8月29日の臨海大橋

前後しますが、8月29日は江東ドボクマッピングがご縁で知り合った、講師のお一人である鉢雅俊氏(ブログ『Future Description ‐何かからはみ出した、もうひとつの風景』)と、田村美葉氏(ブログ『東京エスカレーター』)にお付き合いいただいて、橋を主題の近場めぐりを楽しんできました。

今でこそ、夜はちょっと寒いくらいの気候に落ち着きましたが、この日はもちろん酷暑のさなか、早朝からもう誉めてやりたくなるくらいの暑さ。かぶった帽子のつばが、たちまち先端まで汗で濡れるような陽射しの下、まずはお久しぶりの臨海大橋へ。

38001.jpg
こちらはこの時季、南風で波浪していることが多いので、つい敬遠しがちになってしまうのですが、朝凪が終わらないうちに訪ねれば波をかぶることもないだろうと、朝一番で直行することに。

ちょうど、風の変わる時間帯に到着できたのか、東京港第二・第三航路は、まさに「油を流したよう」という形容がぴったりの穏やかさ。沖からは、すでにゆるいうねりが入ってきて、南風が強まりつつあることを感じさせました。あと1時間も経てば、この穏やかさも一変、白波の立つ厳しい表情を見せるに違いありません。

38002.jpg出船のつくる白い航跡を眺めながら、若洲側トラスを一枚。

いや、大きくなった…もとい、長くなったなあと、育ち盛りの子供を前にしたような感想しか思いつかないのが痛いところですが、靄がかった湾奥の空をバックに踏ん張る鋼鉄の竜、やはり絵になりますね。



38003.jpg
南側から狙おうと防波堤を出ると、やはりちょっと波が立ってきましたが、まだまだ許容範囲。強烈な陽射しを反射して、淡いブルーの構造が輝いています。

スロットルを緩めて流しつつ、首をぐっと仰向けての巨大橋鑑賞。シャッターの音だけが静かに響く中防沖…。

38004.jpg堪能しながら、そういえば残る中央径間はいつ架設されるのかしら、と考えていたら、それを察したように鉢氏から「中央径間は、先日の架設の際に事故があって損傷してしまい、それが原因で竣工がかなり伸びた」ことをうかがいました。

帰宅後に検索してみたら、国土交通省関東地方整備局のHP、「東京港臨海大橋(仮称)の損傷について」がヒット。ううん、5月17日の架設時に波が原因で壊されたとは、ずいぶん前のことだったのですね。最近ご無沙汰していたので、すっかりうとくなっていました。

38005.jpg艇を橋の直下にゆっくり戻しながら、ためつすがめつ眺めたものの、先端部には網のようなカバーがかかっていることもあり、ディテールがどうもよくわかりません。

「う~ん、見えないですね」などと言いながら、首を傾げてしばし観察しましたが、やはりぶつけた痕跡はわからず。工期を遅らせるほど騒がれているとはいえ、素人目には、ほんのわずかな凹みなのかもしれませんね。
撮影地点のMapion地図


(22年8月29日撮影)

【22年10月2日追記】まあ、例によってなんですが、
コメント欄のがー氏のコメントを読み返す「運んでいる途中で波に当たった」…あれ?→国交省のサイトを読み返す「海上運搬中の波浪による衝撃」…どこにもぶつけたとは書いていない→別紙資料PDFを読む→頭を抱える
私、当日の会話から「桁同士をぶつけた」と勘違いしたまま今日に至っていました。鉢氏にもご心配をおかけしたようで申しわけありませんでした。お詫びして本文を訂正します。

(『揚陸艇発見!』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村
関連記事

タグ : 東京港臨海大橋 東京港

コメント

No title

海が静まり返っている。橋が水面に映る海はなかなか見れないのでは?
臨海大橋は先っちょだけ差し替えるようですね。
運んでいる途中で波に当たったとのことですが、質量が大きいものは強烈です。どこかに溶接のひびや塗装のはがれを報告しているものがあったのですが見つけられません。とほほ。

Re: No title

早朝と夕方の、それもほんの短時間だけ味わえる贅ですよね。ぎりぎり間に合ってラッキーでした。
おお、先端だけ造り替えですか。情報ありがとうございました。本当に、あの巨大なモノを、例えちょこっとでもぶつけたときの衝撃の大きさはえらいものでしょう、無事の竣工を祈りたいです。
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する