「水の郷さわら」を訪ねて…4

(『「水の郷さわら」を訪ねて…3』のつづき)

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防災教育展示室は、従来屋外に置かれていた、工作機械類をまとめた部屋。主に旧建設省・佐原工作出張所で使われていたものだそうです。

床はコンクリート打ちっぱなし、天井は梁やダクトがむき出しで、人によっては殺風景と思われるような部屋ですが、かえって無骨な黒塗りの機械たちにはふさわしい雰囲気で、現役時代を髣髴させるような佳さがありました。

29032.jpg部屋の真ん中に置かれていた、土工用トロッコも悪くないのですが、何より黒光りする機械たちの重量感に圧倒され、もうお菓子の家に迷い込んだ子供状態。職業柄、工作機械とか製造ラインのたぐいに弱いこともあり、しかも撫で回し放題とあって、顔がゆるみっぱなし。

写真はエアーハンマー(空気槌)。鍛冶屋さんが赤めた鉄片を前に金槌をふるう、あのトンテンカンを機械化したものです。こっこの、剛性の権化のような鋳物のフレームがもうアレだ(どれだ)!
この他、大小の旋盤、ボール盤、穿断機、ウィンチ用据置ディーゼルエンジンなどがありました。

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こういう真鍮の銘板を目の当たりすると、もう泣けてくるからやめてほしい。いややめないでほしい。(どっちなんだよ!)

何分、長期間屋外に雨ざらしになっていたので、分厚く再塗装されてはいるものの、はた目にも傷んでいるのは見て取れましたが、銘板を塗り潰したりせず、磨き出しにしてくれたのは嬉しい気遣いでした。

また屋外の展示物同様、説明にメーカー名は入っていなかったのですが、こちらは銘板で確認はできるのであまり気になりませんでした。購入年については、本文中で言及しているものもあり、それによると昭和30年前後のものが多いようでした。

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いまや塗料に分厚く覆われて、物言わぬ黒いオブジェと化してはいるものの、交錯する巨大ピニオンやスパーを透かし見るのは、この上なく楽しいもの。

例え動かなくとも、これは芸術作品などでなく、やはりホンモノです。軸受けのメタルやグリスカップの蓋と、一つ一つのディテールに意味があるものを眺めるのは、文章を読み解くような面白さがありますね。

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しつこいですがもう一枚。ちなみに上は穿断機、下は正面盤なる大型旋盤。
この変速ドラム?の段々にハートわしづかまれました。


(22年5月2日撮影)

(『「水の郷さわら」を訪ねて…5』につづく)

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タグ : 水の郷さわら 川の駅 工作機械 水郷

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