FC2ブログ

賑やかな日本橋川

78001.jpg10月30日も、近場めぐりを楽しんできました。まず向かったのは、毎度おなじみ神田川・日本橋川一周コース。

雲は多いですがこの時期にしては割と暖かで、水質も秋らしく澄んできて、悪くないコンディション。川走り日和の日曜日ともなれば、チャーター船の一隻くらい出会うだろうとは予想していたものの、思いのほかの賑わいに、驚かされることになろうとは!

「続きを読む」をクリックしてご覧ください
78002.jpg日本橋川との丁字流まで来ると、やはり小石川橋の進捗状況が気になって一枚。10月2日に見たときとの違いは、橋上に小旗つきのロープが張られたこと。いよいよ路面の工事にかかるのでしょうね。

写真は撮れなかったのですが、柳橋からここに至るまで、分水路ツアーでお世話になった平井さんの第十五平井丸、三浦屋さんのoedo小町丸、PWC艇隊3隻と、すでに5隻と遭遇。これだけでもかつてを思えば、夢のような輻輳ぶりで、テンションも急上昇です。

78003.jpg日本橋川に入ったら、堀留橋の手前で、クレーンを載せた台船がもやっているのを発見。右手には赤い旗のついた竿が3本立てられ、通航船が基礎護岸にぶつからないよう、航路を示していました。

近づいてみると、台船上の装備から、川や護岸に関係した工事というよりは、頭上の首都高に関するもののように思えました。実際、今日(11月2日)、新川橋を通った際に見てみたら、クレーン側面に「首都高点検中」(だったかな?)の横断幕が掲げられており、予想的中といったところ。

78004.jpg

78005.jpg常盤橋船着場では、エスエスNANO 1がお客さんを乗せて接岸中なのを発見、気を取られていたら、前方から遡上艇が。カーブと橋で見通しが悪いこともあり、ちょっとヒヤリとさせられました。

う~ん、またも写真が撮れなかった…。この直前にも、PWC艇隊に豪快に追い越され、しばらく引き波でゆらゆらとローリングするなど、単にタイミングが良すぎたのか、それとも特別な日なのかと、首をかしげるほどの賑やかさ。そう、このとき気づくべきでした、この日が日本橋川筋にとって、本当に「特別な日」であったことを。

78006.jpg
呉服橋を過ぎたあたりから、何かスピーカーで放送でもしているような音が、首都高の裏側に反射して聞こえてくるのに気づかされました。演説かイベントか、はたまたデモ隊かと想像しながら進んでゆくと、音は次第に大きくなり、しかも目前に迫った日本橋は、橋上はもちろん橋詰テラスまで、黒山の人だかり!

ここに至って、鈍感な船頭もことを悟りました。日本橋は今年が建造百周年、確か震災で延期されたと聞いていた、記念のイベントが催されているに違いない!

橋のすぐ上流には、警戒船役をしているのか、はっぴを着た男性が二人乗る機付き和船が漂泊しています。前方を指さして可否を問う手ぶりをすると、やはり「待ってください」といいながら、手で制してきました。

78007.jpg
この手の情報には全くうといので、偶然この瞬間に出くわしたわけですが、それだけに生で立ち会えた嬉しさもひとしおです。

右径間を透かして船着場を見ると、太鼓を前にした女性らしい数人ほか、かなりの人数が桟橋上に。つけている一隻の舟は木造船で、あれ、サッパっぽいカタチ…。

78008.jpg
左径間に視線を移すと、うわわ、賑やかにのぼりを立てた、結構な数の和船が。しかもそのうちの少なくとも一隻は、見慣れた水郷のサッパじゃないですか!

和船群は一団となって桟橋を目指し、ほんの3分後には、下の写真のようにメザシになって、ずらりと達着を終えました。

78009.jpg
三隻並んだ中央の舟が掲げている、木製の巨大三角定規みたいなものは、伊能忠敬記念館で見た象限儀? やはりサッパは、佐原から来た舟なんだ!

ここまで陸送されてきたのか、一部陸路を挟みながらも、はるばる利根川筋を回航してきたのかはわかりませんでしたが、これは歴史的な「関東の川舟大集合」の瞬間に立ち会っているのでは? と思うと、手が震えて写真もブレブレに。

78010.jpg

78011.jpgここで「警戒船」の男性から声がかかり、「誘導船が来たから、後について通ってください」との指示が。お祭りの最中に水を差すのは恐縮ですが、この瞬間をチラリとでも見てみたい欲望には抗しきれず、スロットルをコツンと入れて微速前進。

和太鼓の演奏が始まり、雷鳴のように腹に響く音が、高架下に反響し耳をつんざく中、日本橋をくぐります。以下、ブレブレで見苦しいですが、ご容赦ください。

78012.jpg
アーチを抜けた瞬間、ドンドロドロドロと迫力ある太鼓の音が間近から浴びせかけられ、艇体をビリビリ震わせるほど。いや~大迫力です!

手前の舟に掲げられたのぼり、「小江戸とちぎ」とありますね。栃木市も巴波川に遊覧船を運航しており、大水運時代は河岸の町として繁栄したところですから、川舟との縁は浅からぬものがあります。

78013.jpg
和船のほかにも、紅白の幔幕を舷側にめぐらした船外機艇が二隻、前後して動いていました。うち一隻は太鼓を積み、「神田囃子保存会」の提灯を掲げています。船尾にはハンディカメラを構えた人も見られ、取材艇も兼ねていたようですね。

何しろ誘導船に続航しつつ、左手で舵を切り右手はカメラを構えて、右の肘でスロットルをこづくという芸当をしていたので、ピンボケだわブレるわ、後で見て泣きたくなりました。まあ、お邪魔にならないよう、速やかに通り抜けなければなりませんから、これは致し方ありません。

78014.jpg
左側には、空船で待機している舟も三隻。船外機の装着法がちょっと独特ですね、普段は竿か艪で動かしている舟かもしれません。

あっ、後ろの護岸の上にも人だかりが…。ビルの3階以上からは見られないし、川沿いに空き地は少ないし、見物できる場所は限られたでしょうね。

78015.jpg
振り返ると、日本橋の側面に何か掲げられている…。確かめてみたいのをがまんして、誘導してくれた艇にお礼のあいさつをしながら、お祭りに華やぐ日本橋を後にしました。

78016.jpgおまけ。すぐ下流、江戸橋付近で警備にあたっていた、湾岸署の警備艇「らいちょう」。背後の江戸橋の上も、かなりの人だかりですね。

例によって、帰宅してから検索した関連リンクを以下に。サッパをはじめとする和船群は、水運で江戸時代からつながりのあった、「小江戸」を冠する3つの街、佐原、川越、栃木からはせ参じてくれたのですね。なるほど。

江戸のにぎわい 和舟も繰り出す 日本橋架橋百年祭 (You Tube)
【めざせ!お江戸日本橋】小江戸とちぎ~江戸日本橋120km 舟運再現・川下り蔵の街遊覧船
日本橋架橋100周年記念イベントが開催されます香取市
日本橋架橋100周年記念 新河岸川舟行列カワゴエール


(23年10月30日撮影)

(『10月30日のフネブネ』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村
関連記事

タグ : 神田川 日本橋川 高架下水路 日本橋 警備艇 台船

コメント

そのうち

外輪太郎様
いつもブログ楽しみに拝見させてもらってます。
30日は僕もPWCで徘徊しておりました。
羽田経由の京浜運河から隅田川上りのコースだったので、
どこかですれ違っていたかも知れませんね。
表題通り、そのうち貴殿の船をお見掛けしたら
水上でお声掛けさせてもらおうと思っております。
年内には、水上でお会いできるのを楽しみにしてます。
   たやま

Re: そのうち

>PWC乗りの土建屋 さん
30日は、巡った先の水路はどこも割と賑やかに感じられましたが、
羽田や京浜運河方面も、きっと爽快で楽しかったでしょうね。
午後は小雨がぱらつく、あいにくのお天気になりましたが…。
ご縁がありましたら、河上でお声をおかけください。
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する