分水路打通作戦【水道橋1号分水路編】…4

(『分水路打通作戦【水道橋1号分水路編】…3』のつづき)

26031.jpgゆるく左に曲がってゆく分水路の奥に、かすかな光に輪郭を浮かび上がらせて、水面にくっきりと倒立像をつくっているあれは…!

神田川分水路まつり…8」で見た、1号・2号の両分水路を結ぶ唯一の疏通口、角落しの溝が切ってあるところから、「地下水門」と勝手に名付けた、4径間の開口部です!
ついにここまで来たんだ!

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近づいてみると、開口部の天井にアイが並んでいるのは、2号分水路側と同様ですが、アイに引っかかっているゴミの量が、桁違いに多いですね。ヒモなのか枯れ草なのか、長々とぶら下がったそれが、微風に吹かれてゆらゆら揺れているさまが、実にブキミ。

しかし、艇では抜けることのできない反対側を、こうして目にすることができるのは、なんともいえない感動があるものですね。ちょうど、花畑運河からしか見ていなかった花畑水門を、綾瀬川から眺めたときの感動(『花畑水門との再会』参照)に、近いものがありました。

26033.jpg
上流側からカメラを向けると、2号分水路の吐口から射し込む陽光がまばゆくて、思わず目を細めるほど。わずかな時間の地中行ながら、すっかり目が闇に慣れてしまったようです。

う~ん、外の明かりが懐かしい…夜の虫が誘蛾灯に惹かれる気持ちが、なんとなくわかったような瞬間でもありました。

26034.jpg「地下水門」がカーブの後ろへ遠ざかり、わずかな明かりが遮られると、周囲はふたたび闇の中。時おり聞こえてくる軽い地響きに、頭上の交通量を感じつつの微速航行。

このマンホール、よほど水はけの悪いところに開いているのか、側壁にべったりと水垢がついて、上の方はまだじっとりと湿っていますね。


26035.jpg暗く撮れてしまいましたが、実際艇上から眺める視界は、これに近い雰囲気です。今回は、前照灯としてはクランプつきライトのみ、甲板上の照明としてランタン、あとは小型のLED懐中電灯くらいでしたが、航行にはまず支障のない明るさが得られました。

「地下水門」の少し前から、天井は高くなって圧迫感は減ったものの、遡上するにつれゴミやスケールが多くなり、水のコンディションが悪くなってきました。
こんな暗闇の中で、インテークに炭カル袋でも吸い込み、エンジンをいかれさせて立ち往生など、想像したくもありません。右へ左へと神経質に舵を切り、ゴミをよけながら進みます。


(22年3月14日撮影)

(『分水路打通作戦【水道橋1号分水路編】…5』につづく)

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タグ : 水道橋分水路 神田川 分水路

コメント

No title

最近は、分水路が静かなブームなんですかね?
先日、デイリーポータルZでも分水路の話がありました。
http://portal.nifty.com/2010/03/16/c/

Re: No title

>hiro.jpさん
少なくとも、三土さんと私の中では以前からマイブームなんです(笑)。
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