関宿再訪…7
(『関宿再訪…6』のつづき)
●閘室横を戻って、上流側から眺めてみることにしました。閘室近くの法面は、時々手入れをされているようですが、いったん水門のエリアから外れると、とたんに草深くなります。
下の写真は、背割堤の先端部。丸く成形された法面が、その形のとおりの波紋を上流に向かって広げているのが見えます。のどかな眺めですが、もし艇で近づいたら水流にスーッと吸い込まれると思うと、恐ろしい感じもしますね。

●前回訪問時同様、浚渫船のもやうあたりの法面に下りて、閘門正面から狙ってみることに。後ろに続くのは、浚渫船が水と一緒に吸い込んだ泥を送るパイプで、フロートで浮くように造られています。使用時は何組かを連結して用いるのでしょう。
船尾に二本あるスパッドを、おそらく下ろして河底に突き刺しているとはいえ、もやい1本ではどうも吸い込まれてしまいそうで、心もとない感じがしますね。増水時などは、どうしているのでしょうか?
●水閘門の全体がなんとか、ギリギリ収まりました。やはり水面からの見上げる目線で眺めると、印象がだいぶ違ってきます。
ちなみにプレ水門図鑑「鋼製ゲート百選」(技報堂出版)によると、水門は8径間、寸法は径間8.54m・扉高4.7m、閘門は径間4.915m・扉高8.54mとのこと。竣工時の水門の扉体型式は、三栖閘門(『三栖閘門…1』ほか参照)と同じストーニーゲートでした。

●閘門をズームでぐっと寄せて一枚。落差に立つさざ波から閘室、ゲートの向こう側までが一望できます。背割堤の下流側には、だいぶ大きな木が生えて、航路の半分くらいを覆ってしまっていますね。
【撮影地点のMapion地図】
(23年5月4日撮影)
(『関宿再訪…8』につづく)

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下の写真は、背割堤の先端部。丸く成形された法面が、その形のとおりの波紋を上流に向かって広げているのが見えます。のどかな眺めですが、もし艇で近づいたら水流にスーッと吸い込まれると思うと、恐ろしい感じもしますね。


船尾に二本あるスパッドを、おそらく下ろして河底に突き刺しているとはいえ、もやい1本ではどうも吸い込まれてしまいそうで、心もとない感じがしますね。増水時などは、どうしているのでしょうか?

ちなみにプレ水門図鑑「鋼製ゲート百選」(技報堂出版)によると、水門は8径間、寸法は径間8.54m・扉高4.7m、閘門は径間4.915m・扉高8.54mとのこと。竣工時の水門の扉体型式は、三栖閘門(『三栖閘門…1』ほか参照)と同じストーニーゲートでした。

●閘門をズームでぐっと寄せて一枚。落差に立つさざ波から閘室、ゲートの向こう側までが一望できます。背割堤の下流側には、だいぶ大きな木が生えて、航路の半分くらいを覆ってしまっていますね。
【撮影地点のMapion地図】
(23年5月4日撮影)
(『関宿再訪…8』につづく)

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