東へ屈曲する河道をゆるゆる遡上し、最終橋・中村橋から、中村川との丁字流を望んで。久しぶりの横浜高架下水路、しかしあの多彩だった繋留船たちが、もしかしたら一隻もいなくなっているかも、と思うと、入る前から寂しい気持ちに。さて、どんな様子でしょう。
撮影地点のMapion地図

(23年10月10日撮影)

(『中村川の船影…1』につづく)

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タグ : 堀割川

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