「水の郷さわら」を訪ねて…5
(『「水の郷さわら」を訪ねて…4』のつづき)
●続いて2階の防災教育展示室も拝見。機械類に吸い寄せられて、1階の方を先に見てしまいましたが、むしろこちらがメインと言ってよいでしょう。
治水・利水から舟運の歴史に至るまで、利根川流域に関することを網羅した展示で、ちょっとした博物館並みの充実した内容。個人的には、横利根閘門の紹介にかなりのスペースを割いていたのを興味深く拝見。詳しい構造の解説はもとより、竣工図面も大きく掲げられて、楽しめました。

●「治水技術発見コーナー」に展示されている、浚渫船「利根号」の大型模型もなかなか。浚渫船の模型自体が珍しいですから、このあたりは旧建設省の面目躍如といったところ。窓配置など、細部が異なるところを見ると、竣工当時の姿を模型化したものでしょうか。
●屋外展示で一つ忘れ物。こちらは建設機械群と離れて、建物正面に置かれていた、加藤製作所製のディーゼル機関車とトロッコ2輌。
建設機械が発達する前は、こうした車輌が狭軌の仮設軌道上を走って土を運び、堤防や河川の浚渫工事に活躍したのですね。
しかし、せっかく建屋を新調したのですから、さして大きくない車輌類は、屋内に収容できるつくりにした方が良かったのでは…。雨ざらしでは、いずれ錆びてくるのは目に見えていますからね。
●賑やかな屋台村で、ご当地産素材を使った昼食を済ませた後は、お楽しみの遊覧船へ。
屋台に並んで、受付があったので行ってみると、コースが3つあり、所要時間は約30分とのこと。うち津宮~仲江間閘門と、横利根閘門~水郷大橋のどちらにしようか悩んだのですが、ここはやはり、水上から見たことのない横利根閘門がよろしかろうと、切符を購入。
●船着場に下りてみると、乗船待ちの列は衰えておらず、サッパの発着は引きもきりません。もっとも、左側に並んでいる人たちは、小野川を遡って佐原中心部に向かう便を待つ人たちで、こちらは船着場で切符を購入する別会計。
我々の乗る舟は、桟橋右側の手前に着くとのこと。開設間もないとあって、案内の方も慣れないのか、少し混乱がありましたが、船腹は充分なせいか、さほど待たずに乗ることができました。
(22年5月2日撮影)
(『横利根閘門遊覧…1』につづく)

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治水・利水から舟運の歴史に至るまで、利根川流域に関することを網羅した展示で、ちょっとした博物館並みの充実した内容。個人的には、横利根閘門の紹介にかなりのスペースを割いていたのを興味深く拝見。詳しい構造の解説はもとより、竣工図面も大きく掲げられて、楽しめました。

●「治水技術発見コーナー」に展示されている、浚渫船「利根号」の大型模型もなかなか。浚渫船の模型自体が珍しいですから、このあたりは旧建設省の面目躍如といったところ。窓配置など、細部が異なるところを見ると、竣工当時の姿を模型化したものでしょうか。

建設機械が発達する前は、こうした車輌が狭軌の仮設軌道上を走って土を運び、堤防や河川の浚渫工事に活躍したのですね。
しかし、せっかく建屋を新調したのですから、さして大きくない車輌類は、屋内に収容できるつくりにした方が良かったのでは…。雨ざらしでは、いずれ錆びてくるのは目に見えていますからね。

屋台に並んで、受付があったので行ってみると、コースが3つあり、所要時間は約30分とのこと。うち津宮~仲江間閘門と、横利根閘門~水郷大橋のどちらにしようか悩んだのですが、ここはやはり、水上から見たことのない横利根閘門がよろしかろうと、切符を購入。

我々の乗る舟は、桟橋右側の手前に着くとのこと。開設間もないとあって、案内の方も慣れないのか、少し混乱がありましたが、船腹は充分なせいか、さほど待たずに乗ることができました。
(22年5月2日撮影)
(『横利根閘門遊覧…1』につづく)

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