震災後の水郷を訪ねて…10
(『震災後の水郷を訪ねて…9』のつづき)
●ここで、前方の水面をスーッと横切ってゆく小さな生き物を発見。亀にしてはちょっと妙だな、と思っていたら、水面から護岸にスルスルと上陸…小さなヘビ君でした。
ちょっと暑いくらいの陽気だったので、ヘビも水浴びに繰り出したというわけでしょう。江東区でも、水辺に繁みのある水路では、ヘビが泳ぐのを何度か見たことがあります。
●船頭さんが岸を指して、この近くにある「子育て観音」が、地震で大きな被害をこうむったことを話してくれました。十二橋の一つである「こそだての橋」の、名前の由来にもなっているお寺さんのことですね。1月に来たとき、お参りしておけばよかった…一日も早い復旧をお祈りしています。
後ろにもう一隻、サッパが続航してきました。シーズンの十二橋らしからぬ静けさが寂しかっただけに、少しでも賑やかになるのは、やはり嬉しいものです。

●毎度おなじみ愛しの極小閘門、加藤洲閘門が迫ってきました。
ここから眺めた分には、無傷のように見えますが…。

●行々子橋に掲げられた看板でもおわかりのように、なんと通航禁止!
船頭さんによると、地震のときに「シャフトか何かが壊れたとかで」運転できなくなったのだとか。舟はもちろん、ここでもと来た方へ折り返し。閘門通過が楽しめないのは残念ですが、こうして一部の区間だけでも運航を続けてくれていることに、感謝したくなりました。
【撮影地点のMapion地図】
●エンマ跡の舟入にサッパを突っ込んで、方向転換。前から気なっていたここに(過去ログ『ふたたび水郷へ!…3』参照)舟で入るのは初めてなので、ちょっと嬉しくなりました。
船頭さんによれば、いま一つの大割閘門も同様に点検中で、加えて大割水路の橋の一つが危険な状態にあり、通航禁止になっているのだとか。う~ん、一周コース復活までには、まだまだ時間がかかりそうですね。
しかし、両閘門が被災しているとなると、常陸利根川対岸にある潮来の組合のサッパは、目玉路線である十二橋や与田浦を通るコースに、入れないことになります。十六島、潮来の各組合のフネブネが、賑やかに行き交う楽しい水路風景が一日も早く再現されんことを、祈らずにはおられません。
(23年5月2日撮影)
(『震災後の水郷を訪ねて…11』につづく)

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ちょっと暑いくらいの陽気だったので、ヘビも水浴びに繰り出したというわけでしょう。江東区でも、水辺に繁みのある水路では、ヘビが泳ぐのを何度か見たことがあります。

後ろにもう一隻、サッパが続航してきました。シーズンの十二橋らしからぬ静けさが寂しかっただけに、少しでも賑やかになるのは、やはり嬉しいものです。

●毎度おなじみ愛しの極小閘門、加藤洲閘門が迫ってきました。
ここから眺めた分には、無傷のように見えますが…。

●行々子橋に掲げられた看板でもおわかりのように、なんと通航禁止!
船頭さんによると、地震のときに「シャフトか何かが壊れたとかで」運転できなくなったのだとか。舟はもちろん、ここでもと来た方へ折り返し。閘門通過が楽しめないのは残念ですが、こうして一部の区間だけでも運航を続けてくれていることに、感謝したくなりました。
【撮影地点のMapion地図】

船頭さんによれば、いま一つの大割閘門も同様に点検中で、加えて大割水路の橋の一つが危険な状態にあり、通航禁止になっているのだとか。う~ん、一周コース復活までには、まだまだ時間がかかりそうですね。
しかし、両閘門が被災しているとなると、常陸利根川対岸にある潮来の組合のサッパは、目玉路線である十二橋や与田浦を通るコースに、入れないことになります。十六島、潮来の各組合のフネブネが、賑やかに行き交う楽しい水路風景が一日も早く再現されんことを、祈らずにはおられません。
(23年5月2日撮影)
(『震災後の水郷を訪ねて…11』につづく)

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コメント
ありがとうございます
震災後あまり報道されない地元をここまで書いていただきありがとうございます。次回はぜひあやめの時期に観音様に会いに来てください。
Re: ありがとうございます
こちらこそ、いつもお邪魔して楽しませていただき、ありがとうございます。次回は観音様にもご挨拶申し上げたいです。
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