旧加茂川周辺を歩く…1

(『日野川河口を歩く…3』のつづき)

79016.jpg米子市の中心街に入り、東倉吉町にやってきました。旧市街を貫流して中海に注ぐ、旧加茂川や街並みを眺めながら、次の目的地までお散歩です。

加茂川は安来市の鷲頭山を水源とする延長9.5kmの一級河川で、現在は後に触れる、放水路として開鑿された部分が、加茂川最下流部の本流となっていますが、やはり気になるのは、慶長年間に整備されたといわれるかつての本流、旧加茂川のほう。古い建築が随所に残る街とともに、水運時代の残り香が楽しめそうと踏んだのです。

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国道9号・山陰道に架かる旭橋の上から、旧加茂川の上流方向、南東側を眺めたところ。店や住宅が全て正面を河畔に向け、間口の数だけ橋が架かる、圧倒的な光景にビックリ!

十二橋どころではない橋梁密度、しかも見渡す限り、私設橋(で間違いないと思いますが)のオンパレード! I形鋼に床板を打っただけの簡素なものから、コンクリート高欄を備えた豪華版(?)まで、個性豊かな小橋の共演に、めまいがする思いです。
撮影地点のMapion地図

79018.jpgこちらはレストランなのか、ガス灯風のランプを2本立て、両脇にレンガの花壇、床板もレンガ色のタイルをおごったお洒落なもの。この街では、橋が玄関であり、その家の顔なのですね。

維持管理やお役所への申請など、大変なことも多いだろうなあとは思うものの、「橋を所有できる」という誘惑には、抗しがたい魅力がありますね! 
自分がもし、この並びに居を構えたら、どんな橋をかけようかなあ…などと妄想すると、果てしがなさそう。リベット組みのポニートラスがいいかしら、イヤやはり、鋼桁橋のラーメン橋台橋か!

79019.jpgさて、目的地は西側にあるので、山陰道を渡って下流へ。あちらも橋の多そうな雰囲気です。

このあたりの旧加茂川は、すぐ南にアーケードのある「笑い通り商店街」が並行しています。地図を見ると、商店街から旧加茂川に抜けるかたちの、「うなぎの寝床」のように、細長い地割をした家も少なくないようですね。

米子城下町が成立して以来の、古い街割りの名残なのか、近代以降のものなのかはわかりません。しかし、通り筋に面した各戸が、旧加茂川に接した「勝手口」を持っていたであろう、かつてを想像すると、いかにも「小江戸」ならぬ「小大坂」らしい、水運の盛んな商都の水路風景が目に浮かぶようで、楽しくなりました。

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おお、こちらもまた素晴らしい、私設橋梁過密地帯。鋼桁に滑り止め鉄板の床板、木桁にコンクリート床板、鋼桁にパイプの高欄付きと材質・スタイルともさまざま。もしかしたら、延長に比して、日本一橋の多い川じゃないでしょうか?
撮影地点のMapion地図

(23年11月9日撮影)

(『旧加茂川周辺を歩く…2』につづく)

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タグ : 旧加茂川

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