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満漢全席小名木川…2

(『満漢全席小名木川…1』のつづき)

37006.jpg両岸のテラスがぷつりと途切れて、工事中のほこりっぽい平場が続くようになると、間なしに台船を従えたクレーン船が登場。先日「駆け足内部河川…1」で、曳船の船長に聞いた護岸工事のクレーン船とは、このことだったのですね。

猛暑とあってクレーン船の上にもヨシズが張られ、わずかな日陰で休憩中の乗組みの方が涼を取っていました。スロットルをしぼり、あいさつしながら脇をすり抜け。

37007.jpg
明治通りの新開橋を過ぎ、越中島貨物線のトラスをくぐろうとすると…。

うおお、ディーゼル機関車に牽かれたレール運搬列車が!

37008.jpg重々しい爆音が頭上を過ぎ去ると、それに続く長物車のタンタン、タンタンという軽やかなジョイント音!

まさかの遭遇で、ちょぶさんと泡を喰ってシャッターを押しまくり。いや、泡を喰っていたのは私だけですか。




37009.jpg
裏側から見上げる長物車の黒い車列。もちろん走っているのに出会うのは初めてで、列車の本数の少なさと、我が艇の小名木川の訪問頻度を思えば、もうほとんど僥倖と言っていいほどで、一気にテンションが急上昇。

この、線路を取り外した部分に歩道でも設けてくれれば、大阪の赤川鉄橋(『橋の裏側…3』参照)のような、貨物列車が間近に眺められる鉄橋として、乗物好きには楽しいスポットになるだろうなあ…と妄想。

37010.jpg振り向きざまに、最後の一輌を見送って。いや~堪能した! またも二人、顔を見合せてニヤニヤ。閘門を一つ通り、業務船の活躍を二つ眺められた上、珍しい貨物列車の通過にピンポイントで出くわしたとくれば、ご馳走が次々ふるまわれているも同様、機嫌の悪かろうはずはありません。

メインディッシュ、扇橋閘門の見学に向けて、高揚せよと言わんばかりのこのたたみかけ方、小名木川の神様はきっと、我々に微笑んでいるに違いない!
撮影地点のMapion地図

(22年9月4日撮影)

(『満漢全席小名木川…3』につづく)

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タグ : 小名木川江東内部河川水位低下化河川クレーン船台船

コメント

No title

なんとも大声で呼ばれた感じの小名木川でした。
ありがとうございました。
宿題山済みなのでこちらのレポートはまだまだ先になるかと思いますが。。。

Re: No title

こちらこそお付き合いいただき、ありがとうございました。
息つくひまもなくたたみかけられ、楽しかったですね。
> 大声で呼ばれた感じ
ああもう、その表現がしっくりきます!
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