東雲北運河に拾う…1
(『満漢全席小名木川…11』のつづき)

●隅田川を駆け足で下り、臨海部の運河地帯まで戻ってきました。そのまま帰港するのももったいないので、東雲北運河に寄り道することに。ほんの10分ほどでしたが、宅地化著しいこの運河地帯で、複数の造船所が今なお稼働する「生きている運河」の姿を、久しぶりに味わってきました。
まずは入口、平久運河との角地に威容を誇る、クレーン付き鋼材倉庫。地図を見ると「㈱ヒロタキ」とあります。ずいぶん前から意識していた物件でしたが、社名は初めて知りました。
●左手、平久運河をのぞくと、おや、在来護岸の前にテラスを造る工事が、だいぶ進捗してきたようですね。左手の倉庫、以前は水上の張り出しがあったのですが、この工事に伴ってか、取り除かれてしまったようです。(過去ログ『平久運河に拾う…1』参照)
こちらは揚搭設備や岸壁は、この数年でほぼ壊滅しましたから、そろそろとは思っていましたが…本当に最近の水辺は、訪ねるたびに景色ががらりと変わるので、油断できません。
●ヒロタキの倉庫に戻って、北東側から。水面上に大きく張り出したトラス、しかも手前一杯までクレーンガーダーが来ています。この対岸、潮見運動公園に面した岸には、警戒船がもやっていましたから、しばらく待っていたら、バージがやって来て荷役を始めたかもしれません。時間のないのが悔しい…。
倉庫の壁は、塗り替えて間がないのかきれいで、いかにも盛業中といった、手入れのよさを感じさせます。すぐとなりにはマンションが迫って来ていますが、がんばっていただきたいものです。
●三ツ目通り、八枝橋をくぐり、護岸に業務船が点々ともやう、静かな水面を愉しみつつ奥へ。
都内最大の運河集中点、東雲運河六叉流からちょっと入っただけで、こののどかさ。新しいビルが増えたとはいえ、お仕事ブネがのびのびと憩う「生きている運河」の佳さは、失われていません。
●ヤンマーディーゼルの看板を掲げた、クレーン付き造修設備。ううん、ここも右隣に、建ったばかりのマンションが。「水門先生と江東運河地帯…2」のときは、まだ建っていなかったので、本当につい最近のようです。
ここも地図で初めて確認したら、「栗原内燃機」という社名とのこと。ヤンマーの看板を掲げているだけあって、クレーンの下にもやう作業艇も、ヤンマートップランFX24(だったかな?)。
【撮影地点のMapion地図】
(22年9月4日撮影)
(『東雲北運河に拾う…2』につづく)

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●隅田川を駆け足で下り、臨海部の運河地帯まで戻ってきました。そのまま帰港するのももったいないので、東雲北運河に寄り道することに。ほんの10分ほどでしたが、宅地化著しいこの運河地帯で、複数の造船所が今なお稼働する「生きている運河」の姿を、久しぶりに味わってきました。
まずは入口、平久運河との角地に威容を誇る、クレーン付き鋼材倉庫。地図を見ると「㈱ヒロタキ」とあります。ずいぶん前から意識していた物件でしたが、社名は初めて知りました。

こちらは揚搭設備や岸壁は、この数年でほぼ壊滅しましたから、そろそろとは思っていましたが…本当に最近の水辺は、訪ねるたびに景色ががらりと変わるので、油断できません。

倉庫の壁は、塗り替えて間がないのかきれいで、いかにも盛業中といった、手入れのよさを感じさせます。すぐとなりにはマンションが迫って来ていますが、がんばっていただきたいものです。

都内最大の運河集中点、東雲運河六叉流からちょっと入っただけで、こののどかさ。新しいビルが増えたとはいえ、お仕事ブネがのびのびと憩う「生きている運河」の佳さは、失われていません。

ここも地図で初めて確認したら、「栗原内燃機」という社名とのこと。ヤンマーの看板を掲げているだけあって、クレーンの下にもやう作業艇も、ヤンマートップランFX24(だったかな?)。
【撮影地点のMapion地図】
(22年9月4日撮影)
(『東雲北運河に拾う…2』につづく)

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