震災後の水郷を訪ねて…11
(『震災後の水郷を訪ねて…10』のつづき)
●もと来た道を戻り、中洲の乗り場に帰ってきました。水生植物園内の水路をめぐる舟にも乗ってみたかったのですが、地震で休園とあっては仕方がありません。
船頭さんたちにお礼を言って別れ、今度は十六島を陸から見て回ることに。
●中洲の乗り場から北へ300mほど進むと、大割水路の南口が見えてきます。船頭さんの話によると、大割水路は通航禁止になっているとのことなので、ひとつ確かめたくなったことがあるのです。
近づいてみると、おお、やはり! 以前「ふたたび水郷へ!…4」のときに、用途をはかりかねて首をかしげたアレ、踏切の遮断機に似た棒が、回転して水路を塞いでいました。実用に供されているのを見るのは、もちろん初めてです。

●凸凹になってしまった大割水路沿いの道を進むと、右の路肩に、長々とパイプが伸びているのに気づかされました。
もしかしてこれは、仮設の水道管なのかしら? インフラが打撃を受けたということは、相当深刻な状態が続いているということになります。
●さらに進むと、通行止めになった橋が見えてきました。これが船頭さんの話にあった橋ですね。
橋台が抜け上がり、路面の両端は浮き上がらないよう、土嚢で重しをしています。右端の四角いコンクリート塊は水管橋の基部で、斜めにひしゃげてひび割れ、水道が機能しているとはとても思えない状態。橋脚も少し傾いでいたので、これではとても舟を通す気にはなれないでしょう。

●大割閘門も、加藤洲閘門と同じく、「点検整備中航行禁止」の看板が掲げられ、運転を止めていました。
水辺そのものが観光資源である十六島です。メインライン一つが途絶したことによる打撃は、想像以上のものがあることでしょう。一見無傷に見える二つの小閘門が、どの程度のダメージを受けていて、どのくらいの期間で復活できるものなのか…。閘門好きとしても気になるところではあるので、ぜひ観光協会のサイトなどで、公表していただきたいところです。
【撮影地点のMapion地図】
(23年5月2日撮影)
(『震災後の水郷を訪ねて…12』につづく)

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船頭さんたちにお礼を言って別れ、今度は十六島を陸から見て回ることに。

近づいてみると、おお、やはり! 以前「ふたたび水郷へ!…4」のときに、用途をはかりかねて首をかしげたアレ、踏切の遮断機に似た棒が、回転して水路を塞いでいました。実用に供されているのを見るのは、もちろん初めてです。

●凸凹になってしまった大割水路沿いの道を進むと、右の路肩に、長々とパイプが伸びているのに気づかされました。
もしかしてこれは、仮設の水道管なのかしら? インフラが打撃を受けたということは、相当深刻な状態が続いているということになります。

橋台が抜け上がり、路面の両端は浮き上がらないよう、土嚢で重しをしています。右端の四角いコンクリート塊は水管橋の基部で、斜めにひしゃげてひび割れ、水道が機能しているとはとても思えない状態。橋脚も少し傾いでいたので、これではとても舟を通す気にはなれないでしょう。

●大割閘門も、加藤洲閘門と同じく、「点検整備中航行禁止」の看板が掲げられ、運転を止めていました。
水辺そのものが観光資源である十六島です。メインライン一つが途絶したことによる打撃は、想像以上のものがあることでしょう。一見無傷に見える二つの小閘門が、どの程度のダメージを受けていて、どのくらいの期間で復活できるものなのか…。閘門好きとしても気になるところではあるので、ぜひ観光協会のサイトなどで、公表していただきたいところです。
【撮影地点のMapion地図】
(23年5月2日撮影)
(『震災後の水郷を訪ねて…12』につづく)

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