仙台堀川公園を歩く…1
(『茂森橋のディテール…6』のつづき)
●茂森橋を楽しんだ後は、橋詰近くから始まる仙台堀川公園をお散歩してきました。といってもほんの少し、写真の案内図でいえば左の端、入口をちょっとつっついた程度です。
延長3700mに及ぶ、川跡を利用した公園としては最大級ともいえる仙台堀川公園は、その名のとおりかつては仙台堀川の一部だったところですが、案内図の横十間川親水公園より東(右)、小名木川に至る区間は、東京運河土地株式会社が大正11(1922)年に起工、昭和8(1933)年に竣工した民間資本の運河で、後に砂町運河(現在の砂町運河とは別)と呼ばれました。
仙台堀川の一部となったのは、昭和40(1965)年の河川法改正からです。
●そんなわけで、自艇で走れない川跡とはいえ、大いに興味をそそられる場所なので、少しでもよいから、一度歩いてみたいと思っていました。橋の上に立つと、細長い池に過ぎないものの、水面は十分に広く、運河だったころを髣髴させます。
おお、水鳥がたくさんいる…。現役時代の物件を見て回る前に、トリさんに吸い寄せられてしまいそう。

●さっそく水鳥の大艦隊(笑)が、我々目指して一直線にウェーキを引いて歓迎してくれるこの嬉しさ! もっとも、エサを持っていないと知るや、たちまち四散する現金ぶりでしたが。
キンクロ君を中心に、ずいぶん人慣れしているようです。きっと地元の方においしいものをもらって、可愛がられているのでしょうね。

●首を突っ込んで、お昼寝を決め込む鴨さんたち。大好物の平たくつぶれた姿にくぎ付け。
トリ好きにとってはタマランところですな(笑)。

●いや、トリではなくて、現役時代のストラクチャーを見に来たのだった。水辺沿いに少し歩くと、木々のすき間から、ゲルバー鋼桁橋がぬっと姿を現わしました。名前は千田橋。路面は新しいようですが、鋼桁のリベットだらけの姿、震災復興橋の雰囲気が濃厚ですね。
横十間川親水公園(過去ログ『和船友の会で体験乗船…1』ほか参照)でも見ましたが、古い橋が、水路の現役時代そのままに架けられている姿を楽しめるのも、江東区の「川跡公園」を散歩する時の大きな楽しみです。
【撮影地点のMapion地図】
(22年12月5日撮影)
(『仙台堀川公園を歩く…2』につづく)

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延長3700mに及ぶ、川跡を利用した公園としては最大級ともいえる仙台堀川公園は、その名のとおりかつては仙台堀川の一部だったところですが、案内図の横十間川親水公園より東(右)、小名木川に至る区間は、東京運河土地株式会社が大正11(1922)年に起工、昭和8(1933)年に竣工した民間資本の運河で、後に砂町運河(現在の砂町運河とは別)と呼ばれました。
仙台堀川の一部となったのは、昭和40(1965)年の河川法改正からです。

おお、水鳥がたくさんいる…。現役時代の物件を見て回る前に、トリさんに吸い寄せられてしまいそう。

●さっそく水鳥の大艦隊(笑)が、我々目指して一直線にウェーキを引いて歓迎してくれるこの嬉しさ! もっとも、エサを持っていないと知るや、たちまち四散する現金ぶりでしたが。
キンクロ君を中心に、ずいぶん人慣れしているようです。きっと地元の方においしいものをもらって、可愛がられているのでしょうね。

●首を突っ込んで、お昼寝を決め込む鴨さんたち。大好物の平たくつぶれた姿にくぎ付け。
トリ好きにとってはタマランところですな(笑)。

●いや、トリではなくて、現役時代のストラクチャーを見に来たのだった。水辺沿いに少し歩くと、木々のすき間から、ゲルバー鋼桁橋がぬっと姿を現わしました。名前は千田橋。路面は新しいようですが、鋼桁のリベットだらけの姿、震災復興橋の雰囲気が濃厚ですね。
横十間川親水公園(過去ログ『和船友の会で体験乗船…1』ほか参照)でも見ましたが、古い橋が、水路の現役時代そのままに架けられている姿を楽しめるのも、江東区の「川跡公園」を散歩する時の大きな楽しみです。
【撮影地点のMapion地図】
(22年12月5日撮影)
(『仙台堀川公園を歩く…2』につづく)

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