三土氏と水路行…2

(『三土氏と水路行…1』のつづき)

39006.jpgというわけで分水路突入。このころはすでにだいぶ涼しくなっていたのですが、地中の世界は、長きにわたる猛暑であぶられた熱が冷めてないのか、ムッとする蒸し暑さです。

何より残念だったのは、デジカメの設定を間違えてしまったこと。フルオート+ストロボ強制発光が正解だったのに、愚かにも「夜景」モードを選んでしまい、ご覧のとおりブレブレ、ボケボケのていたらく。舵を握る身としては途中で訂正することもできず、悔しい結果に終わりました。

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全景をしっかり撮り直しておきたかった大地下空間・発進縦坑(『分水路打通作戦【お茶の水分水路編】…7』参照)も、ヒトダマが飛んだようになり、もう何が何やらわけのわからんモノに…。三土氏と大野氏の傑作写真を、ぜひウェブ上で発表していただきたいものです。

この後、水道橋分水路に入ってからは、例の低い区間で、大野氏が天井にさわってみたり、2号分水路との疎通口「地下水門」では、三土氏が「反対側から見られるなんて思わなかった」と感動されたりとかなりの盛り上がり。

しかし良いことばかりではなく、何かチクチクするな、と思ったら、蚊の大群に囲まれて刺されまくるというハプニングも。

狭い穴倉の中では逃げ場もなく、手を振り回したり、ふんづけたりひっぱたいたりと大騒ぎ。血を吸える獲物もなく、ボウフラが湧くような水たまりもない分水路の中で、どうして大量の蚊が住みついていたのか、今もって謎ではあります。

39008.jpg白鳥橋上流の呑口から脱出、2900mの打通を達成しました。地熱のこもった、蒸し暑いよどんだ空気の中から出てきただけに、さすがに外の空気がうまい! 三土氏はまだくぐり足りないのか、ポータルを名残惜しそうに振り返っています。

ここでメーターパネルの警報ランプが点灯すると同時に、エンジンの警報ブザーが鳴り、一気に緊張が高まりました。

39009.jpg停止・チルトアップして点検の後、しばらくアイドリングで漂泊していたら警報が止まったので、あまり回転を上げないように、そろそろと下ることに。まあ、先日お伝えしたとおり、この時点ですでに1気筒死にかけていたわけで…。

幸い海の真ん中などではなく川ですから、ゆっくり走っていれば、仮にエンジンが止まっても、まず大事には至りません。首都高の桁裏を眺めつつ、のんびりとまいりましょう。

39010.jpg上流側から船河原橋の裏側を撮ってみました。この角度から眺めると、飯田橋の橋台地の隅というか、旧橋詰広場の存在を匂わせる、丸みをつけて組まれた石垣のスペースを利用して、突っ込まれていることがわかります。

う~ん、この乗っかり具合、いつ見ても不安を掻き立てられる…。いや、吊られる桁や喰われるトラスの強烈さにくらべれば、はるかにおとなしめではあるものの、これはこれで違ったインパクトがありますよね。
撮影地点のMapion地図

(22年9月19日撮影)

(『三土氏と水路行…3』につづく)

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タグ : お茶の水分水路 水道橋分水路 分水路 神田川 高架下水路 橋の裏側

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