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【特盛】高架下水路づくし

以前も書いたと思うのですが、首都高が覆いかぶさった川を渡って通学していたせいか、高架下を流れる水路というものに、どういうわけだか惹かれるものがありました。

先日南前堀を訪ねたことで、東京近辺の高架下可航水路は、ほとんど見て回ることができた、ということもあり、高架下水路のまとめでもやろうかしら…と、思っていたら、エスカレーター愛好家のtamuraさん(ブログ:東京エスカレーター)が、「高架橋脚ファンクラブ」を設立されたとのこと。
おお、これは楽しそうですね! 応援も兼ねて、高架下水路づくしとまいりましょう。お目汚しまで、今まで走った高架下水路の写真を一枚づつ、以下にまとめてみました。

なお、ここに採り上げた高架下水路は、「道路・線路が水路の水面上を、流路とほぼ同方向に走っていて、しかも高架下に可航状態の水路が確保されているもの」と、勝手に定義させていただきました。
ですから、隅田川や綾瀬川のように、河畔に橋脚を建て、水面に少しはみ出した形で走っている高架道路は、仲間に数えていません。悪しからずご了承ください。

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日本橋川(首都高都心環状線・1号上野線・5号池袋線・6号向島線)
言わずと知れた高架下水路の雄で、区間延長、道路の集中度、橋脚の林立する水面と、物量・ロケーション両面で群を抜く。旧平川流路を瀬替えした、東京最古級の人工水路としても知られる。(写真は江戸橋ジャンクション付近)

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神田川(首都高5号池袋線)
大曲、白鳥橋付近から、日本橋川分流点近く、小石川橋上流までが高架下区間。飯田橋~小石川橋の区間では、未成ジャンクションのディテールも楽しめる。飯田橋付近は清掃船の休憩場所となっているので、平日航行時は注意。

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旧綾瀬川(首都高6号向島線)
桁下高は比較的高い。荒川と隅田川を結ぶショートカット水路として知られている。隅田川合流部の造船所が見どころ。

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石神井川(中央環状線)
西端部近くに高架下区間がある。トンネルから急角度で上昇してゆく区間に当たるだけに、頭上にのしかかるその量感は相当なもの。屈曲は多いが、水深はあるので安心して航行できる。

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竪川(首都高7号小松川線)
東端部をのぞいて桁下高があり、陽の射す明るい高架下水路として評価が高い。橋脚は二脚型で見通しはよい。水深が浅く、橋の桁下高も低いため、通過時は潮位を確かめて慎重に。

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古川(首都高都心環状線)
繋留船の詰まり具合に加えて、桁下高の低さで昼なお暗い区間が多く、その緊張感は他の追随を許さないものがある。高潮位時なら二の橋下流まで航行可。

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南前堀(首都高1号羽田線)
東京最南端の高架下水路。橋脚は二脚型で揃っており、桁下の低さ、径間の狭さとあいまって、どこかお稲荷さんの奉納鳥居を思わせる。水深は浅く、途中に沈船もあるので注意。

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高浜西運河(東海道新幹線・東海道貨物線)
高架が斜めにかすめている形なので微妙だが、わずかながら高架下区間を形成しているということで、あえて掲載。高架に侵食されたようなトラス橋・芝浦橋も面白い。意外と知られていない穴場(なのか?)。

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中村川・堀川(首都高神奈川3号狩場線・神奈川1号横羽線)
日本橋川・東横堀川に匹敵する、横浜の大物高架下水路。震災復興橋など古典橋梁もあり、見どころも多い。京浜間内水ルートの一員でもある。(写真は中村川)
 
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入江川第一・第二派川(首都高神奈川1号横羽線)
貴重な都市部の漁村・子安浜を擁する水路群の東西部分。第二派川は西半部に高架下区間がある。第一派川は大半の区間が高架下。入江川水系についてはGoogleマップ参照。(写真は入江川第二派川)

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東横堀川(阪神高速1号環状線)
全区間を高架で覆われた、大阪を代表する高架下水路。閘門があり、大正・昭和初期の橋も楽しめるなど、水路としての見どころも満載。

旧ブログ以来、何度か書いた気がするのですが、オープン艇に乗る身としては、陽光にあぶられることなく水路行を楽しむことのできる、高架下水路は実にありがたいもので、実用上からも惹かれる存在なわけです。高速道路が頭上にできたとたん、埋めたてられてしまった水路も少なくない中で、よくぞ生き残ってくれた、という思いもあります。

当たり前のことではありますが、高架下水路って、珍しいものではないでしょうか。いくつかの条件が揃わないと、出現しないものなのですから、少なくとも、どこの街にでもある、ありふれたものではありますまい。道路や線路の裏側を見上げながら走るのは、実は、とても貴重で、得がたい体験なのかもしれません…。

【22年1月2日追記】大山顕氏のブログ「住宅都市整理公団 別棟」の「『高架下初詣』予習」にご紹介いただきました。ありがとうございました! 
というわけで、高架下愛好家の皆さんにご挨拶にうかがいます。石を投げないでください。小さい艇なので轟沈しますんで。

【22年1月3日追記】というわけで、本日大山総裁、tamura高架橋脚ファンクラブ会長はじめ、高架下愛好家の皆さんにお目どおりがかないました。皆さんお声をおかけいただき、ありがとうございました!
2段目、神田川の項訂正。高架下区間は飯田橋~小石川橋付近と書いておりましたが、白鳥橋~小石川橋が正しいです。何度もこの区間を走っていたのに、このていたらくは恥ずかしすぎる…。

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タグ : 日本橋川 神田川 旧綾瀬川 石神井川 竪川 古川 南前堀 高浜西運河 中村川 高架下水路

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