震災後の水郷を訪ねて…7
(『震災後の水郷を訪ねて…6』のつづき)
●東側から、閘室を眺めつつ西側へ。閘室の中は、一見したかぎりでは特に損傷は見られず、元のままのようです。
かつては、西の琵琶湖疏水インクラインと並んで、東の通船施設の代表であった大結構だけに、基礎をはじめとした構造は、素人が考える以上にしっかりと造られているのでしょうね。
●閘室を離れた西側、ちょうど半島のようになだらかな斜面が突き出した場所には、コンクリート舗装の遊歩道が一周しているのですが、舗装の継ぎ目に段差やすき間ができて、入口はトラロープで塞がれています。
ちょっと失礼してロープをまたぎ、様子を見てみることに。
【撮影地点のMapion地図】

●このあたりは土の締まりが緩いのか、芝生の斜面には、ご覧のように稲妻形のクラックが一面に走り、低い場所では、横利根川からの水が入ってきていました。

●クラックは大きいところで30cm以上に及び、段差を伴うところも少なくなく、遊歩道は寸断された状態。立ち入り禁止にしたくなるのも、無理はありません。
もっとも、釣り人さんはいつもと変わぬ風情で、あちこちの岸に陣取っては釣りに興じていました。
●閘門のかたわらから望んだ横利根川の川面は、以前と変わりのない穏やかな表情。とは言え、おそらくこの沿岸も、少なからぬ被害が出ているに違いありません。
さまざまな被害を見るにつけ、十二橋や与田浦を擁する、十六島の中心部がますます心配になってきました。いつもお世話になっている、中洲のサッパ乗り場に急ぐことにしましょう。
(23年5月2日撮影)
(『震災後の水郷を訪ねて…8』につづく)

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かつては、西の琵琶湖疏水インクラインと並んで、東の通船施設の代表であった大結構だけに、基礎をはじめとした構造は、素人が考える以上にしっかりと造られているのでしょうね。

ちょっと失礼してロープをまたぎ、様子を見てみることに。
【撮影地点のMapion地図】

●このあたりは土の締まりが緩いのか、芝生の斜面には、ご覧のように稲妻形のクラックが一面に走り、低い場所では、横利根川からの水が入ってきていました。

●クラックは大きいところで30cm以上に及び、段差を伴うところも少なくなく、遊歩道は寸断された状態。立ち入り禁止にしたくなるのも、無理はありません。
もっとも、釣り人さんはいつもと変わぬ風情で、あちこちの岸に陣取っては釣りに興じていました。

さまざまな被害を見るにつけ、十二橋や与田浦を擁する、十六島の中心部がますます心配になってきました。いつもお世話になっている、中洲のサッパ乗り場に急ぐことにしましょう。
(23年5月2日撮影)
(『震災後の水郷を訪ねて…8』につづく)

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