第三芭蕉丸の船旅…3
(『第三芭蕉丸の船旅…2』のつづき)
●北岸、航空管制塔のような魚市場のシンボルタワーを見ながら、第三芭蕉丸はゆるゆると行き足をつけて、波静かな港内を東へ向かいます。
天気がよくないのは残念ですが、分厚い雲が幸いして、湾内は波静か。こうして微速で走っている分には、まったく動揺を感じさせません。

●南岸、貞山1号埠頭の専用ドルフィンにもやっている、ひときわ目立つ白い大型船は、保安庁のヘリコプター巡視船「ざおう」。東京ではめったに見られない船影の連続で、もう嬉しいのなんの。
昭和57年の就役で、巡視船としてはもう寄る年波と言っても言い過ぎではありますまいが、虎の子のヘリ搭載巡視船だけに、近代化改装を施しつつ、まだ当分は現役にとどまるのでしょう。
●船は内港航路をほぼ真東に進み、北岸の代ヶ崎と馬放島に挟まれた水道に向かいます。
狭水道通過というだけでも面白いのに、島影から一隻、また一隻と船が現れて、視界がえらく賑やかになってきました。これは当分、船室に戻れそうもありません!

●滑走船スタイルの「のぞみ」が、排水量型の「しおじ」を追い越してゆきます。航走シーンを、しかも眺めのよい高所から堪能できるのですから、もう言うことナシ。
「のぞみ」は団体さん向けなのか、結構な盛況ぶりでしたが、「しおじ」は定期船のようで、ちょっと寂しそうでした。
●2隻の後を続航してきて、引き波に突っ込む勇壮なシーンを見せてくれたのは、我が第三芭蕉丸と同じ、丸文船隊の小型船「はやぶさ」。こちらも団体さんを乗せているのか、高乗船率ですね。
はやぶさ君には大変失礼ですが、私がこのタイプの船に当たっていたら、「屋根付きブネ嫌い」の欲求不満がはじまって、楽しさも半減していたかも…。もうこの時点で、第三芭蕉丸以外の松島遊覧は、考えられなくなっていました。
【撮影地点のMapion地図】
(21年12月3日撮影)
(『第三芭蕉丸の船旅…4』につづく)

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天気がよくないのは残念ですが、分厚い雲が幸いして、湾内は波静か。こうして微速で走っている分には、まったく動揺を感じさせません。

●南岸、貞山1号埠頭の専用ドルフィンにもやっている、ひときわ目立つ白い大型船は、保安庁のヘリコプター巡視船「ざおう」。東京ではめったに見られない船影の連続で、もう嬉しいのなんの。
昭和57年の就役で、巡視船としてはもう寄る年波と言っても言い過ぎではありますまいが、虎の子のヘリ搭載巡視船だけに、近代化改装を施しつつ、まだ当分は現役にとどまるのでしょう。

狭水道通過というだけでも面白いのに、島影から一隻、また一隻と船が現れて、視界がえらく賑やかになってきました。これは当分、船室に戻れそうもありません!

●滑走船スタイルの「のぞみ」が、排水量型の「しおじ」を追い越してゆきます。航走シーンを、しかも眺めのよい高所から堪能できるのですから、もう言うことナシ。
「のぞみ」は団体さん向けなのか、結構な盛況ぶりでしたが、「しおじ」は定期船のようで、ちょっと寂しそうでした。

はやぶさ君には大変失礼ですが、私がこのタイプの船に当たっていたら、「屋根付きブネ嫌い」の欲求不満がはじまって、楽しさも半減していたかも…。もうこの時点で、第三芭蕉丸以外の松島遊覧は、考えられなくなっていました。
【撮影地点のMapion地図】
(21年12月3日撮影)
(『第三芭蕉丸の船旅…4』につづく)

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コメント
毛馬閘門
Re: 毛馬閘門
>bittercupさん
アメリカのそれをまねて絵柄をつけたそうですが、かえってよいアクセントになっているようですね。
ご紹介いただき、ありがとうございました!
アメリカのそれをまねて絵柄をつけたそうですが、かえってよいアクセントになっているようですね。
ご紹介いただき、ありがとうございました!
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コーストガードの白にブルーのストライプは見栄えが良いですね。
当方の毛馬水門で、外輪太郎さんの閘門を通航する記事を紹介させて頂きました。