新潟大堰…2

(『新潟大堰…1』のつづき)

70101.jpg閘室両側には、そろそろ懐かしくなってきた形の街灯が各一本あり、夜間の通航も考えていたことがわかります。さらに面白く思ったのが、右側に見える桟橋様のもの。支柱と鋼線で吊って、90度回転できるような構造になっているのです。

よく見ると、対岸(?)の背割堤の上には、桟橋の重量を受ける支承のような出っ張りも見られますね。簡素な可動橋といってもいいでしょう。メンテナンスか、または通航船のもやいを取るために、背割堤に行き来できるようにした、いわば交通用として備えられたのでしょうね。

70102.jpg新潟大堰橋の上から閘室を見て。出口が絞られているとあって、流速はかなり早く、ザーザーと水音が聞こえてくるほどです。

閘室の側面はフラットで、フェンダーやアイのたぐいは一切見られません。ビットも岸側に2ヶ所と極端に少なく、つるりとしたとっかかりのなさには、通航ぜずともちょっと不安にさせられます。恐らく、洪水時には閘門を含めて全開放させ、水をスムーズに流下させることを第一として、設計されたためでしょう。

70103.jpg橋の上にちょっと顔をのぞかせる、下流側扉体。信濃川水門の閘門同様、上流側の面のみ赤く塗装されています。この塗り方、信濃川下流事務所管内で決められた方式なのでしょうか。

左の堰柱がずいぶん凝った感じですが、これは堰の親柱的な性格を持たせてあるためです。後でご覧に入れましょう。

70104.jpg
下流側…堰としてはこちらが表になるのですね、閘門の周りで騒いでいたので、後回しになってしました。光線が今一つながら、夏空の下で凛々しい姿を一枚。

70105.jpg同じ場所から振り向けば、沖に本船もゆきかう日本海の雄大な風景。川から流れ出た濁水が、沖合にくっきりとした線を作る、印象的な光景でした。

水の染まり方からして、関屋分水からだけではないように思えました。沿岸流の方向がわからないので、正確なところは不明ですが、信濃川河口や、大河津分水からの水も含まれているのでしょうね。
撮影地点のMapion地図

(23年8月9日撮影)

(『新潟大堰…3』につづく)

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タグ : 新潟大堰 閘門 関屋分水

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