茂森橋の晴れ舞台!

●これには嬉しくなりました。愛しの最低橋・茂森橋にも、ついに晴れの舞台を踏ませてあげられるかもしれない!
イヤ、「あげられる」なんて、まるで自分のもののような言い草で、はばかられる気がしないでもないですが、今まで幾星霜、不等沈下と大潮ごとの半没に耐えつつ、ひたすら地味に生きながらえてきた茂森橋が、脚光を浴びるかもしれないというだけでも、そりゃもう我がことのように喜ばしいことだったのです。
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●江東内部河川・西側河川の低い橋を堪能する、すり抜け遊びのキモといえば、潮時と艇の全高であることは、これまで何度も触れたとおりです。スタッフにもそのむねはご承知いただいたのですが、さて撮影当日になってみると、出航は最適の潮位よりかなり早い時間。
ちょっと心配になりましたが、フタを開けてみると、これがかえってギリギリ感をいや増して、実に楽しいのです。老練な船頭さんの巧みなスロットルさばきで、本当に数cmあるかないかの、まさにリンボーダンスと銘打つにふさわしい、手に汗握る紙一重感覚(?)。
最微速とニュートラルをくり返し、ジリジリと見事すり抜け成功なったときは、出演者やスタッフの皆さんから拍手が起こるほどでした。

●A.P.+2.6mの沢海橋、同じく2.5mの大横橋とすり抜けを成功させて、快進撃を続けるタモリ倶楽部船団も、最低橋・茂森橋の群を抜くサイテーっぷりに、その足を止めざるを得なくなりました。
戻るわけにはいかないので、ここで潮待ちということになりましたが、これには本当に、目からウロコが落ちた気持ちになったものです。
今までの自分がしてきたすり抜け遊びは、いかに安全・確実に橋をくぐるか、その一点ばかり考えていました。「潮待ちさせられるほど超絶に低い」、まさに最低橋の醍醐味が、嫌でも堪能できるこのひとときを、なおざりにしてきたことが痛いほどわかったからです。さすがテレビ番組制作のスタッフ、見せ方をよく考えておられるなあと、心中ひそかに脱帽したことでした。
●さて、二度、三度とバウを突っ込んで挑戦しつつ、待つこと30分ほどでしょうか。船頭さんがよしと判断したのか、再び前進。錆の浮いた腹甲を、ハンドレールでこすらんばかりにしながら、見事最低橋のすり抜け成功!
思えば、艇上から茂森橋を目にするのは、毎回ほんの一瞬に過ぎません。収録中ということでカチカチにアガっているとはいえ、桁側面のリベットや、水管橋の橋脚を洗う水の流れ、橋台に付いたカラスガイ(だったかな)などを、チラチラと横目で盗み見つつ、いつもと違う新鮮な眺めにちょっと感動。30分も茂森橋と一緒にいるのは、もちろんこれが初めてです。
こんなに長時間、このあたりの水路を(水上から、ね)まじまじ眺めまわしたことは、かつてありませんでした。そういう意味でも、貴重な体験をさせていただいたと思っています。

●繰り返しになりますが、今回何より嬉しかったのは、茂森橋が多くの人の目に触れる機会ができたことです。面白がってつけた「最低橋」なる語感のあまりよくないアダ名が看板になるのも、ちょっと申しわけない気もしますが、これがきっかけで、橋に関心の薄い向きにも知ってもらえれば、茂森橋の今後にとってどれほど力になるかしれません。
何しろ、貴重な震災復興橋のうちでもさらに貴重な、都内に二つしかない「鋼桁橋のラーメン橋台橋」の生き残りなのですから。
●まあ、前回同様相変わらずのアガリ症で、カンペを作って持って行った割にはあまりお役に立てず、お恥ずかしい限りでしたが、心配されていたお天気も見事に初夏の陽気(我が家では『タモリ晴れ』と呼ばれている)で、アガりつつも水路行を楽しませていただきました。
出演者およびスタッフの皆様、ありがとうございました。そして茂森橋、ありがとう。
【ご案内】
茂森橋関連の記事は、「茂森橋」タグで表示されます。
また、過去ログ「最低橋に挑戦!…1」~「最低橋に挑戦!…4」もよろしかったらどうぞ。

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ちょっと心配になりましたが、フタを開けてみると、これがかえってギリギリ感をいや増して、実に楽しいのです。老練な船頭さんの巧みなスロットルさばきで、本当に数cmあるかないかの、まさにリンボーダンスと銘打つにふさわしい、手に汗握る紙一重感覚(?)。
最微速とニュートラルをくり返し、ジリジリと見事すり抜け成功なったときは、出演者やスタッフの皆さんから拍手が起こるほどでした。

●A.P.+2.6mの沢海橋、同じく2.5mの大横橋とすり抜けを成功させて、快進撃を続けるタモリ倶楽部船団も、最低橋・茂森橋の群を抜くサイテーっぷりに、その足を止めざるを得なくなりました。
戻るわけにはいかないので、ここで潮待ちということになりましたが、これには本当に、目からウロコが落ちた気持ちになったものです。
今までの自分がしてきたすり抜け遊びは、いかに安全・確実に橋をくぐるか、その一点ばかり考えていました。「潮待ちさせられるほど超絶に低い」、まさに最低橋の醍醐味が、嫌でも堪能できるこのひとときを、なおざりにしてきたことが痛いほどわかったからです。さすがテレビ番組制作のスタッフ、見せ方をよく考えておられるなあと、心中ひそかに脱帽したことでした。

思えば、艇上から茂森橋を目にするのは、毎回ほんの一瞬に過ぎません。収録中ということでカチカチにアガっているとはいえ、桁側面のリベットや、水管橋の橋脚を洗う水の流れ、橋台に付いたカラスガイ(だったかな)などを、チラチラと横目で盗み見つつ、いつもと違う新鮮な眺めにちょっと感動。30分も茂森橋と一緒にいるのは、もちろんこれが初めてです。
こんなに長時間、このあたりの水路を(水上から、ね)まじまじ眺めまわしたことは、かつてありませんでした。そういう意味でも、貴重な体験をさせていただいたと思っています。

●繰り返しになりますが、今回何より嬉しかったのは、茂森橋が多くの人の目に触れる機会ができたことです。面白がってつけた「最低橋」なる語感のあまりよくないアダ名が看板になるのも、ちょっと申しわけない気もしますが、これがきっかけで、橋に関心の薄い向きにも知ってもらえれば、茂森橋の今後にとってどれほど力になるかしれません。
何しろ、貴重な震災復興橋のうちでもさらに貴重な、都内に二つしかない「鋼桁橋のラーメン橋台橋」の生き残りなのですから。
●まあ、前回同様相変わらずのアガリ症で、カンペを作って持って行った割にはあまりお役に立てず、お恥ずかしい限りでしたが、心配されていたお天気も見事に初夏の陽気(我が家では『タモリ晴れ』と呼ばれている)で、アガりつつも水路行を楽しませていただきました。
出演者およびスタッフの皆様、ありがとうございました。そして茂森橋、ありがとう。
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