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三土氏と水路行…3

(『三土氏と水路行…2』のつづき)

39011.jpg分水路を通ってくると、行きと帰りで違った風景が眺められるのも楽しみの一つ。この日のお楽しみは、小石川橋の架け替え工事現場です。

もちろん、旧橋の本体はすっかり撤去されてしまったでしょうが、重機や資材を乗せた台船のもやう現場と、橋が取り除かれた後の橋台のディテールが拝める、数少ないチャンスです。(『小石川橋の撤去工事』参照)

39012.jpgまずは北側の橋台地を検分。両側の護岸は、後年追加されたものなので、橋の竣工時より前進しており、角を石材で装飾した橋台が、取り込まれてしまったように見えます。

橋台上端のコンクリートが新しいのは、路面を改修した際に、あわせて新設した部分だからでしょうか。左側には、切断された何本かのパイプも見えますね。あっ、右手に見えるのは?


39013.jpg何と、切断されたガーダーの一部が、まるでちびた鉛筆のように残されていました! 三土氏、大野氏もツボだったようで、何度もシャッターを切っています。

支承の上にチョコンと乗っかった、リベット組みの鉄の箱になり果てたかつての鈑桁…。今まで建造途中の橋の断面や、解体中の断面をいくつか眺めてきましたが、こういうパターンは初めてかも。もの悲しくも、ユーモラスな風景です。

39014.jpg
南詰の桁も、同じ目に逢っていました。ご覧のように、酸素で無造作にあけた穴にワイヤーが通してあり、ちびた鈑桁が、支承を中心にコテン、とおじぎしないように縛ってあるのがまた強烈。

ううん、何でここだけ残してあるんだろう? 支承を引っこ抜くとき、作業がやりやすいとか、理由があるのでしょうね。

39015.jpg三土氏が、橋脚の根元を指差し、「アレ、何だか風景画というか、風呂屋のペンキ絵のように見えますよね」…ああ~、言われてみれば!

水際の、汚れでグラデーションがついた部分が、海辺の白砂と山野の緑を思わせて、確かに風呂屋の壁面画のよう。さすが。もうこれからは、通るたびに意識してしまいそうです。
撮影地点のMapion地図


(22年9月19日撮影)

(『三土氏と水路行…4』につづく)

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タグ : 神田川 日本橋川 小石川橋 高架下水路

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