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江戸川の大編隊

(『閘門の水位差を魚探で見てみたい』のつづき)

43006.jpg前後しますが、前回書いた江戸川閘門を通過する少し前のこと。
PWCに乗る若い人たちで賑わう桟橋で、ボートサービスのI社長と話していたら、頭上に時ならぬ爆音が轟々と響いてきました。

夕方のように暗く曇った空を見上げると、行徳可動堰の方からヘリコプターの編隊が近づいてきていました。それも一つや二つではありません。

43007.jpg首をぐっと反らして見上げていると、一糸乱れぬ見事な雁形編隊で、一群、また一群と上空を通過してゆきます。編隊の間隔も、まるで定規で測ったように保たれており、ため息が出るほど。
これは陸上自衛隊の対戦車ヘリですね。引き締まった細身のプロポーションで、すぐわかりました。

河上で視界が広いこともあって、後ろにずらりと続く編隊が遠くに見渡せ、その物量に圧倒される思いです。

43008.jpg興奮の面持ちで眺めてはシャッターを切っていると、編隊ごとに機種が違うのに気付かされました。I社長も「これ、みんな飛行機の種類が違いますねえ」と感心している様子。
次々と通過する編隊に圧倒されて、桟橋にいる人たちと、しばらく口を開けて見上げてしまいました。 

これは観閲式か何かがあったのだな、と思って帰宅後に検索してみたら、やはりこの日、朝霞で陸上自衛隊の観閲式があったようです。

43009.jpgこちらは閘門通過後、藤代繁造船所の前を通ったときのスナップ。こちらは巡視艇など官船の修繕風景も見られるので、毎回期待しているのですが、今回は東京都の清掃船を発見。

台船の上に上架されているのは、江東内部河川でもおなじみの、タモ網でゴミをすくうタイプの小型清掃船。扇橋閘門呼称に従うと「手上げ」ですね(『満漢全席小名木川…5』参照)。船底の塗装作業中なのか、喫水下の色も鮮やか。ううむ、我が艇もやっぱり、この色に塗りたいなあ。 

43010.jpg続く上屋付き船台には、サイズオーバーで完全に上架できず、水面上にはみ出している巨大な台船が。

大きな体を持て余して、犬小屋から半身を出して寝ている犬のようで、何やらユーモラスです。手前半分を塗り直す時は、いったん降ろして180度廻し、また上架しないといけないのでしょうね。
撮影地点のMapion地図


(22年10月24日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 江戸川旧江戸川清掃船台船

コメント

No title

じゃあ、あのヘリは習志野かどこかから来たのでしょうか?
朝霞駐屯地の上空に向かって、北の方から飛んできたので、
ぐるーっと大きく回って進入してきたということでしょうねー。

Re: No title

>Djangoさん
全部かどうかはわかりませんが、飛来の方向からして、木更津ではないでしょうか。
先ほど検索してみたところ、木更津基地には第一ヘリコプター団があるのですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC1%E3%83%98%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%97%E3%82%BF%E3%83%BC%E5%9B%A3
しかし壮観でした、偶然とはいえ、いいものを見せてもらいました。
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