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東武亀戸線橋梁のひたひた緊迫写真


北十間川東端近くにある、ご存じ「数字の上の最低橋」、東武亀戸線の北十間川橋梁(A.P.+1.8m)なんですが。「最低橋の仲間たち」でも書いたように、水位低下化がなされる以前は、大潮の満潮時などは水没していたんじゃないか、と思わせる、もうもの凄い桁下高なわけです。

だって、高潮時は下手をすると、A.P.+2.2mを超えることもあるわけですから、桁が浸るどころか、レールも完全に水面下になっていたとしてもおかしくありません。いや、地盤沈下が進みきっていて、その当時も同じ桁下高であったなら、という前提でのお話ですが…。

地盤沈下でご苦労されている住民の方々には失礼ながら、最低橋愛好家としては、ぜひ、この橋のひたひたになった状態の写真を一度見てみたい、と下世話な欲望を渦巻かせていたら…、あったのです!! 

それではご覧ください、東武亀戸線橋梁の、水位低下化以前のひたひた写真! 
(下のリンク先をクリック!)


水位低下と河道整備東京都江東治水事務所

内部河川バカ御用達のおなじみのサイトに掲載されていたにもかかわらず、今まで気付かなかったうかつさは、まあ、いつものことなので置いておいて、この息詰まる浸りぶりは凄まじすぎる。
こうして座っていても尻を浮かせてしまうような、爪先立ちして歩きたくなるようなこの緊迫感。

水位が高いときは、電車が車輪から水しぶきを上げつつ通過していたのか…いや、写真をよく見ると、現在の橋とは形が違うようだ、もしかして、水が入ってこないよう、鋼板で囲んだ水密構造になっていたとか? …などなど、根拠のない妄想が脳内をぐるんぐるん回りました!


このあたり、あまり良い写真がなくて、4年前の写真でお茶を濁させていただきます。まあ、こうしてアップで撮った写真を見てみても、桁の状態は良いようですから、水位低下化後、架け替えたことは間違いありますまい。

そういえば、北十間川にもしばらく行っていないなあ…。特に西側区間は、スカイツリーが立ち上がってから、まだ訪ねていないんだった。つい最近まで、船影乏しかったのがウソのように、今や空前の盛り上がりを見せている北十間川、近々様子を見に訪ねてみようかしら。
撮影地点のMapion地図

【ご案内】北十間川については、以下の記事で紹介しています。

水路をゆく 過去ログ
北十間川…1北十間川…4
北十間川西端部…1北十間川西端部…3

(19年6月23日撮影)

【22年8月23日追記】
駆け足内部河川…1」のコメント欄で、大野氏がご教示くださったサイト「すみだの川と橋 北十間川」(NPO法人 すみだ学習ガーデン)の小原橋の項によると、「東武亀戸線の鉄橋も同様に、台風の時などは水が橋桁までつかり、電車が水をはじきながら走るという風景も見られたそうです。」とあり、鉄道橋の橋詰に残る、角落としを差し込む簡単な陸閘の跡も、別窓の写真で掲載されていました。
どうやら、水密構造などではなかったようです。しかし、電車が水しぶきをあげて川を突破する姿! 想像するだに凄まじい光景だったことでしょう! ご紹介くださった大野氏に御礼申し上げます!


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タグ : 北十間川江東内部河川水位低下化河川

コメント

橋?

お久しぶりです。
リンク先の、水位低下の整備前の写真を見ましたが…

「これ、橋?」っていう感じですね。
浮き桟橋みたいに見えます。

あるいは、ディ○ニーランドの、スプラッシュマウンテンとか…

それはそれで、楽しそう!

Re: 橋?

>lonechuck999さん
本当に恐ろしいほどひたひたですね。住人の方のご苦労がしのばれますが、線路や電車はどうなっていたのだろうと、好奇心がそそられてしまうのも事実です。
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