羽田周辺の船溜めぐり…8
(『羽田周辺の船溜めぐり…7』のつづき)
●そうそう、紹介が遅れましたが、水門をくぐってすぐ左側には、内川排水機場の建屋があります。
工事の足場や台船で、ただでさえ水面が狭まっていることもあいまって、目と鼻の先にゴミ避けの格子がズラリと並んでいる様は圧倒的で、何やら、檻の内側にいるような気分になります。

●私、ダムの高いところにある余水吐けなんかを見ると、怖くて下っ腹がスースーするような感覚に襲われるんですが、今回のように、排水機場の呑み口の横を艇で通るときも、似たような怖さで、ちょっと身が縮みました。
轟々と水を吸い込む排水機場に吸い寄せられて、この格子にピタッと艇が張り付いてしまったら…なんて想像するだけで、ううう、やはり下っ腹がスースーする!
●写真のように、護岸が部分的にきれいに化粧されているのを見ると、今回の工事も、護岸の修景なのでしょうか?
次に訪ねるときは、だいぶ雰囲気が変わっているのでしょうね…。
●内川水門の裏側を眺めて。船溜群の水門には、ちょっとひなびた、質朴な雰囲気がありましたが、この水門は装備もなかなか豪華(?)で、外観もどこか垢抜けた、都会っ子らしい風情が感じられます。竣工年が新しいせいもあるのでしょう。
雰囲気が違うのはそのはずで、今まで紹介した4つの水門は、港湾局の管理するものでしたが、ここ内川水門と排水機場のみ、建設局の江東治水事務所の管轄なのです。名前と違って、江東地区以外の河川にある治水施設も管理しているのは知っていましたが、やはり大田区まで来ると、さすがに違和感がありますよね。

●船溜めぐりを終えて、ガスミオ運河を通って帰途へ。あらら、今ごろ晴れてきた…。日ごろの行いが悪いせいでしょうか。
いやしかし、小さな船溜といえど、やはり前を通りながらのぞきこんだだけとは違い、いろいろなものを発見することができ、楽しめました。羽田周辺の船溜といえば、多摩川に面した、羽田水門・羽田第二水門(過去ログ『多摩川点描』参照)の中はまだ、入ったことがないんだっけ…。差支えがなければ、いずれそちらもお邪魔してみたいものです。
【撮影地点のMapion地図】
●12月13日のお話はいったんお休み、「富士見橋架橋成る」から「南前堀…1」の間のご報告は、またの機会とさせていただきます。
(21年12月13日撮影)
【12月13日の項の参考文献】
大田の史跡めぐり 大田区教育委員会
大田区 海苔物語 大田区郷土博物館
岩波写真文庫19 川―隅田川― 岩波書店
空港のとなり町 羽田 (横山宗一郎・写真、宮田登・文)岩波書店
(この項おわり)

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工事の足場や台船で、ただでさえ水面が狭まっていることもあいまって、目と鼻の先にゴミ避けの格子がズラリと並んでいる様は圧倒的で、何やら、檻の内側にいるような気分になります。

●私、ダムの高いところにある余水吐けなんかを見ると、怖くて下っ腹がスースーするような感覚に襲われるんですが、今回のように、排水機場の呑み口の横を艇で通るときも、似たような怖さで、ちょっと身が縮みました。
轟々と水を吸い込む排水機場に吸い寄せられて、この格子にピタッと艇が張り付いてしまったら…なんて想像するだけで、ううう、やはり下っ腹がスースーする!

次に訪ねるときは、だいぶ雰囲気が変わっているのでしょうね…。

雰囲気が違うのはそのはずで、今まで紹介した4つの水門は、港湾局の管理するものでしたが、ここ内川水門と排水機場のみ、建設局の江東治水事務所の管轄なのです。名前と違って、江東地区以外の河川にある治水施設も管理しているのは知っていましたが、やはり大田区まで来ると、さすがに違和感がありますよね。

●船溜めぐりを終えて、ガスミオ運河を通って帰途へ。あらら、今ごろ晴れてきた…。日ごろの行いが悪いせいでしょうか。
いやしかし、小さな船溜といえど、やはり前を通りながらのぞきこんだだけとは違い、いろいろなものを発見することができ、楽しめました。羽田周辺の船溜といえば、多摩川に面した、羽田水門・羽田第二水門(過去ログ『多摩川点描』参照)の中はまだ、入ったことがないんだっけ…。差支えがなければ、いずれそちらもお邪魔してみたいものです。
【撮影地点のMapion地図】
●12月13日のお話はいったんお休み、「富士見橋架橋成る」から「南前堀…1」の間のご報告は、またの機会とさせていただきます。
(21年12月13日撮影)
【12月13日の項の参考文献】




(この項おわり)

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