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羽田周辺の船溜めぐり…7

(『羽田周辺の船溜めぐり…6』のつづき)

20076.jpgむう、これは凄まじい…。タスキにかけられたアングル材の、満潮線付近が錆び細ってちぎれんばかり。橋脚も同様、風化してコンクリートが剥落し、鉄筋を露出させている! 渡る気がいっぺんで失せるような老朽化ぶりです。

竣工後、どのくらいの時間が経っているのでしょう。東京ガスの工場が稼働していたころから、ここに架かっているのでしょうか。

20077.jpg上流側から見たところ。フェンスは最近のものでしょうが、肝心の橋桁や橋脚に、全く補修の手が入っていないあたり、アンバランスさが際立っています。まあ、人が渡るには支障はないのでしょうが、なかなかお目にかかれない状態の橋ではあります。

床板の側面に、ぽつぽつと四角い穴が開いているのは、もとの高欄が取り付けられていた跡でしょう。

20078.jpg
内川水門を見上げて。
…。
いろんなものをつけ過ぎ
のような気がする。
ライト大小7個、パトランプ3個、カメラ2基、二色信号2基、それにスピーカー、電光掲示板各1。
「×級河川に設けられた水門に備える保安設備は以下の如し」とか、何か明文化された決まりがあるのでしょうか。

2径間以上の大きな水門だと、このくらいの設備がついていても目立たないのでしょうが、さして大きくない規模だけに、まるでおいらんのかんざしのように思えてしまいます。

20079.jpg水門をくぐって、内川に入ってみると…まあ、先ほどからチラチラ見えてはいましたが、工事中でした。

航空写真で見ても、さして可航域は長くなさそうなので、水門をくぐってほどなく転回とは思っていましたが、これでは他の船溜と、あまり変わりありませんね。残念…。



20080.jpg河幅のほとんどを、台船が陣取っている上、奥には水面を横断する足場が設けられ、さらにその奥の水面にはフェンスも張られるなど、完全封鎖状態。あきらめがつきました。

台船手前の幅がある部分で、ゆっくり転回し、再訪を期して転進とまいりましょう。
撮影地点のMapion地図


(21年12月13日撮影)

(『羽田周辺の船溜めぐり…8』につづく)

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タグ : 内川内川水門

コメント

No title

アパートへの水門の開閉がわかりました

Re: No title

>(C)KenDoneさん
続報いただき、ありがとうございました! 後ほど、以前の記事に追記させていただきます。
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