三土氏と水路行…1

9月19日は、三土たつお氏と大野氏にご一緒いただき、おなじみ神田川・日本橋川を楽しんできました。
三土氏といえば、何度か紹介したように、「神田川の分水路をゆく」「暗渠にもぐる」「神田川の洞窟のなぞ」という記事を発表されている、分水路航行の大先達。

旧ブログを始めた直後より、何回かお声掛けいただいていたのですが、たまたま手が塞がっていたりして失礼していたので、今回は大野氏に仲立ちをお願いし、お詫びかたがた水路行にお誘いして、ようやく数年越しの懸案が叶ったという次第。

39001.jpg空青く風も穏やかと上々のお天気、まずは臨海運河地帯のメインライン、豊洲運河を抜けて隅田川へ。

塗装もまだ真新しい豊洲橋のかたわらでは、旧豊洲橋を撤去した跡に鋼矢板が打ち込まれ、クレーン船が何隻も常駐し工事たけなわ。同じ橋をもう一つ併設し、旧橋のころより車線を倍増させるというわけなのでしょう。


39002.jpg隅田川派川から上流側を眺めると、水面は鏡のように滑らかで、逆さに映ったビル群もくっきり。ちょうど朝凪が終わるころだったと思いますが、名残りの時間帯に間にあったようです。

隅田川といえば、通航船の引き波でざわついた水面のイメージが強いですから、これには嬉しくなりました。何分ねぼすけで早起きが苦手なので、なかなかこういった川の表情は拝めません。

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まだ早い時間とあって船影もなく、ここは遠慮なくスロットルを開けて遡上。油を流したような平滑な水面を見ていると、新雪を切りさくのにも似た快感が湧き上がってきて、つい速度を上げてしまいがちです。

写真はトップ画像でも紹介した、両国橋の下流で出会った警備艇。あちらも同じことを感じているのか、結構な速度で艇を傾けつつ、一気に屈曲部を駆け抜けてゆきます。

39004.jpg神田川に入ると、さらに1ランクアップした水鏡。最下流部名物の上路式鋼アーチ群を、川面に映して堪能できる、一粒で二度美味しいこの贅沢!

アーチと水面がつくる紡錘形が、まるで合わせ鏡のように奥まで続く吸い込まれそうな光景。震災復興橋の設計者は、この瞬間をも脳裏に描いて図面を引いたのか、と勘ぐらせるほどの、きれいで、静かな風景です。

三土氏は5年前、神田川の源流を訪ねる取材の一環で、ゴムボートをこのあたりの船宿で水面に降ろし、遡上したのが最初の水路行だったとか。流れに逆らって進むのは大変だったでしょう。とても筋力不足の船頭には真似できない偉業です。

39005.jpgさて、三土氏といえば分水路、神田川にお誘いして、分水路を通らずに帰るわけにはいきますまい。手前でライト類の取り付けなど最終確認を済ませて、すでに毎度おなじみお茶の水分水路の吐口に到着。

前回は「打通作戦」を名乗りながら、水道橋1号分水路の途中、新隆慶橋上流の開口部で気力がなえて脱出したという情けなさでしたが、今回は2900mを走り切るつもりで、丹田に力を入れてかかりましょう。
…しかし、落ち葉とか浮流物がやたらと多いなあ。エンジンのインテークに詰まったりしないかしらと、力みかえりながらも一抹の不安が…。
撮影地点のMapion地図

(22年9月19日撮影)

(『三土氏と水路行…2』につづく)

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タグ : 豊洲運河 隅田川 神田川 お茶の水分水路 分水路

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