満願寺閘門…2
(『満願寺閘門…1』のつづき)
●里程標と標識から視線を左に写すと、阿賀野川を横断する堰のようなものが、それも2本、並行して設けられているのが見えました。確かに、これでは船が通ることはできませんね(Googleマップ航空写真)。
阿賀野川は、可航河川としてはここで分断されており、これより上流への行き来は、信濃川~小阿賀野川経由のコースしかないわけです。河口から連続して遡上できるとばかり思っていたので、驚かされました。

●北側から阿賀野川側ゲートを見たところ。8年前に撮影された「日本の川と災害」さんの「阿賀野川 満願寺閘門と小阿賀樋門」の写真と違い、現在はゲートの前にサイクリングロードか、あるいは管理用道路らしい舗装道路が設けられ、だいぶ違った雰囲気になっていました。
【撮影地点のMapion地図】
●以下、堰柱に掲げられていた銘板3題。
「閘門」が略字で、独特の雰囲気を放つ銘板。ちなみに掲げられていたのは、南側堰柱の道路側です。
●閘門の各部寸法を示した、北陸地方建設局のプレート。 径間6.1m、扉体の天地寸法が前扉(阿賀野川側)10m、後扉8.5mとあります。規模の割に径間が狭いのは、やはり和船の利用を前提としていたということなのでしょうか。
閘室の有効長73m、底幅8.6m、上幅21.4mとずいぶん開きがありますが、これは閘室の側壁が法面のため。「閘門副扉」、径間1.8m・扉高1.3(?)mとあるのは、注排水用バイパスのゲートと思われますが、今回見たかぎりでは、どこに設けられているのかわかりませんでした。
●最後は、施工企業の銘板。三井建設(現三井住友建設)が躯体、栗本鉄工所がゲート周り、川田電機は計測機器関連…といった分担でしょうか。
以上2枚は北側堰柱の側面、階段の入り口付近に掲げられていたものです。
(23年8月10日撮影)
(『満願寺閘門…3』につづく)

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阿賀野川は、可航河川としてはここで分断されており、これより上流への行き来は、信濃川~小阿賀野川経由のコースしかないわけです。河口から連続して遡上できるとばかり思っていたので、驚かされました。

●北側から阿賀野川側ゲートを見たところ。8年前に撮影された「日本の川と災害」さんの「阿賀野川 満願寺閘門と小阿賀樋門」の写真と違い、現在はゲートの前にサイクリングロードか、あるいは管理用道路らしい舗装道路が設けられ、だいぶ違った雰囲気になっていました。
【撮影地点のMapion地図】

「閘門」が略字で、独特の雰囲気を放つ銘板。ちなみに掲げられていたのは、南側堰柱の道路側です。

閘室の有効長73m、底幅8.6m、上幅21.4mとずいぶん開きがありますが、これは閘室の側壁が法面のため。「閘門副扉」、径間1.8m・扉高1.3(?)mとあるのは、注排水用バイパスのゲートと思われますが、今回見たかぎりでは、どこに設けられているのかわかりませんでした。

以上2枚は北側堰柱の側面、階段の入り口付近に掲げられていたものです。
(23年8月10日撮影)
(『満願寺閘門…3』につづく)

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