「高瀬舟さかい丸」に乗って…1

(『関宿再訪…8』のつづき)

60071.jpg関宿再訪のもう一つの目的が、利根川を挟んだ対岸にある境町から出ている遊覧船、「高瀬舟さかい丸」に乗ること。写真は関宿城博物館の展望室から、ガラス越しに見た「さかい丸」ですが、まさに指呼の間。堤防のすぐ向こうには、境の古そうな街並みも見えますね。

境は佐原や木下同様、かつての河港街で、河川改修以前は、利根川~江戸川間を結ぶ逆川の分流点にあり、街道が通っていたこともあって、物資の集散地として賑わった歴史を持っています。

60072.jpg関宿から一旦下流側に下って、県道17号線境大橋で利根川を渡り、「道の駅さかい」の前を過ぎてから国道354号線に入って、上流側へ向かうと、堤防沿いに「境河岸乗船場 高瀬舟乗船場入口」の看板が見えてきました。

かつての「内川回し」華やかなりしころに栄えた、旧河港街は沿岸にあまたありますが、短距離とはいえ、本流をめぐる遊覧船を正式な定期便(ここ重要)として運航しているのは、境町だけです。「河岸の街」としての誇りと矜持、ここにありといったところでしょうか。

60073.jpg堤防を越えて高水敷に下りると、周囲は公園として整備されており、駐車場も未舗装ながら広く、バーベキューや釣りを楽しむ人々の姿も多く見られました。法面には立派な幅広い階段があり、腰を下ろして川面を眺めたくなります。

階段から続く遊歩道には、「高瀬舟さかい丸」ののぼりがズラリ。これなら初めて来ても間違えっこありません。さて、肝心の舟は…。

60074.jpg
真正面、ポンツン桟橋に横付け中。実は、関宿でゆっくりし過ぎ、ここに着いたのは出航時刻ギリギリ。すでにたくさんのお客さんが乗られて、もやいを解こうというところで声をかけ、何とか飛び込んだというお恥ずかしい次第。

というわけで、写真は到着後のものです。

60075.jpgまあ、ご覧のとおりホンモノの高瀬舟とはもう程遠いカタチで、これも一種の「コレジャナイ系」遊覧船(『コレジャナイ安宅丸!』参照)ともいえるのですが、予約なしで乗れるありがたさと、利根本流を船行きできる嬉しさにまずいうことなし。無粋なことは申しますまいよ。

写真は上同様下船後、後から来た子どもたちがのぞきこんで「もう終りなの?」とガッカリしている様子。私の乗った便が、本日の最終便だったのでした。
撮影地点のMapion地図


(23年5月4日撮影)

(『「高瀬舟さかい丸」に乗って…2』につづく)

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タグ : 高瀬舟さかい丸 利根川

コメント

こんにちは。いつも興味深く拝見させていただいています。
外輪様(パドル様の方がよろしいのでしょうか?)の船や水運への愛情が深く感じられます。

利根川河口域の複雑な地形とその成り立ちはとてもとても興味深く、
車をや船を持っていない身としては大変回りずらいところではありますが、
そのうち時間を作って訪れたいところではあります。
昔から風景に水がとけ込んでいるところが大好きで、
それが埋立地や港湾地域をうろつく原動力になっていたのですが、
いまや水モノは水モノでもカワウソという腸捻転を起こしている最中ですw
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