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震災後の水郷を訪ねて…8

(『震災後の水郷を訪ねて…7』のつづき)

59036.jpg水生植物園前に到着してみると、駐車するクルマも少なく、人影もまばらで、奥の方で何か工事をする音だけが聞こえ、この時季としてはやはり異例の寂しさ。

それもそのはず、目玉である水生植物園は、地震の影響でしばらく休園とのこと。

入口で休園を確認してから、舟乗り場に向かおうと歩きはじめると、奥の工事現場が騒がしくなりました。何事かと振り返ったら、巨大な水槽らしきものが高々と釣りあげられ、撤去作業の最中。
後で船頭さんに聞いたら、地震でやられたトイレの浄化水槽を、取り替えているとのことでした。
撮影地点のMapion地図

59037.jpg
あいかわらず賑やかな船頭さんたちに迎えられ、中洲の乗り場から与田浦へ出ました。

そうそう、ひとつ気になっていたことがあったのだった…。自分の偏見かもしれませんが、農村の5月といえば、緑したたる山野をバックに勇ましく泳ぐ、立派な鯉のぼりの姿が定番と思っています。ところが、道々見たかぎりでは、どうも鯉のぼりが少ない。以前来たときもそうだったかなあ?

このあたり、舵を握る船頭さんに質問をぶつけてみると、「このあたりも、最近は小さい子供が少なくなって、自分の集落でも、男の子がほとんどいないからねえ」とのことでした。う~ん、それは寂しい…。

59038.jpg新左衛門川に入ると、岸が近くなって、地震の被害が少しづつ目に入ってくるようになりました。

新島小学校近くのこの区間は、近所の方が丹精された花壇が美しいところですが、ガードレールや柵にゆがんだ部分が目立ち、道路も波打っているだろうことが想像できます。


59039.jpg独特の書体が印象深い加藤「州」用排水機場も、護岸がひび割れて崩れたり、地割れがあったのか柵が切れかけているところもあったりと、被害が少なくない様子。

灌漑に不可欠な排水機場の機能に、影響がなければよいのですが。



59040.jpg
新左衛門川散歩…2」でも紹介した、両岸にテラスのある区間に入ると、こちらも低い法面に造りつけられた花壇が見事。

トップ画像でもご覧に入れましたが、水郷らしい開けた景色をバックに、ちょうど目の高さで満開の花が帯状に続く風景は、地面と空の境目にピンクのじゅうたんを敷いたように見え、なかなか乙な眺めでした。


(23年5月2日撮影)

(『震災後の水郷を訪ねて…9』につづく)

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タグ : 与田浦新左衛門川水郷

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