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東雲北運河に拾う…2

(『東雲北運河に拾う…1』のつづき)

37061.jpg
以前からここにもやっている、サビサビ曳船。揚錨やケーブル敷設の作業にでも使われるのか、船首にプーリーを備え、まだかろうじて現役のようです。くたびれぶりを見るまでもなく、船型からするとかなりのご高齢のよう。

ファンネルに取り付けられた日立の旧マークを、ちょぶさんと二人で意識する船頭。久しくお目にかかっていなかったので、かえって新鮮でした。

37062.jpg(有)木村造船所の建屋。水面まで降ろすことのできる、下端がシートになったシャッターを備えているのが独特です。

Mapion地図では、「中島運輸㈱潮見造船所」とありました。オーナー会社が変わったようですね。



37063.jpg建屋に隣接して、露天の船台が二つ。

…しかし、レールが敷かれたインクライン式の船台って、どうしてこう魅力的なんでしょう。同じ上下架設備でも、昨近の単なるスロープに、タイヤで移動する自走式ホイストでは、スマートではあるものの、あまり面白味を感じることができません。

以前お世話になっていたマリーナが、インクライン式のリフトで、船台もちゃんとフランジのついた車輪で線路上を移動する形式であり、しかもボートヤードに分岐とダルマポイント(!)まであるという、濃厚な環境だったせいでしょうか。

37064.jpg舷側をざっくりと切り取り、フェンダーを並べて桟橋に転用されたバージ。少し昔の街灯みたいな、蛍光灯まで取り付けてあるのがイイ感じです。

こういう桟橋転用の船というと、やはり子安浜を思い出すものがありますね。(過去ログ『入江川水系を眺める…10』~『入江川水系を眺める…12』参照)

37065.jpgバージのすぐ左にある桟橋を挟んで、対照的な二隻のおケツ(笑)。

補機を取り付けた作業艇のトランサムスターンと、まろやかなカーブを描く曳船のクルーザースターン(だったと思う)、各艇各様の用途に見合ったキュートさ。
撮影地点のMapion地図


(22年9月4日撮影)

(『東雲北運河に拾う…3』につづく)

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タグ : 東雲北運河平久運河曳船

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