古川に袖にされる?

(『「喰われるトラス」と芝浦運河地帯』のつづき)

38026.jpg芝浦西運河に出て、上下線にわかれた橋・渚橋をくぐろうとすると、北西側橋詰近くのテラスに船着場ができていました。ポンツン桟橋の立派な船着場です。

う~ん、いつの間に。例によって、近くを通っても気づいていなかっただけかもしれませんが…。船着場名や竣工年などが気になります。


38027.jpg船着場の横を過ぎ左折、前回も触れたように、運河地帯を一筆書きするかたちで新芝北運河へ。

通るたびに意識していた物件、橋脚下に寄り添うように設けられた、屋根付きホイストのあるバラック桟橋に目をやると…ううむ、桟橋の腐朽が進んだようで、小屋が後ろに倒れていました。このひなびた風景が見られるのも、あとわずかのようです。
(平成18年に撮った以前の姿は、過去ログ『芝浦の運河めぐり…9』参照)

38028.jpg新芝北運河と新芝運河の丁字流、霞橋橋詰に接して設けられた、これも名物・モノレールの逆三角橋脚(早口言葉のよう)前でスロットルを緩めると、幸いお二人には好評だったようで、なぜか胸をなでおろす船頭。

数少ない変わり型の橋脚なのですから、何か愛称をつけてやりたい気がします。いや、鉢氏や田村氏は、もうすでにステキな名前をつけておられるに違いない、と勝手に妄想。


38029.jpg
芝浦運河を出て左折、おなじみ船ギッシリの通向き高架下水路・古川(『古川探訪…1』ほか参照)に入りました。その濃厚な魅力を堪能…することももちろんですが、厳しい陽射しにあぶられてきた身としては、やはり日陰で涼をとれるのは嬉しいものです。

潮時も悪くないし、この日はあわよくば、一の橋あたりまで行ってみたいものと、もくろんでいたのですが…。

38030.jpgJRの橋の下に入る前に、後続してきた船宿のテンダーに合図して、追い越してもらったまではよかったのですが、狭い橋脚間の水路を抜けるあたりまで行くと、巨大な屋形船が出港準備中。しかも、さらに奥でも何やら動きが!

何分お他人様のお庭先、船宿街区間のクリアが難しいとなれば、大事を取って撤退した方がよさそうです。お二人にお詫びしつつ、転回もしないまま、後ろ手に舵を取り最微速で後ずさり脱出。
やはり、古川に微笑んでもらうのは難しいと、一人凹む船頭でありました。
撮影地点のMapion地図

(22年8月29日撮影)

(『小型トラスたちを味わう』につづく)

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タグ : 芝浦西運河 新芝北運河 新芝運河 古川 高架下水路

コメント

No title

渚橋付近の船着場ですが、下記のページに竣工式典の模様が掲載されています。
http://www.shibaura-canal.net/20090614/
以前は新芝運河の船着場を使用していた「芝浦運河まつり」のクルーズは、現在はこの桟橋を用いていると思われます。
竣工式は6月ですが実際には09年3月中には完成しており、わたしが4月に実見したときには「許可無く桟橋内に立入ることを禁じます。万が一侵入した場合にはセキリュティシステムにより通報されます。芝浦商店会」という表記のみがされていました。のどかそうな見た目とは裏腹に、なんだかちょっと物々しい感じでビックリしましたが、これはつまりは防災用としての設置ではないということでしょうか。

Re: No title

>はじめさん
お待ちしておりました(笑)。いつも詳しい情報、ありがとうございます。
商店会管理の桟橋とは珍しいですね、お役所を通さずに利用できるとなると、イベントなどの船便が頻発されそうな期待をしてしまいます。しかし、その物々しさからすると、一般艇の緊急時の達着は難しそうですね。
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