小石川橋の撤去工事

33001.jpg本日6日夕方、厳しい蒸し暑さに汗みずくになりながら、神田川畔は水道橋駅付近を歩いていたら、ふと、この上流で架け替え工事中の小石川橋(『またひとつ、震災復興橋が消えてゆく』参照)のことが思い出されました。

あ、今日は運のいいことに、デジカメの予備機を持っているんだった! 鈑桁橋とはいえ、貴重な震災復興橋のひとつ、ぜひ撤去の様子を記録しておきたいものだと、あごから汗をしたたらせつつ、足を速めて神田川・日本橋川の丁字流へ向いました。

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33002.jpg水道橋駅西口近く、後楽橋の上から望んだ小石川橋(の撤去現場)。三崎町中継所のバージと曳船越し、逆光とあっていま一つよく見えませんが、もうずいぶん工事は進んでいる様子。まだ桁は見えるので、完全に撤去はされていないようですね。間にあってよかった。

ちょうど、警戒船任務の曳船たちが帰る時刻に当たったようで、日本橋川に消えてゆく曳船を撮ろうとカメラを取り出したのですが…う~ん、間一髪間に合わなかった。この直後に通った一隻は、捉えることができた(最後の写真)ので、よしとしましょう。

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三崎橋の人道橋から、小石川橋を眺めて。稲妻形に切れ目が入れられ、穴だらけと変わり果てた痛々しい姿ですが、鈑桁橋の撤去作業のディテールがよくわかり、興味深くもあります。無造作にうがたれた穴は、位置からしてクレーンの玉がけのためのもので、切れ目に沿って三角形に小分けされ、吊り上げられるのでしょう。

しかし、鈑桁も最後の一枚になっていたとは! まさに、ぎりぎり間にあった、という感を深くする船頭。子供のころから見てきた小石川橋とも、ついにお別れです。

33004.jpg前回も触れましたが、橋本体ではないものの、ちょっとショックだったのが、この橋詰南東角にあった植え込みの撤去。

結構な大きさの木が鬱蒼と茂って、丁字流の水面にまで影を落としており、年代モノの石垣護岸ともしっくりきた雰囲気で、「もしかして、小石川橋の竣工時に植えられた木々が、そのまま成長して今に至ったのかも」と思わせる佳さがありました。
艇から見上げると、何か、この丁字流の象徴のようにも感じられたものです。
撮影地点のMapion地図

33005.jpgふたたび汗だくになって後楽橋を渡り、北側から撮ろうと歩いてきたら、おお、工事について絵入りで詳しく説明してくれている、これはありがたいと早速スナップ。

新しい小石川橋は、橋台が河床の下まであり、基礎の杭も巨大で、しかもずいぶん深く入るのですね。河道の断面と、「計画河床A.P.-3.0」にピクンと反応する船頭。浚渫してくれるのは嬉しいなあ。

33006.jpgこちらは施工手順図。鋼矢板を打ち込んで、旧橋台を撤去しているときに艇で通ってみたい! いや、流路が狭まる上、クレーンや台船で水面はぎっしりだろうから、きっと無理だな…。

橋梁工事のパターンではありますが、撤去から橋台の新設までがこの会社の担当で、桁はよその鉄鋼メーカーで完成させてから、台船に積んで運んでくるのでしょうね。

33007.jpg進捗状況を航空写真…いや、早とちりでした、近所のビルから写したようですが、もう何だか楽しい壁新聞を見ているようで、至れり尽くせりの掲示物に、汗をしたたらせながら見入る汗だく船頭。

しかし、これを読んでいるともろに西日が直撃し、もう焦げそうな暑さ。脱水しそうなので、そろそろ退散させていただくとしましょう。

33008.jpg光線のあんばいが良い西側から撮って帰ろうと、付近をうろうろしてみたものの、う~ん、全貌を眺められる場所がない。

水道橋2号分水路の吐口直上にある、植え込みのすき間からカメラを突き出して、これが精一杯。高い位置から眺められるのはいいのですが、やはり艇の上からでないと、アングルを探すのに苦労するなあ…。


33009.jpg
最後に、後楽橋の上から、辛くも間にあった帰途につく曳船の姿を。

細身で低舷側、まさに川舟といった風情の無骨なカッコよさ。クイッ、クイッと機敏な舵さばきで中継所にもやう曳船を避け、爆音も高らかに下ってゆきました。


(22年7月6日撮影)

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タグ : 神田川 小石川橋 曳船 台船

コメント

がんばれ海保さん

現場代理人さんの名字に釣られました。
海じゃ無いし、橋の工事だけど、水からみの仕事に海保さんは頼もしい。

Re: がんばれ海保さん

>bbsawaさん
確かに、水つながり(?)のお名前ですね!
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