五霞落川の水門…1
(『権現堂堰のあたり…2』のつづき)

●宇和田公園、旧権現堂堤の堤上から、権現堂堰・権現堂橋を見下ろしたところ。向こうに見える木の茂った小山は、中川開鑿によって分断された、権現堂堤の片われで、こちらに同じく宇和田公園の一部となっています。
緑濃い旧堤に挟まれて、ちょっとした渓谷のようなところに堰と橋が配されているあたり、箱庭を見るような楽しさがあります。とにかく気持ちのよいところで、遺構を眺めながらのお散歩には、うってつけの環境といっていいでしょう。
●宇和田公園橋に戻って、上流側に目を向けると、河川敷に生い茂る灌木の間から、水門が顔を出していました。
川だけでなく、用排水路が縦横に走るこのあたり、水門や樋門が群生(?)している場所でもあります。まずは正面から眺めようと、水門の対岸へ向けて出発。
●水門のほぼ対岸から、東を眺めたところ。川の分流点にグッとくる私としては、見逃せない風景です。
橋の下を写真奥に向かう水路は、幸手放水路といって、中川の増水時に江戸川へ排水するための放水路。橋の手前を右手に分岐するのが、中川の本流です。右手への分岐が新たに開鑿された区間で、幸手放水路は、かつての権現堂川の河道をほぼなぞったかたちになっています。
【撮影地点のMapion地図】

●で、水門の方へ向き直ってみると……ははあ、「お絵かき水門」ですね。これまた、何ともかわいらしいというか、一度見たら忘れられない絵柄です。ここがもし可航水路だったら、航行上のよい目標になったことでしょう。
●幸手放水路の橋を渡り、お絵かき水門に近づいてみました。窓が小さいせいか、巻上機室が思ったより頭でっかちに見えます。可航水路の水門なら、信号やスピーカーに監視カメラなど、装備が賑やかに取り付けられるところですが、単なる背水防止用の水門とあって、ライトが各径間に一つだけと質素な印象です。
絵があるだけに、水に浸かった時の泥がべったりついていたら、ちょっとかわいそうだなと思っていたら、案外きれいです。時々洗っているのか、単に水深が浅くて、下端をちょっと浸すくらいなのでしょうか。
【撮影地点のMapion地図】
(23年5月4日撮影)
(『五霞落川の水門…2』につづく)

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●宇和田公園、旧権現堂堤の堤上から、権現堂堰・権現堂橋を見下ろしたところ。向こうに見える木の茂った小山は、中川開鑿によって分断された、権現堂堤の片われで、こちらに同じく宇和田公園の一部となっています。
緑濃い旧堤に挟まれて、ちょっとした渓谷のようなところに堰と橋が配されているあたり、箱庭を見るような楽しさがあります。とにかく気持ちのよいところで、遺構を眺めながらのお散歩には、うってつけの環境といっていいでしょう。

川だけでなく、用排水路が縦横に走るこのあたり、水門や樋門が群生(?)している場所でもあります。まずは正面から眺めようと、水門の対岸へ向けて出発。

橋の下を写真奥に向かう水路は、幸手放水路といって、中川の増水時に江戸川へ排水するための放水路。橋の手前を右手に分岐するのが、中川の本流です。右手への分岐が新たに開鑿された区間で、幸手放水路は、かつての権現堂川の河道をほぼなぞったかたちになっています。
【撮影地点のMapion地図】

●で、水門の方へ向き直ってみると……ははあ、「お絵かき水門」ですね。これまた、何ともかわいらしいというか、一度見たら忘れられない絵柄です。ここがもし可航水路だったら、航行上のよい目標になったことでしょう。

絵があるだけに、水に浸かった時の泥がべったりついていたら、ちょっとかわいそうだなと思っていたら、案外きれいです。時々洗っているのか、単に水深が浅くて、下端をちょっと浸すくらいなのでしょうか。
【撮影地点のMapion地図】
(23年5月4日撮影)
(『五霞落川の水門…2』につづく)

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