桜探し散策で…2

(『捕鯨船に涙する…3』のつづき)

27021.jpg芝浦運河の、まだ架け替えられて間のない、旧海岸通りを渡す潮路橋の北側近く。護岸工事でもしているのか、クレーン付きと通常の台船が計二隻もやって、発電機の音も盛んにしています。

意識を「ひゅっ」と吸い寄せられたのは…。


27022.jpg台船左側に接舷していた、小型曳船。

遠目にも、ずいぶんくたびれた風情なのが感じられて、目を奪われたのですが、近づくほどにそのボロボロ度合いのディテールが、「くたびれた」などというレベルでは語れない、ちょっと別の境地を感じさせる状態なのに気づかされ、思わず舵を右に切ってしまうほどでした。


27023.jpg
この窓だ。
機械室の窓ガラスが、思いっきり壊れているのは、さすがに初めて見たんですが、意外なことに、悲惨な感じは全くせず、逆に、「細けぇことはいいんだよ!」と、マイペースに構えているような感じすらしてきました。

別に、手入れの悪さを非難しようというのではなく、ここまでくたびれると、破れた舷窓すらも愛嬌になってしまうんだなあと、面白く思えたのですね。

27024.jpg特に格好が良いというわけでも、また私好みの変わり型というわけではないのですが、彼には妙に惹かれるものがありました。

デコボコで錆だらけ、しかも窓が割れていても元気に働く姿に、何かしぶとさというか、捕鯨船とはまた違った、逞しさを感じたのかもしれません。

あと、曳船とは関係ないのですが、この辺の芝浦運河って、干潮時は北流していたんですね。舷側の排水から出る泡を見て、改めて気づかされました。それとも、単に風向きの影響かしら。

27025.jpg台船と潮路橋の間から、岸の方をのぞき込んでみると、やはり、護岸工事をしていました。架け替え工事で途切れていたテラス護岸を、橋詰ぎりぎりまで延長しているようですね。

再開発が急速に進行し、変貌いちじるしい芝浦運河地帯だけあって、護岸のテラス化整備は他の運河より急ピッチで進められているようです。
撮影地点のMapion地図


(22年3月22日撮影)

(『桜探し散策で…3』につづく)

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タグ : 芝浦運河 曳船 台船

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