年の瀬の荒川…5
(『年の瀬の荒川…4』のつづき)

●河口から28.69km地点、国道17号と首都高5号池袋線が並行して渡る、笹目橋まで来ました。ここはクルマでよく渡るのですが、空気の澄んだ日には遠く富士山が望め、眼下に荒川と新河岸川、そして彩湖や水門群が眺められるなど、このあたりでは随一の景勝地です。
個人的には、笹目橋を境にして、水路の雰囲気ががらりと変わるように感じているのですが、いかがでしょうか。進入できる派川もない、言わば袋小路の最末端部ですが、荒川でも最も好きな区間です。
●橋のすぐ上流、南岸にあるプレジャーボートの繋留施設。ポンツン桟橋をおごった結構な規模のもので、フライブリッジ付きの大型クルーザーが多いのが印象的。
ここは彩湖の堤防が迫っていて風裏に当たるのか、はたまた屈曲による流れの関係か、先ほどまでの波立つ水面がウソのように静かで、泊地としては恰好の環境のようですね。
●このあたりから川幅がだいぶ狭まり、正面から北西に向かって広がる彩湖(荒川第一調節池)の南西側を巻くようにして、河道は大きく屈曲します。
右手には彩湖の吐口を守る一大目標、荒川第一調節池排水門が見えてきました。

●青空と冬枯れの土手に映える、茶色いタイル張りの排水門。縦に長い2径間のスタイルは、横長のものが多い関東の水門の中では、異彩を放つ存在です。
タイル張りのお化粧も、彩湖を利用した大型公園・道満グリーンパークを控えて、多くの人の目に触れる水門となれば、設計者も気を遣わざるを得なかったのでしょうね。
この水路にもご覧のとおり繋留施設があり、流れの塩梅が良いのか、水辺では多くの人が釣りに興じていました。
【撮影地点のMapion地図】
●彩湖の脇を走る屈曲区間を通過。今まで遠くにあった堤防が両岸に迫り、谷間っぽい雰囲気になってくるのも、笹目橋より下流側と大きく違うところ。
高い建物も次第に少なくなり、鉄塔と高水敷に並ぶ灌木だけが視界を占める川景色、いかにも「内陸まで遡ってきた!」という感じがして、川走りの醍醐味が味わえる区間でもあるのです。
(22年12月29日撮影)
(『年の瀬の荒川…6』につづく)

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●河口から28.69km地点、国道17号と首都高5号池袋線が並行して渡る、笹目橋まで来ました。ここはクルマでよく渡るのですが、空気の澄んだ日には遠く富士山が望め、眼下に荒川と新河岸川、そして彩湖や水門群が眺められるなど、このあたりでは随一の景勝地です。
個人的には、笹目橋を境にして、水路の雰囲気ががらりと変わるように感じているのですが、いかがでしょうか。進入できる派川もない、言わば袋小路の最末端部ですが、荒川でも最も好きな区間です。

ここは彩湖の堤防が迫っていて風裏に当たるのか、はたまた屈曲による流れの関係か、先ほどまでの波立つ水面がウソのように静かで、泊地としては恰好の環境のようですね。

右手には彩湖の吐口を守る一大目標、荒川第一調節池排水門が見えてきました。

●青空と冬枯れの土手に映える、茶色いタイル張りの排水門。縦に長い2径間のスタイルは、横長のものが多い関東の水門の中では、異彩を放つ存在です。
タイル張りのお化粧も、彩湖を利用した大型公園・道満グリーンパークを控えて、多くの人の目に触れる水門となれば、設計者も気を遣わざるを得なかったのでしょうね。
この水路にもご覧のとおり繋留施設があり、流れの塩梅が良いのか、水辺では多くの人が釣りに興じていました。
【撮影地点のMapion地図】

高い建物も次第に少なくなり、鉄塔と高水敷に並ぶ灌木だけが視界を占める川景色、いかにも「内陸まで遡ってきた!」という感じがして、川走りの醍醐味が味わえる区間でもあるのです。
(22年12月29日撮影)
(『年の瀬の荒川…6』につづく)

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タグ : 荒川彩湖荒川第一調節池排水門
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