震災後の水郷を訪ねて…13
(『震災後の水郷を訪ねて…12』のつづき)

●加藤洲閘門に着いてみると、まず目についたのが、通航時に閘室から見上げている「水郷佐原」「加藤洲十二橋」と書かれた看板が、大きく傾いてしまっていること。周囲の被害もかなりのもので、さして変化のなかった大割閘門とくらべて、その変わりように驚かされました。
●閘室に接した地面も、舗装が大きくひび割れ、また陥没して、砂の噴出も見られます。
周りのお宅にくらべて、ここだけ被害が大きいのは、閘門の建造の際に新たに土盛りした部分ということなのでしょうか。
●西側に回ってみると、こちらは逆に閘門が抜け上がっているようで、側壁に張られたタイルにもひび割れが見られました。
右側から奥に向かって伸びるパイプは、やはり応急用の水道管のようです。ここへ来る途中でも、路肩に水道管が敷設され、各戸に分岐していました。
先ほど、サッパに乗って水路から見たときは、さほどではないように思えた被害が、インフラの寸断にまで及んだ深刻さであることを知り、申しわけない気持ちになりました。
●常陸利根川畔に下りてみると、サッパから見たものと同じ「点検整備中航行禁止」の看板が、ピンと張ったトラロープの中央に掲げられていました。
2閘門とはいわずとも、せめて、この加藤洲閘門の復活が成らないかぎり、水郷の賑わいは取り戻せないと言っても、言い過ぎではないでしょう。あやめの季節には、ぜひ元気に運転していることを願うばかりです。

(23年5月2日撮影)
(『震災後の水郷を訪ねて…14』につづく)

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●加藤洲閘門に着いてみると、まず目についたのが、通航時に閘室から見上げている「水郷佐原」「加藤洲十二橋」と書かれた看板が、大きく傾いてしまっていること。周囲の被害もかなりのもので、さして変化のなかった大割閘門とくらべて、その変わりように驚かされました。

周りのお宅にくらべて、ここだけ被害が大きいのは、閘門の建造の際に新たに土盛りした部分ということなのでしょうか。

右側から奥に向かって伸びるパイプは、やはり応急用の水道管のようです。ここへ来る途中でも、路肩に水道管が敷設され、各戸に分岐していました。
先ほど、サッパに乗って水路から見たときは、さほどではないように思えた被害が、インフラの寸断にまで及んだ深刻さであることを知り、申しわけない気持ちになりました。

2閘門とはいわずとも、せめて、この加藤洲閘門の復活が成らないかぎり、水郷の賑わいは取り戻せないと言っても、言い過ぎではないでしょう。あやめの季節には、ぜひ元気に運転していることを願うばかりです。

(23年5月2日撮影)
(『震災後の水郷を訪ねて…14』につづく)

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