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高浜運河に拾う…1

(『吊られる桁 VS 喰われるトラス』のつづき)

20121.jpgタイトルと違い、まだ高浜西運河なんですが、ご勘弁ください。

旧海岸通りを渡す、高浜橋の真ん中あたりには、シンプルな桁橋には珍しい、立派な橋側灯が。
とは言っても、火屋のガラスや電球は、とうの昔に消え失せたらしく、枠だけが寂しく取り残されていました。

20122.jpg前を通るたびに、意識を根こそぎ持っていかれそうになる、豪快な構造の建材揚場。

思い切りよく水上に張り出した、鉄骨のヤグラに鎮座するグラブ付きクレーン君は、水上からの荷揚げと、トラックへの積み込み(クレーンの奥に、トラックの荷台が見えます)を兼業しているようですね。
艀からの荷揚げシーン、ぜひ見てみたい…。それとも、トラック輸送のみで、もう艀輸送は廃止されてしまったのかしら。

20123.jpg高浜運河に入りました。先ほど、芝浦橋を蹂躙(笑)しつつ高浜西運河をかすめていった、新幹線と貨物線はここで高浜運河を渡ります。

気になったのは、橋脚の水面近くに鎖でぶら下げられた、鉄板のフェンダー(?)。工事中に、台船などから橋脚を守るため取り付けられたものらしいのですが、ご覧のとおり今なお、付けっぱなしの箇所多数。まあ、橋脚を船の衝突から守るためには、このままでいいのかもしれません。

20124.jpg揚搭設備の痕跡を残しながら、テラスが造られたことで、結果的に水面から遠ざけられてしまった倉庫。

艀荷役が盛んだった時代を思わせる建物です。お隣の芝浦運河にも、同様のものが見られますね。(『芝浦運河点描…2』参照)


20125.jpg新港南橋に近づくと、おおお、水面を圧して遊弋するユリカモメの大艦隊。

デッドスローで気を遣っても、鳥さんたちにとっては不埒な侵入者。ギャアギャアと猛抗議されてしまいました。う~ん、いつもながら、エサを持って来なかったのを後悔する…。
撮影地点のMapion地図


(21年12月13日撮影)

(『高浜運河に拾う…2』につづく)

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タグ : 高浜西運河高浜運河水辺の鳥たち

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