満漢全席小名木川…9
(『満漢全席小名木川…8』のつづき)
●閘室から一歩下がって眺めた後扉は、陽射しで焼けたコンクリートの向こうに黙って立ちつくしており、本当に先ほどまでの賑わいがウソのよう。
その静けさもつかの間、また爆音が近付いてきて、アナウンスがかかりました。えっ、また通航があるの?

●何と、先ほど閘室を出たばかりの「大艦隊」が、Uターンして戻ってきたのです!
「イヤイヤ、ここまで来たんだから、ちゃんと小名木川を堪能して荒川に抜けなさいよ!」と、個人的にはしごくもったいない感じがしたのですが、喫水の関係か時間の都合か、コースの設定がUターンになっているのでしょう。まあ、また大通航シーンが拝めるのですから、ありがたいことには違いありません。
●今度は、ZENさん操縦の新しいカタマランも入ってきて、しかも先頭につきました。船名は「エスエスNANO 1」、東京湾クルージングの所属船だそう。
先ほどから「氷」の幟がひらめいているのが気になっており、何かのシャレかと思ったのですが、よく見るとちゃんと氷掻き機があるのですね。水路を眺めながらのかき氷、この暑さも手伝って、さぞ美味しいことでしょう。

●前回を上回る総勢8隻の「大艦隊」!
興奮しすぎて熱射病で倒れそうだ。
ちなみに閘室横テラスで見ているのががーちゃんご一家。頭に血が上り、お客様完全放置で走り回る悪逆非道船頭(本当に申しわけありませんでした)。
職員の方に、「一回の通航で、最大何隻ぐらい通したことがありますか?」とうかがったら、「プレジャーボートで10杯くらいかな」とのことでした。う~ん、一緒に通ってみたかった!
しかし、「じゅっぱい」という響きがプロらしくて最高です。何度も口に出して味わいたくなる…じゅっぱい。じゅっぱい。
●扉体からの雫をついて、閘室を出てゆくZENさん艇。氷掻き機はもちろん傘でしっかりガード。
いやもう、再びの素晴らしい通航シーン! 今後数年は訪れないんじゃないかと思われる、ダマになって転がり込んできたこの幸運、筆舌に尽くしがたい嬉しさでした!
ハッ、これはきっと、がー大明神の霊験によるものでは…先日いただいた御神体を神棚に上げて、よ~く拝んでおこう!
(22年9月4日撮影)
(『満漢全席小名木川…10』につづく)

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その静けさもつかの間、また爆音が近付いてきて、アナウンスがかかりました。えっ、また通航があるの?

●何と、先ほど閘室を出たばかりの「大艦隊」が、Uターンして戻ってきたのです!
「イヤイヤ、ここまで来たんだから、ちゃんと小名木川を堪能して荒川に抜けなさいよ!」と、個人的にはしごくもったいない感じがしたのですが、喫水の関係か時間の都合か、コースの設定がUターンになっているのでしょう。まあ、また大通航シーンが拝めるのですから、ありがたいことには違いありません。

先ほどから「氷」の幟がひらめいているのが気になっており、何かのシャレかと思ったのですが、よく見るとちゃんと氷掻き機があるのですね。水路を眺めながらのかき氷、この暑さも手伝って、さぞ美味しいことでしょう。

●前回を上回る総勢8隻の「大艦隊」!
興奮しすぎて熱射病で倒れそうだ。
ちなみに閘室横テラスで見ているのががーちゃんご一家。頭に血が上り、お客様完全放置で走り回る悪逆非道船頭(本当に申しわけありませんでした)。
職員の方に、「一回の通航で、最大何隻ぐらい通したことがありますか?」とうかがったら、「プレジャーボートで10杯くらいかな」とのことでした。う~ん、一緒に通ってみたかった!
しかし、「じゅっぱい」という響きがプロらしくて最高です。何度も口に出して味わいたくなる…じゅっぱい。じゅっぱい。

いやもう、再びの素晴らしい通航シーン! 今後数年は訪れないんじゃないかと思われる、ダマになって転がり込んできたこの幸運、筆舌に尽くしがたい嬉しさでした!
ハッ、これはきっと、がー大明神の霊験によるものでは…先日いただいた御神体を神棚に上げて、よ~く拝んでおこう!
(22年9月4日撮影)
(『満漢全席小名木川…10』につづく)

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コメント
No title
数年前、神田川船の会に乗船したことがあるのですが、扇橋閘門に立ち寄るのはあくまでも「閘門体験」のためだけなので、閘門通過後にすぐに西にUターンしてしまいます。午前・午後と2回あるので時間的な都合もあると思われますし、あくまで「神田川船の会」ですしね(笑)。わたしが乗船したときは、扇橋閘門にたどりつく前のどこかの橋が低すぎて船がくぐることが出来ず、たしか全5船から3船へ、乗客を移動させて「人の重みで船を下げよう」というハプニングがありました。というわけで閘門通過時は超満員状態でしたね(笑)。
Re: No title
>はじめさん
ご無沙汰しております、解説ありがとうございました!
人をバラストにして喫水を下げるとは、何とも興味深いお話ですね。皆さんを移乗させるのは大変だったでしょうし、船頭さんの決断も大したものですが、イベントとしてはなかなか面白い部分もあったのではないでしょうか。
ご無沙汰しております、解説ありがとうございました!
人をバラストにして喫水を下げるとは、何とも興味深いお話ですね。皆さんを移乗させるのは大変だったでしょうし、船頭さんの決断も大したものですが、イベントとしてはなかなか面白い部分もあったのではないでしょうか。
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