旧水上警察署が微妙にやる気がない(?)件

京浜運河の北口にあって、警備艇隊を擁し東京の水上を護る、旧水上警察署。ご存知のように旧水上署は、20年3月30日をもって湾岸警察署に統合され、現在この建物は、湾岸署別館と呼ばれています。

運河の船溜に各クラスの警備艇をずらりと並べて、庁舎の水際には修繕用船台も設けられているここは、通るたびに意識が吸い寄せられる場所でもあるのですが、今回は別の意味で…まあ、ちょっと失礼ではありますが、軽く脱力させられたモノを発見してしまいました。

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湾岸署となって早や2年目にならんとする今、ご覧のとおり、いまだに看板は水上署のままなのはいいとして(よくはないか?)、中途半端に貼ったガムテープが、ほとんどはがれてしまっているあたり…。

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ちなみにこれが、20年4月27日の状態。
旧ブログでも紹介したように、その中途半端な隠し方に、かえって興味を惹かれてしまい、首をひねりつつも苦笑したものです。
なぜ、全部隠すのではなく「東京水」だけ残したのかしら?
そしてなぜ、2年近く経って、しかもガムテープがはがれても放置されているのか?

まあ、不急のものに予算を使わない、と考えれば、あるいは評価に値するのかもしれませんが…。やはり、警察の威厳というものもありましょうから、素人目に見ても、看板はキチンとした方がよいのではと、愚考する次第であります。はい。

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いろいろとギモンを覚えつつも、庁舎前の桟橋にもやう、湾岸署のフラッグシップ「ふじ」がカッコいいので許してしまおう(偉そうだ)。

29総t、全長21.8m、警備艇の中では最大で、東京の島嶼部にも出動できる航洋性能があるとのこと。前後を斜めにそぎ落とし、その上にフライブリッジを重ねた、ピラミッド形の上部構造はなかなか個性的で、上回りがカサ高になってしまいがちなこのクラスの艇としては、群を抜くスマートさに思えます。
撮影地点のMapion地図

ちなみに、どうでもいい豆知識ですが、旧水上署、昭和初期のほんの一時期、旧海軍から移管された、もと駆逐艦(!)「有明」を、東京港取締船として運用していたことがありました。

駆逐艦と言っても、最近の何千tもあるようなものではなく、日露戦争時に竣工したものですから、常備排水量こそ375tと小型でしたが、やはり警察の船としては大きすぎたようで、昭和2年に就役後、わずか1年でお役ご免となったそうです。

参考文献:月刊「世界の艦船」2008年11月号

(21年12月13日撮影)

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タグ : 京浜運河 湾岸警察署 警備艇

コメント

No title

あらら、とりあえず手が届くところだけはガムテープを貼っておこうという感じだったのですかね。
俺たちは湾岸署なんて呼びたくないぜ的なメッセージ?なんて思っちゃうのは自分が水上警察っていう呼び方の方がしっくりくると思うからなんでしょうかね。

Re: No title

> 俺たちは湾岸署なんて呼びたくないぜ的なメッセージ?なんて思っちゃうのは自分が水上警察っていう呼び方の方がしっくりくると思うからなんでしょうかね。

ああもう、おっしゃるような「無言の抵抗」だとしたら、「ふじ」がカッコよくなくても許しちゃうのですが! 「湾岸」がつくと、何だか内陸部の河川がないがしろにされていそうで、ちょっと違和感があるんですよね。
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