浪花濃厚水路…4

(『東横堀川閘門…2』のつづき)

15166.jpg閘門を出た後は、高架下水路の雰囲気を味わいながら、ナニワの名橋めぐり。東京の震災復興橋群と同世代の、大正末から昭和初期にかけて架けられた、古い橋たちの姿が楽しめます。

まずはクリーム色の鋼アーチ、平野橋から。やはりこの年代に造られた橋って、味わいがありますねえ。

15167.jpg左側に寄っていた阪神高速が、頭上に覆いかぶさってくると、次の大手橋が近づいてきました。

う~ん、この雰囲気、懐かしいと言うか、なじみ深いと言うか…。大阪にいる気がしません。大手橋の造作が、同じコンクリートアーチである、日本橋川の錦橋(過去ログ『日本橋川…8』参照)に、よく似ていることもあるでしょう。

15168.jpg大手橋をくぐるとき、東詰をよく見てみると、橋詰が護岸の内側になってしまっているのがわかりました。

護岸を前進させて、遊歩道やテラスのスペースを造るのは、いずこも同じのようですが、東京の場合は、橋詰を避けて、護岸を途切れさせるのが普通なのに対して、大阪のそれは、橋の一部を陸に取り込むような形に造るのですね。遠目に見ると、実際より短い橋に見えます。

15169.jpg
しばらく進むと…、おお、橋脚に重厚な装飾を施した、扁平な鋼アーチが見えてきた! ちょっと今まで見たことがない、独特のスタイルをしています。これは古い橋に違いない…。
本町通りを渡す、本町橋です。船長さんによると、大正2年竣工の、大阪で最も古い橋だそうで。やはり! しかし、星霜を経てきた割には、よい状態に保たれていますね。

大阪の橋梁群については、そのほとんどを網羅している「歩いて大阪八百八橋」という素晴らしいサイトがあり、ぜひご覧いただきたいのですが、そちらによると、昭和57年に改修を受けているとのこと。最長老の橋として、大切にされている橋なのですね。

15170.jpgクランク状に曲がった区間(『本町の曲がり』と呼ばれていたそうです)を過ぎると、桁橋の集中地帯に差し掛かりました。中央大通り、農人橋です。

橋の集中に加えて、頭上には阪神高速1号環状線と13号東大阪線がからみ合い、一大ジャンクションを形成しています。東京で似たようなところを挙げるとすれば、江戸橋ジャンクション(過去ログ『日本橋川…2』)でしょうが、こちらの方がはるかに濃密で、水平すらあやふやになりそうな感じ…。

しかし、桁下の低さ、ゾクゾクしますねえ! 江東区なみに、もっとギリギリな橋もあるのかなあ…。
撮影地点のMapion地図

(21年9月12日撮影)

(『浪花濃厚水路…5』につづく)

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タグ : 東横堀川 高架下水路 大阪水上バス

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