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浪花濃厚水路…7

(『浪花濃厚水路…6』のつづき)

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手ざわりの良さそうな、木の化粧板を張りめぐらした桁橋、太左衛門橋のあたりに来ると、両岸の風景ががぜん賑やかになり、いかにも「あきんどの都」の雰囲気満点になってきました。

かに道楽や観覧車をはじめ、看板がところ狭しとビルの壁を埋める、東京人のイメージするミナミの、ある意味ステレオタイプな風景ですが、こと水路を挟んだ繁華街となれば、他の都市ではまずお目にかかれないだけに、何とも嬉しく思えたものです。

15182.jpg水辺に表を向けた店舗群や、林立する幟を眺めながら、ゆっくりと水路を進むのは楽しいもの。

戎橋の手前には、太左衛門橋船着場があり、ちょうど一隻の船が離岸するところ。やはりお互いに手を振り合って、楽しく反航。


15183.jpg我々の乗る船も、太左衛門橋船着場に着岸、お客さんの乗り降りがあります。

切符売り場のスタッフは、水都大阪の青いユニフォームを着て、アナウンスやお客さばきに大忙し。きびきびとした働きぶりは、見ていて気持ちの良いものでした。


15184.jpg戎橋の橋詰近くには、両岸のテラスに凹みをつくり、水路幅を広げて船が行き違えるようにした部分が。舟航路としても、行き届いた設計であることが感じられます。

すでにもう一隻船が入って、こちらが来るのを待っているようですね。


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う~ん、カッコイイ…。
通船と独航艀を合いの子にしたような、鋼船然とした男性的(?)なスタイルに一目惚れ。時間があればぜひ、こちらにも乗ってみたかったです。

この「えちぜん」、「とんぼりリバークルーズ」(一本松海運)によると、全長11.5m、総t数4.9t、定員40名で、道頓堀を往復する30分毎の航路に就航しているとのこと。
撮影地点のMapion地図

(21年9月12日撮影)

【21年10月26日追記】とんぼりリバークルーズは、10月13日から明22年3月中旬まで、道頓堀川水辺整備事業による航路閉鎖のため、休航中とのことです。お詫びして追記いたします。

(『浪花濃厚水路…8』につづく)

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タグ : 道頓堀川とんぼりリバーウォーク大阪水上バス

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