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最強可航河川・中川散歩…5

(『最強可航河川・中川散歩…4』のつづき)

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共和橋に近づきました。もやが濃くても、雲ひとつない晴天には間違いなく、腕や鼻の頭が陽に焼けて、ちりちりしてくるくらいの暑さだけに、橋の下は貴重な日陰。しかも橋の多くない区間なので、ありがたみも違うというものです。

橋脚が押し分ける水音を聞きながら、ほんの一瞬の納涼。「あァ、涼しいィ~」

30037.jpg共和橋をくぐると、左側の高水敷はますます緑が濃くなり、繁みというより森に近いレベルの盛り上がりが、そこここに見えるようになりました。

高い建物が少なく、加えて堤防が低いこともあって、開放感のある眺めを堪能できるのが中川のいいところですが、こういった風景を目にすると、内陸深く分け入ってきた実感が湧き上がってきて、実にいいものです。

30038.jpg後ろを振り返って、航跡を眺めつつ遡上。河道が南北方向に向いてくると、風と正対することもあり、波の硬い衝撃がザン、ザンと艇を震わせます。

先ほども触れたのですが、中川に入ってから魚探がまったく効かなくなり、水深の把握ができず往生しました。まあ、繋留船がかなりの上流部まで見られる川ですから、そんなに不安はなかったのですが。たまたまこの日の水質が、音波を吸収する気泡や不純物が多かったのか、それとも、もともと感の得にくい底質なのか…。

30039.jpg右手に二つ、ブイが連なっているのを発見。浅瀬か沈船か、なにを表しているかはわかりませんでしたが、とにかく避けるにしくはないと、舵を西側へ。

樋門があることと、遠方に見える橋の位置関係から、三郷市上口一丁目付近だと思われます。
撮影地点のMapion地図


30040.jpgここで問題の魚探の状態を公開。すみません、舵を握っている手が写ってしまいました。

右半分はご覧のとおり真っ赤で、もちろん水深の数値も表示されず、まったく感が得られていない模様。荒川に出たときは、きちんと表示されたので、中川の水質か底質か、どちらかに原因があると思うのですが、いかがでしょうか。


(22年5月4日撮影)

(『最強可航河川・中川散歩…6』につづく)

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タグ : 中川

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