捕鯨船に涙する…1

(『桜探し散策で…1』のつづき)

27006.jpg東雲水門のセクターゲートを通っていると、後ろから3隻のPWCが追いついてきました。青空の下で、勇ましい水しぶきを上げつつ水門を抜けるPWC艇隊、絵になりますね。

水門を抜けてから道を譲ると、手を振りながら爆音も高らかに追い越してゆきました。お天気にも恵まれて、きっと楽しい航行になることでしょう。お気をつけて。


27007.jpgで、また晴海なんですが、この日はいつものフネ見物と、ちょっと違っていました。

青みがかったグレーに塗り上げられたその船は、軍艦でもなく、客船でもありません。晴海に来航する船としては、むしろ小さい部類に入るでしょう。
視界に入った瞬間、遠目にもその特徴ある船型が見て取れ、嬉しくなって思わず声を上げたほど。そう、
捕鯨船だ!

27008.jpg
砲甲板を頂く、ぐっと高められた船首楼、船橋から伸びるキャットウォーク、流れるような曲線を描く舷側のライン…何度も本で見ては脳裏に思い描いていた、キャッチャーボートの実物が、今、目の前にある!

船の名前は、第二昭南丸。ニュースなどでご存知のように、調査捕鯨中に例の反捕鯨団体の船に体当たりされたり、その船長を名乗る男に乗り込まれたりと、矢面に立って辛酸をなめてきた船でもあります。
去る3月12日、容疑者を乗せて晴海に接岸した(産経ニュース『第2昭南丸が接岸 シーシェパード船長逮捕』参照)とのことですから、検分のためなお留めおかれている、といったところでしょうか。本当にご苦労さまです。

27009.jpg何分そういう状況下にある船だけに、むやみに近づくのもためらわれるのですが、魅力には抗し切れず、様子をうかがいながら、ゆっくりと接近してみることに。

友人の父上が、かつて大捕鯨船団(船団の合計トン数20数万tでしたか、もうスゴイ規模でコーフンした覚えが)を擁していた会社に勤められており、彼から社史を借りて読んで以来、捕鯨船の魅力にとりつかれて幾星霜。
乗り組みの方のご苦労を思うと不謹慎かもしれませんが、初めてホンモノの捕鯨船に出会うことができ、泣けてくるほど嬉しいものがありました。

27010.jpg
船首楼上の砲甲板を仰ぎ、固定式照準器のついた、砲身の短い捕鯨砲の姿を見られるかと期待していたのですが、そこに備えられていたのは捕鯨砲にあらず、タレット式の放水銃。

第二昭南丸は現在、捕鯨船ではなく、反捕鯨団体の攻撃から船団を守る監視船として就航しているため、船首尾に各1門の放水銃を取り付けていたのですね。ニュースでもさんざん見ていたはずなのに、うかつでした。


(22年3月22日撮影)

(『捕鯨船に涙する…2』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村
関連記事

タグ : 東雲水門 東雲運河 春海運河 捕鯨船

コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する