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中川に向かう

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飛行船を追いかけて」でも触れたとおり、去る5月4日は、久々に内陸深く遡上を楽しんでみたくなったこともあり、中川に向かうことにしました。

「遡上欲」に駆られた理由は、また改めてお話しますが、まるで薄曇りのようにもやの濃い中を、新砂水門の扉体を眺めながら荒川に出ようとすると、まず一つ目の発見が。

30012.jpg新砂水門のフェンダーに、たくさんのムクドリたちが! どうも、フェンダーの空洞に営巣しているようで、両端の穴から出入りしているムクドリもいます。水門を団地代わりにしているとは、奇特というか、うらやましいというか…。

写真中央の二羽のムクドリ君、「いや~、最近いいエサが少なくて…」とボヤキあっているように見えて、萌えさせるものが。フェンダーの穴からひょっこり顔を出しているムクドリもいて、トリ好きとしてはタマランものがあり、無駄に写真のサイズを大きくしてしまいました。

30013.jpg荒川に入ると、清砂大橋の側面に設けられている電光掲示板・河川情報板が、何ごとか訴えている模様。スロットルをしぼって、流れる文言を読むと、「…5月は自動車税の納付月です…」いつも新鮮な情報をありがとう(笑)。

冗談はともかく、いかな平時に流す文言とはいえ、通航船にまったく関係のなさそうな標語を流すのは、いかがなものでしょうか。せめて、「救命胴衣を着用しよう」とか、「河上では右側通航、下航船優先」など、水上の安全に関する標語を流していただいた方が、良いような気がするのですが。

30014.jpg小松川橋上流まで来ると、おお、出会って嬉しい独航艀! 第三君津丸ですか、新河岸川の新日本製鐵・東京製造所で鋼材を降ろして、君津製鉄所に帰る途中ですね。お疲れさまです。(過去ログ・『新河岸川再訪…4』参照)

彼に出会ったということは、やはり今日は休日とはいえ、東京の水運は平日並みということ。もう一隻ぐらい出会えるかしら。

30015.jpg期待を裏切らず、二隻目出現! 中川水門に入ろうとしたら、上流に小さく船影が見えたので、後続の艇に水門進入の順番を譲り、艇を止めてゆっくり撮影…した割には、写真がブレているな。残念。

船名ははっきり見えませんでした(たぶん『東丹丸』)が、船種は油槽船ですね。和光市の油槽所に油を降ろした帰りでしょうか。喫水も浅く、足取り軽い帰り道といった感じです。
撮影地点のMapion地図

(22年5月4日撮影)

(『最強可航河川・中川散歩…1』につづく)

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タグ : 砂町運河荒川新砂水門独航艀

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