洋泉社MOOK「大人のための東京マニア散歩」本日発売

趣味の書籍やムックの発行元として、その筋にも知られている洋泉社より本日発売になったムック「大人のための東京マニア散歩」に、水路の記事を書かせていただきました。「水路の上から眺める首都 東京水路マニアックス」と題した18ページの記事です。

内容は、高架下水路、大横川の低い橋、臨海部の物件ほか、いくつかのテーマに絞って水路遊びの肝を紹介するもので、特に新味はありませんが、水路に関心の薄い向きにも読んでいただくことを心がけ、写真と略地図は本文の量にくらべて、多めに入れていただくようお願いしました。
このあたり、意図したとおりに受け取っていただけるか、いつもながら不安ではありますが、書店店頭で見かけられましたら、お手に取ってご覧いただければ幸いです。

最初にお話をいただいたとき、ムックというからには判型の大きな、雑誌体裁のものを想像していたところ、現物を拝見するとカバー付きアジロ製本の書籍に近いもので、ハンディな印象なのに驚かされました。平滑な塗工紙でなく、上質系の紙を使った巻頭のカラー口絵もなかなかの雰囲気で、本文記事のつかみとしてもワクワクさせるレイアウトです。

何しろ私以外の執筆陣は、その道の大家が健筆をふるわれているので、書評というのもおこがましいですが、内容のうちいくつかご紹介を。

町田忍氏の「東京銭湯遺産」は王道ともいえる題材もさることながら、町田氏の真骨頂である綿密かつ愛情あふれた取材ぶりが凝縮されていて、読むほどに銭湯のディテールが身体に沁み込んでくるような気持ちに。十数年前、「THE霊柩車」で衝撃を受けたことが思い出されました。

田中聡氏の「幻影帝都めぐり」は、開化以降の世相をおりまぜながら、その時代の代表的建築物や街並みの変遷に触れてゆくもので、絵巻物を見るような面白さがありました。
京橋、日本橋界隈といった町地から、旧武家地に街場が拡散してゆくさまがわかりやすく述べられており、掲載の貴重な写真も手伝って、興味深い読みものになっています。

土木・建築ががお好きな向きには、西世古旬氏の「眺めのいい給水塔」、クロスケ氏の「東京大仏50連発」ありと、とにかくタイトルにたがわない盛りだくさんぶり。初秋の読書にお勧めしたい一冊です。


にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村
関連記事

タグ : 洋泉社 大人のための東京マニア散歩

コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する