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堀割川ふたたび…3

(『堀割川ふたたび…2』のつづき)

77071.jpg気になる八幡橋を振り返って。上流側は歩道橋が後付けされていたり、交差点にかかる部分が拡幅されていたりと、「看板橋梁」としては少々苦しい感じ。

中央径間と両端の径間で、桁下高がずいぶん違うのですね。左は桁下に管路のようなものがはみ出しており、右は桁そのものの天地寸法が原因のようです。

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そして前方に広がる風景は…。賑やかに連なる繋留船、古色を残すアイの掘り込まれた石垣護岸、沿岸道のある開けた視界。堀割川らしい、魅力的な川景色!

丘陵地帯を掘り割った明治の艀船運河が、平成の今も可航水路として機能しているだけで感動モノですが、加えてこの雰囲気の佳さ。横浜を代表する水路風景を挙げるとするなら、少なくとも自分的にはここ、堀割川です。

77073.jpgかつて物揚場に通じる水路があったという、例の橋の下をのぞいてみると…。以前はサンドルに組んだ枕木のようなものが放置されていたのですが、今回見たらなくなっていました(過去ログ『横浜の川をめぐる…3』参照)。

この奥に船溜の水面があったのなら、国土変遷アーカイブで昔の航空写真を見れば、映っているかも…と思い閲覧に及んだところ、残念ながら大縮尺の写真ばかりで、はっきりそれとわかるものはありませんでした。やり方が悪いのか、単に撮影以前に埋め立てられていたのか…ご存知の方、ご教示いただきたいです。
撮影地点のMapion地図

ちなみに、横浜市道路局の「横浜市橋梁位置図」で堀割川を見たところ、この橋は「矢倉橋」というようですね。「(国)」と入っているのは、国道で国が管理している、という意味でしょうか。

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堀割川独特の構造物といえば、この橋詰から延びる桟道。手前の部分はバス停に利用されているせいか、新しくなっていますが、向こうに見える旧来の部分も、黒く風化したコンクリートの肌に歴史が感じられ、味わいがあります(過去ログ『横浜の川をめぐる…4』参照)。

77075.jpg気候の良さか、はたまた潮時がいい塩梅なのか、川面に突き出される釣竿の数が、はんぱではありません。中には河道中央近くまで糸を伸ばす人もいて、ゆっくりとした航進速度の割には、気が抜けないのです。

…で、気をつけているつもりでしたが、この後、釣り糸を引っ掛けてしまいました。とっさにスロットルをニュートラルにし、惰性で流したのでプロペラに巻き込むことは避けられ、また釣り人さんも優しい方だったので、ことなきを得ましたが…。日和のよいときの航行は、ゆめご油断召されませぬよう。


(23年10月10日撮影)

【23年11月29日追記】
ヘルムドック水門跡」(Enjoy! YOKOHAMA -横浜ブログ-)によると、矢倉橋の場所はかつて、「ヘルムドック」と呼ばれた造船所があった跡なのだとか。う~ん、詳細を知りたいものです。

(『堀割川ふたたび…4』につづく)

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タグ : 堀割川

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